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ソーシャルライティング講座(第5回)

こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の御田村瑞恵です。
9月半ばを過ぎると、少しずつ秋の気配を感じ、いよいよ「学びの秋」の到来ですね。当NPOでは、9月19日(火)にソーシャルライティング講座の第5回を実施しました。

第5回のテーマは「前向きな表現方法、文章の公式、字義通り正確な表現、反復・リズム・韻」でした。今回もグループワークを行い、徐々に各自でソーシャルストーリーを書けるようになってきました。講座の途中で原田潤哉先生から「ビジョントレーニング」についてご紹介いただき、終了時間を延長して、熱く盛り上がりました。次回の講座も楽しみです。

それでは受講生からいただいた感想を紹介します。

  • 前回の講座で作成途中だったソーシャルストーリーを、今回の講座前にメンバーが完成させて投稿されていたので、具体的な事例を基に、話し合うことができてよかったです。もともと運動会のリレーへの参加がスムーズにできるようにというところから書き始めたものが、作成していく中で、運動会の一日全体を視野に入れたものになっていたので、いくつかの部分に分けて書いていくとよいことが分かりました。また、実際に書いたソーシャルストーリーの活用の仕方(子どもの隣に座って一緒に読み聞かせるようにすること)やファイルでの保存の仕方なども分かってよかったです。そして、パワーカード(子どもの発言で本人の興味関心や願いなどを表す言葉)をソーシャルストーリー作成の中で活用していくとよいということも大変参考になりました。保護者や指導者の立場から、子どもが生活していく中で、「身に付けさせたい、指導したい」という教師の願いからソーシャルストーリーを書くことが始まりますが、まずは、子どもの様子を観察しながら、できている分、強みの部分を肯定しながら、本人の価値観やモノの見方(視点)に立った伝え方で表現して、伝えていくことが大切だと感じました。講座の中で、応用行動分析やトークンシステム、ビジョントレーニングなど様々なアプローチとも併用しながら、実際の支援を組み立てていく具体的な話も、現場の中での活用につながると感じました。【公立小学校教諭】

グループワーク後に原田先生からコメントをいただいている様子
  • 一つずつ丁寧に、色々とみなさんのお立場からや、情報を得られるのでこの講座はすごいと思いました。ソーシャルストーリーの文章作成のトレーニングや、ソーシャルストーリーを使わないで、他のやり方も学べられるので、ありがたいです。課題のソーシャルストーリーを作てみることを頑張ってみます。息子との日常での中で、ソーシャルストーリーをいくつか書いてみます。【保護者・ペアレントメンター・介護福祉士】

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ソーシャルライティング講座は途中からでも参加できますので、ご興味ある方はこちらのホームページをご覧になって頂けたらと存じます。ソーシャルライティング講座

さて、現在、NPO法人日本インクルーシブ教育研究所では、誰もが違うということを学ぶ「多様な発想支援士養成講座」を開催しています。多様な発想支援士とは、子ども達がありのままの自分を好きになって、幸せな大人になっていけるよう手助けする人のことで、人と人がゆるやかに繋がっていき相互承認のある社会を目指します。毎月25日までにお申し込みいただき、翌月1日から3ヶ月、動画を視聴して自分と周りの人達との多様性について考えていきます。講座では、まず、私たちが置かれている多様な世界について共有していき、一人一人が多様な発想を持って、その状況に向き合っていくことを目指します。この養成講座は特別支援とインクルーシブな視点を盛り込んでいますので、保護者対応でお困りの方は自ら解決策を見出すことができるようになります。多様な発想支援士養成講座の詳細は、ホームぺージをご覧になってください。

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