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知らなきゃ危険!インド株式の4つの落とし穴

皆さん、インド株への関心はいかがでしょうか。前回ではインドという国、そして株式の魅力を伝えてきましたが、今回はその世の中の盛り上がりとは打って変わってインド株式の4つの落とし穴を解説していきます。

これからインド株式の投資を考えている方、他の新興国への投資を考えている方、リスクも踏まえて投資判断をするのが良いのでは。では早速行ってみましょう!



落とし穴1️⃣:インド市場のインフレと高い金利

インドは長期のインフレに入っています。それに伴って驚異の政策金利は6.5%!マイナス金利の日本では考えられないですよね。このように長期のインフレが起こる場合、円高ルピー安につながるため、為替リスクについては気を付けましょう。1番良いのは為替リスクをなるべく分散させるために毎月積立することですよね。

ただ、為替差損を踏まえても、インド株式そのものの成長が凄まじすぎて、それを差し引いても素晴らしいリターンを生んでいるのです。それがインド株式なのです。以下グラフは円ベースなので、為替差損を加味した数字となります。




落とし穴2️⃣:激しい値動き

これは前回も紹介しましたが、新興国ならではの激しい値動き(=高リスク)が目立ちます。先ほどのグラフではインドが米国よりはるかに上がっているように見えましたよね。でも、切り取る期間によっては、実は米国株の方が優勢だったりします。証券会社やブログ、動画の作り手の偏った意見だけを信じないこと!注意してください。

この期間だとインド株も米国株もあまり変わらない…

そして、株価の暴落も心の準備をしておくと良いでしょう。リスク許容度の解説も一緒に、以下のブログで紹介しています。詳しくはこちらを見てみてください!



落とし穴3️⃣:永遠と続かないバラ色の人口構成

前回、インドの平均年齢が28歳(日本が48歳)と、労働力が国を支えるという話をしてきました。ご安心ください、その傾向はまだまだ続きます!

ただ、現在進行形のインド政府による人口抑制策もあり、人口は増え続けているものの、実は、出世率はジワジワとすでに下がっています。そして、そのスピードは過去の日本や中国よりも早く進んでいるということに注意しましょう。

(出典:JETRO)

今後10年間での株式への影響はないと思いますが、今後30年、40年というスパンで少子高齢化は来ると予測されています。大抵の方は10年20年の投資を考えていると思いますので、あくまでも参考として捉えてもらえればと思います。

どの国もそうなのでは?という方、鋭いです。先進国はほぼその傾向ですよね。唯一、アメリカは移民を迎え入れているので安定した労働力を担保し続けられているのも米国株を支える強みだったりします。… すみせん、余談でした。



落とし穴4️⃣:割高か割安かの見極め

インドは新興国に分類されるので、一般的には割安と思われがち?一方で、ニュースではインド株式は割高という意見もよく散見されます。結局どっち?となっちゃいますよね。

私の見解としては、インド株式は「割安でも割高でもない」という評価になるかと思います。これはPERやPBR、バフェット指数などを通じて他国と比べると分かりやすいのかなと思いますが、以下をご覧ください。深い解釈は割愛しますが、ざっくり、加熱されてる米国株と、冷え切った日本の間にインド株があります。

(出典:JPMアセットマネジメント)



おわりに

いかがだったでしょうか?投資には常にリスクが伴います。インド株の過去のリターンだけを見るのではなく、これら4つの落とし穴を理解することで、「納得できる」投資判断につながるのではないでしょうか。投資はその「納得」が大事なんです。

まだまだ、このブログでは、インド株式シリーズは続きます。是非フォローして、一緒に勉強していきましょう!



再掲)どんなブログにしていくの?

改めて、1か月前からこのブログ始めました、インデックス夫婦です!ここでは、新NISAについて、初心者から中級者に向けて有益情報を発信していこうと思います。特徴としては 「図解で」「一口サイズで」学んでいく、そんな場にできたらと思っています!これまでも以下のような記事書いていますのでもしよかったらぜひ!

今後このようなトピックを扱っていこうと思っており、Xも始めたのでぜひフォローお願いできたらと思います!

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