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アンマchan
2022年6月9日 17:30
2022年5月30日~6月3日に朝日新聞夕刊で短期連載された記事『泡盛に乾杯』の中に、「君知るや名酒泡盛」という言葉を見つけた。記事によると、泡盛とは『タイ米を原料に、黒麹菌を使う独特の製法によって生まれる』酒で、現在『酒造所は本島と八つの離島に46カ所ある』という。『かつて首里(那覇市)に集中していた酒造所は(第二次世界大戦による)沖縄戦で壊滅』し、泡盛を造る材料も無く、『米軍から配給され
2022年3月24日 17:30
以前の拙稿で、なぎら健壱著『東京酒場漂流記』(ちくま文庫、1995年。以下、本書)から「どじょう鍋」に関する文章を引用した。改めて本書をパラパラと読み返してみて時の流れを感じてしまったのだが、それもそのはずで、単行本の出版が1983(昭和58)年(文庫化は1995年)だから、紹介されるエピソードは、もう40年以上も前のことになるのだ(ちなみに、手持ちの文庫本の奥付を見ると2000年6月(7刷)
2021年7月15日 17:30
2021年7月、東京は4度目の緊急事態宣言下に置かれることになった。酒呑みの私としては、前月末に明けた3度目のそれから、ようやく馴染みの店を一巡して「さあ夏本番、美味いビールと冷酒を楽しもう」とエンジンが掛かり始めた矢先の突然の出来事だった。これで、またしても「家呑み」に逆戻りである。片口「一人暮らしオヤジ」である私は、特にこだわりもなくぞんざいに、四合瓶または一升瓶の日本酒を少し大きめの