ミャンマー命ネット

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CDMは名案か?

ミャンマー国軍がクーデターを起こし、国の全権を掌握しようとした時、多くの公務員は、市民不服従運動(CDM: Civil Disobedience Movement)を行って抵抗した。 実際に行政を担っている彼らが出勤せず業務をしないことで、国家としての機能を麻痺させて支配者の思いどおりにはさせないという運動である。 独裁者を倒す手段として、この方法を考え出し提唱した者は、異国の先人であることはわかっているが、今回のミャンマーのクーデターに対して広がったCDMは、誰か特定の

    • 誰が、どうやってミャンマーに平和をもたらすか? Who and how can bring peace to Myanmar?

      標題の質問への回答をお待ちしております。 国籍も背景も問いません。武力支持の方からも非暴力主義の方からも歓迎です。 We are waiting for your answer to the above mentioned question. Your personal data such as nationality, occupation, position, etc. are not necessary to mention here. Any kinds of opi

      • 誰のための命か

        7月の半ばぐらいから、ヤンゴン管区内での爆破や狙撃の頻度が増えてきた。 この状況を日本にいる友人たちに伝えると、いまだに兵士たちは民衆を襲っているのかと、みんな顔を曇らせ憂いてくれる。 そこで、いやいや、そうではなくてと、改めて実情を伝えることになる。 毎日のように頻発している発砲発破沙汰のほとんどは、軍や警察を標的にした民主派武装組織による一撃離脱なのだ。今やヤンゴンでは、攻守が逆転していると言ってもいい。 国民統一政府(NUG: National Unity Gove

        • 守るべきは、国か命か尊厳か?

          ロシアのウクライナ侵攻もミャンマーの内戦も、いまだに解決策が見えてこない。 現状を把握するための情報は、既に十分にメディアにあふれており、大本営発表でしか異国での戦況を推し量ることができなかったアジア・太平洋戦争の頃とは、まったく違う環境にある。 ミャンマー問題の露出度や関心度は、ウクライナが戦争状態になってからというものの格段に落ちてしまったが、先のNHKスペシャルなどは、さすがの取材力で、現状を十分に公平に伝えていた。https://www.nhk.jp/p/spec

          暴力ではない強い力

          「no more violence」の姿勢に共感していただいている寒谷峠さんよりメッセージが届きましたので、以下にご紹介いたします。 件名:暴力ではない強い力 4月17日放送のNHKスペシャル「忘れられゆく戦場~ミャンマー 泥沼の内戦~」を観ました。 https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/KVW1GKYWWQ/ https://www.nhk.or.jp/special/myanmar/ とても重

          暴力ではない強い力

          蜂起は高貴か?

          (2022年3月4日、記) たった一人の老害で、人類が滅亡してしまうかもしれない。 これが、専制主義の怖さ、原子力の怖さ。 (2022年3月1日、記) ヨーロッパで戦争が始まってしまった。 昨年3月、ミャンマーの国軍記念日の招待に応じた数少ない国の一つがロシアだった。 国営メディアを前に、デモを制圧した武器の数々を手に取りながら談笑する総司令官とロシア国防次官の姿は、背筋が凍りつくようなシーンだった。 親ロシアを公言する国はわずかでも、もし中国がロシア支持を表明

          蜂起は高貴か?

          今、リーダーがやるべきことは?

          今月ヤンゴンでは、鍋釜を叩いての抗議や沈黙のストなど、武器を持たないでの軍への意思表示が復活している。 https://news.yahoo.co.jp/byline/funakoshimika/20211210-00271902 脱走兵の話も時々報じられるが、彼らを民衆側は、ならば民兵となって軍と戦ってくれと駒として受け入れるのか、もう戦わなくてもいいんだよと、家族ごとかくまう体制や施設を持って受け入れるのか、そのどちらかで、迷える兵士の気持ちは大きく違ってくるのではない

          今、リーダーがやるべきことは?

          (継続中)ミャンマーに平和を取り戻すアイディア募集!

          武力に頼らない民主的解決法の代表が、選挙(election)や国民投票(plebiscite / referendum)ですが、ミャンマー国民の選挙に対する不信感は相当なもののようです。 まずは、クーデター後の軍主導の政治に対する信任不信任を問うべきではないかと思いますが、やるとしたら、準備から当日、そして事後の結果受入れの継続まで、完全に第三の国々が共同で実施して監視するしか、透明性公平性は確保できないように思います。 けれども、世界の現状では、国民投票実施への国際委員会

          (継続中)ミャンマーに平和を取り戻すアイディア募集!

          選挙の歴史, History of elections in Myanmar

          2月に軍がクーデターを起こした理由として、2020年11月の総選挙で不正があったと主張し、一年以内にでも再選挙をやりそうな勢いでしたが、いつしか、2022年までには…2023年までには…と、再選挙を先送りしているような感があります。 一方、民衆側は、選挙に対してどういう感覚でいるのか、一市民が思いを吐露してくれました。以下、原文と和訳です。 I am so sad for the people from other countries throughout the worl

          選挙の歴史, History of elections in Myanmar

          (継続中)ミャンマーに平和を取り戻すアイディア募集!

          これまでにいただいた声から、軍人から成る仮政権を政治経済で孤立させること、それにより「血の金」を断つことで、軍の武装化を抑制できるのではないかというビジョンが見えてきました。 課題としては、一部の強国が必ず反対して制裁の包囲網を破ってしまうこと、外部との遮断が国民の貧困化を助長してしまわないかということなどが懸念されます。 引き続き、武力に頼らずミャンマーに平和を取り戻すにはどうすればいいか、みなさんのひらめき、名案、やるせない想いなど、お待ちしています。 この下のコメン

          (継続中)ミャンマーに平和を取り戻すアイディア募集!

          Mさんからの便り-後段, Letter from Mr. M (3rd part /3)

          (…continued from 2nd part) Japanese people can help Myanmar people by not investing anything and not supporting and cooperating with any state organizations during this situation. If you do that, you encourage "Blood-money". Because the Ar

          Mさんからの便り-後段, Letter from Mr. M (3rd part /3)

          Mさんからの便り-中段, Letter from Mr. M (2nd part /3)

          (...continued from 1st part) Instead of that, the Army tried to kill the people. Same, the police say "May I help you?" Instead of that, they help and cooperate with the Army to kill the people. All of the brains of soldiers and policemen h

          Mさんからの便り-中段, Letter from Mr. M (2nd part /3)

          Mさんからの便り-前段, Letter from Mr. M (1st part /3)

          The soldiers are shooting and have no idea to stop shooting while armed people are standing for demonstrating. So, what will you do if you are there? Shall we run? How long shall we run? This coup is not the first time. This is the second

          Mさんからの便り-前段, Letter from Mr. M (1st part /3)

          ミャンマーに平和を取り戻すアイディア募集!

          ここは、平和の語り場です。 武器を持たず、暴力を振るわず、戦闘をすることなく、本当に国民によって選ばれた者たちによる政府を樹立し、平和な社会を築くためには、何をどうすればいいでしょうか? 月並でシンプルな問いかけですが、何かひらめいた方、名案を温めている方、憤懣やるかたない方…その考え、想いをシェアさせていただけませんか。 この下にあるコメント欄に書き込んでいただければ、ありがたいです。 なお、筆者さんは実名を公表しないようお願いします。 自由なご意見を待ってます。

          ミャンマーに平和を取り戻すアイディア募集!