見ゆれば知らむ
明けましておめでとうございます
ばっかり聞いてたらきっとゲシュタルト崩壊しちゃうんじゃない?って思って
こんばんは
って声をかけてみた。
ほんのわずかな時間だけ驚いたような顔をして、それから丁寧に
こんばんは
とかえしてくれた。
推したる所以
こちらが何を言うかも吹っ飛んで慌てて話し始めてもきちんと挨拶を忘れないところ。
オタクもいろいろと、思いました。
そんな、リリイベでした。
推しを知ったばかりのさきやまにあ一年生の私は現場のたびにふわふわしたばっか
地に足がつかなくてこつんこつんと小さくはねるヒールのパンプスがわくわくした気持ちを後押ししてくれた
私ももうすぐ三年生
中学、高校なら最後の年かぁ。もうそんなになるかぁ。振り返ってみても後ろにあるのは道とは言えないようないびつなものだけ
だけどこうして、ここにいる。
ひとりの人をこうして、好きで居続けて
ささやかながら、ひっそりと、それでも応援させてもらえて、しあわせだなと。思ったり。
やっぱり私は出来た人間ではないので
もやもや、いらいら、抱えながら今日もこうして、あー…またやっちゃったよと思いながらも電車に乗って帰ってきたのでした
推しの全てを肯定できるわけじゃないです
推しの全てを愛せるわけじゃないです
推しの全てを見ることはできないし
推しの全てを聴くことはきっと許されない
若く、青いなりにも私にはこれまで生きてきた想いがあって、それを簡単に曲げることはできなくて
だけどきっとこうしてあの水色の紙切れを大事に手のひらに握りしめたみんなもきっとそれは同じなんだなと思いました。
推しとオタクは似る
というよりも、どこかに近い性質を持った人たちがその人のオタクになるんだと思っていて、同担は言うなれば、そうだなぁ…
「生真面目でふざけたがりの、陰のある委員長」
そんな感じがするのです。みんな。
推しもちょっと、そんなところがあると思うのです
ふと夜中に目が覚めた時にでてきた言葉があれならば、推しだってきっと私たちとちょっと似ている、そんな人間なんだろうなと思いを馳せたり
抱えた陰の、闇の重さにもがきながら
自分の信じる正義を貫き
でもなんだかおふざけや言葉遊びも面白おかしくしたくなっちゃう
ような。
なんかうまく形にならないけどそんな。
これを書いていたらあんなに来なかった眠気がふんわりと降りてきて、ぎゅんと頭も痛くなってきた
弱小部活動レベルのほんのりした感じではありましたが小学生からずーっと、音楽に触れてきました
なのに劇場やホールやライブハウスのような密閉された空間が苦手なの。大きい音に耐性がない上に息をするのが下手なようで、アドレナリンが切れたらそれまで。会場をでたらその日中はずうっと頭は痛いし肺は苦しいし…
舞台俳優さんを応援するにも、アーティストさんを応援するにも、不向きな体質の私ですが
こうして蒲田の駅で降りたのにはそれなりに理由が。
まだ好きでいたかった
まだ信じたかった、だから。
ずっと、とか、永遠に、とか、絶対に、とか
簡単にそういうこと言うって不誠実だって思っちゃうから「まだ、今だけは。願わくば近い未来までは」と頭の中で付け足してから。
私は推しの声が大好き
推しの話す声を、演じる声を心地良いと感じて、その歌声を信じたくて、それから、それから
あの日にもう一度心の内側が自分にめちゃくちゃに荒らされて散らかったまま、くじから出て来た座席番号は6列13番。
段差もないくらい前で、まぁるい瞳がくるくる動くところまで見えるようなすごい席だった
目を合わせるだけが優しさだとは思っていなくて
喋ってる時とか、歌ってる時とか
どこみてるのー?って。ふふ、笑っちゃうくらい
誰のことも見ていないでしょって
それが、その方が優しいよねなんだか
ファンをファンとして扱ってくれる姿勢がだいすきだなと思いましたね
ファンでいればいいんです
別にいつもの毎日みたいにステータスとか背負わなくたって、推しのことだいすきでめろめろなひとりの誰でもない誰かでいていいのがとても心地よくて
だいすきなとこはそのままに
大きく変わったなぁって思ったな、なんだか
やっぱりクリスマスのあの夜があったから
きっと私たちがすんなり詞を受け容れたのが伝わったんだろうなーって考えながらきいてた
ねぇ
そんなに不安になられると不安になっちゃうよ
そんなに自分に魅力がないって思うの
そんなに簡単に他に行くと思ったの
そんな簡単に離れると思ってたの
お手紙読んで、握手しながら話して
ほんとはわかってるんでしょー、ねえ
そんなにすぱっと離れてなんかあげない、嫌いになってなんかあげられないからね
めっっっっちゃくちゃに重いよ覚悟して
磨いて磨いてまだまだ光ってね
そのためのサポートは微力ながらも絶やしません
まだまだ嫌いになりません
まだ好きでいさせてね
信じさせてその声を聞かせて
夢を見せてよ
てっぺん取ってよ、そしたらそこで笑ってみせて
全部全部始めから終わりまで全てが報われるよきっとあなたもわたしも
惰性で推していたくはないの
ねぇその大きなお目目
ガラスじゃないんでしょかっぴらいて辺りを見て
夢中でいるから、夢の中にいるうちに決着つけて
次こそは
ずっと離れないからって目を見て言わせて
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