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懺悔室

24
ああ、神父様。私は、
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記事一覧

あのきら星に手を伸ばせ

胸まで伸ばしていた髪が、ぱつん、と。
白いケープの手元に落ちてくる

さようなら、短い2ヶ月を走りきった私
ここがあなたの帰る現実の入り口です。

当日の朝まで、なんなら家を出る数分前まで、カレイベでカレンダーが貰えることを知らなかった無知のオタクは、服屋でもらったノベルティーの薄っぺらいトートを肩に引っ掛けて玄関のドアを閉めた

凍えるように寒いのに、現場がある日はもこもこのコートを着られないの

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りさ子のガチ恋俳優沼

2022/11/6 マチネ
観劇してきました。

大学4年生の頃に読んで衝撃を受けた原作。
今回再再演ということでようやく現地で見ることができました。

自分も変わって、時代も変わって、なにより推しが変わって。
そうして"今"みるりさ子、ほんっっっっとにエグくて笑っちゃいました。

りさ子、26歳なんですね、しょーたくんは24さい。
私と、ながたのせーくんと、全くの同い年で

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乖離性の罪の偶像

殺意で生きてる

大げさじゃないかも

結構まじめにそう

舐められたら負けだし
ていうかむかつくし

やられる前にやらなきゃだし
先手必勝、一撃必殺

なんやかんや自分がかわいーので
守ってあげるのに必死

ピンヒール、赤リップ、黒髪ストレート
強くあれ、そんなおまじない

鎧を纏え、視線で射殺せ
戦うことが生き抜くこと

トールサイズのloveひとつ、オールミルク、エクストラホイップ、キャラメルシロップ追加、テイクアウトで。

【未完、供養のため投稿します】

夜行バスを待つ時間はいつまで経っても切なくて、満たされているのに苦しくて、いつもカモミールティーラテの味がする。

バーイベも3年目となればオタクだって慣れが出る。
好きだからムカついて、好きだから悩んで、好きなのに嫌いで、好きだからチケットを取って、ぼんやりとした苦い香りの中に落ちていきながら、それでも好きだからこうして会場まで足を運ぶ。

好きだった。

たぶ

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深淵の縁より愛だけを込めて

うつ病、だと思う。

ずっとずっと認めたくなくて、住む場所も行くところも無くなってしまうから仕事を失ったり評価に響くのが怖くて、やっと半年以上かけて病院に行こうって決意して、でも抗うつ薬には抵抗があって、漢方を処方してもらった。

この一年

苦しいことがたくさんあった。
新社会人が甘えてるんだわって思って、ナーバスになってて過剰に不安になってるだけだって思って前だけを見て、このくらいで病気か

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お母さん、私いまなら何だって売れる気がするよ。

幼い頃
「あなたはきっと教祖に向いてる」
と言われたことがあって

なんやねんそれ
子供に向かって言うことかそれ

一時期真面目に宗教家?教祖?になって信仰宗教でもはじめよっかなと思ったことがあったりしました
ありがたい壺とか、神秘の水とか、経典CDとか、お清めと称して私に羽根で叩かれる権利とか、そういうの売って暮らすの、なんだか面白そうじゃないですか

人って宗教がないと生きていけないと思ってい

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夢はド派手に

帰省してきました。
この街に戻ってきたことを、日常に帰ってきたことを、心から後悔するくらいステキな連休でした

希望休を出したわけじゃないのに金土の稼ぎどきに2連休
いろんなことが苦しくてつらくて、あぁもう何もかも放り投げられたらってどうしようもなくなった時にはもう夜行バスをとってました

遅番なのに残業しちゃって走って家に帰って慌てて荷物まとめて名古屋駅百合の噴水広場
ちょっと背伸びして買ったジ

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『りさ子のガチ恋♡俳優沼』を読んで

2年3組 夢乃 ありす

「私は、太陽を見ていた。」

こんな風に思わせるような魅力のある人は、いったいこの世界にどれだけいるんだろう。

主人公、りさ子の「推し」ている舞台俳優さんは、彼女にとって間違いなく唯一の光で、「抱きしめてくれる太陽」である事がプロローグから何度も強調されて描かれている。舞台上でまばゆいライトに照らされる俳優さんは間違いなく客席に座った私たちにとってのかけがえのない存

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幸せを願うのは傲慢だ

と、思った。
それだけ。

ひとの幸せのかたちはそれぞれ違うわけだし、勝手に願っても祈ってもそれが嬉しいことなのかはわからないってことだ

手元にチケットがない

こわい

このままここで、途切れてしまうんじゃないかって
思って

次のチケットがあるから死ねなくて
次の現場にいくために頑張って

そうしてここまで繋いできたはずだったから

私は推しのことを知って、ささやかながら応援させていただきま

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緑色の服を着て

ネタバレありnoteです

ミュージカル刀剣乱舞 三百年の子守唄、再演をみてくれ。話はそこから。
責任取れないです。とか言いつつレポではありません備忘録ですらないかも。ふんわり感じたことを。

まず、「みほとせ行けないかも事件」の際は大変お騒がせしました…
いや、クレカでチケ代払うと生活ままならなくなるから必ずニコニコ現金払いにしてたんだよぉ…それすら忘れるくらい忙しかってん……言い訳
ごめんなさ

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見ゆれば知らむ

明けましておめでとうございます

ばっかり聞いてたらきっとゲシュタルト崩壊しちゃうんじゃない?って思って

こんばんは

って声をかけてみた。

ほんのわずかな時間だけ驚いたような顔をして、それから丁寧に

こんばんは

とかえしてくれた。

推したる所以
こちらが何を言うかも吹っ飛んで慌てて話し始めてもきちんと挨拶を忘れないところ。

オタクもいろいろと、思いました。
そんな、リリイベでした。

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もう一度幕が開く前に
彷徨える全ての過去に捧げます

このnoteは、私個人の考え方、意見を文章化したものです。どなたかを傷付けたり考えを変えさせたりするつもりはありません。ただ文字に書き起こさないとだめになってしまう気がしたのでそんな私の自己満足をここに記します。

オタクに推しの在り方を決める権限はない

当たり前のことだけど、もう一度。
自分に言い聞かせるために何度でも頭の中で繰り返す。なん

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波に揺られるまま帆船はあたらしき日の風を待ちながら眠るのか

2018年9月11日。

私にとって3回目のリリイベに行ってきました。
場所は池袋のサンシャイン、噴水広場。舞台『煉獄に笑う』からずっと足を運んでいる、安心して行ける現場。

この日にたどり着くまでの道のことを、長くなるかもしれないけど、ゆっくりでも確実に紡いでいきたい。

私はもう、疲れ果てていました。
推しさんのこと、大好きな気持ちは変わらないはずなのにほんの数ページのネット記事も読めないし雑

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好きにかたちがあるならば

それならどんな かたちなの

好きにかたちがあるならば
それならきっと らむね瓶

きらきら かざせば 透きとおる
いちばんぼしが瓶のなか

淡いぶるーの うすごおり
かちかち 鳴って しゃべってる

いったい何を いってるの
それは誰にも わからない

空にむければ いつだって
そこには ひとつ おほしさま

瓶のなかみの そーだ水
いまか いまかと まちわびて

いつかを 想い 眠

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