子どもの巣立ちを迎えた親子が、成長と絆を深めた家族旅行
実は旅行が苦手でした。
若いころにガンを患ったせいで病弱。
そのうえ子育てに追われていたこともあり、「旅行に行きたい!」という気持ちがあまりありませんでした。
それだけ子育てと自身の体調管理が大変だったのかもしれませんし、夫の転勤で関東近辺を転々としていたからなのかもしれません。
また、わたしは豆腐メンタルで繊細な性格。
友達と旅行に行くとなると、
などと、考えてしまい二の足を踏んでいました。
わたしのように考えてしまう方も多いんじゃないでしょうか。
それでも子どもたちとの思い出の1ページを作りたくて旅行を計画。
思いの外、子どもたちの成長を感じられる旅行になったのでお話します。
*
昨年の夏の終わり。ママ友とランチをしたときのこと。
「結婚したら、家族水入らずで旅行に行けなくなるよ!」
と、言われたんです。
娘が25歳、息子が23歳。
娘は昨年の春に、息子は今年の春に社会人になります。
それぞれパートナーもいて、いつ結婚してもおかしくない年齢。
「まだまだと思っても、すぐに結婚しちゃうんだから!」
と、ママ友からのアドバイスがあり、息子の大学卒業のタイミングで家族旅行をすることになりました。
……とは言っても、家族それぞれの予定を合わせるのはなかなか難しい。
それでもやっと日を合わせて、2泊3日で福岡へ旅行に行くことにしました。
なぜ福岡なのかというと、「食」を楽しみたいから。
「福岡に転勤したら、食べ物も住み心地もよくてマンションを買った。」
などと、転妻の友達から聞いていたので、一度は行ってみたかったんです。
それから、移動は飛行機ではなく新幹線を使うことにしました。
昨年の夏、新潟への新幹線の旅があまりにも快適すぎて、飛行機ではなく新幹線を選びました。
もちろん、東京から福岡までは5時間かかります。
飛行機なら半分以下の時間で済むのですが、
・座席が広いこと
・電車の中でビールを飲みたい
という願望が強かったのです。
【1日目】新幹線で食べる駅弁とビールを楽しみに福岡へ
東京駅で駅弁とビールを買い込んで新幹線の中で食べ、ひと眠り。
名古屋を過ぎた辺りから読書をしたり、旅行中のスケジュールを確認したりしているうちに博多に着きました。
1日目は16時に予約して、遅いお昼ごはんというかちょっと早いもつ鍋の夕食。
18時には念願の屋台を楽しみました。
【2日目】水炊きの美味しさに感動!
2日目は大宰府天満宮の仲見世通りで食べ歩きをして、その後、天神からウォーキングしながら大濠公園まで。
18時から予約した水炊きのお店までちょっと時間があったので、ぶらぶら歩きながら可愛らしいカフェやケーキ屋さんも見つけました。
はじめての水炊きに大興奮!
鶏のうまみを十二分に味わいました。
おなかいっぱいだったので、ホテルまでは徒歩で。
2日目は2万歩も歩きました!!
さすがに疲れたので、ホテルの部屋にマッサージチェアでリフレッシュ。
足の疲れも取れました。
歩くのが大好きな息子は、まったく疲れなかったようです笑
【3日目】苦手な行列に1時間並んで、やっとたどり着いたラーメン!
3日目は福岡空港の見学とラーメンを食べることに。
福岡空港は市の中心部からも近い都市型空港だと聞いていたので、どれだけ近いのかを知りたかったんです。
地下鉄を利用したら、天神から10分程度で福岡空港に着いてビックリ!
コンパクトな空港で便利だと実感しました。
展望デッキで飛行機の発着を見るのが好きなんですが、大人になってもワクワクしますね。
ラーメンは福岡に住んでいる友達に美味しいラーメン屋さんを聞き、1時間並んで食べました。
普段、行列に並ぶのは好きじゃない。
近所の有名なラーメン屋さんにも並ぶくらいなら食べたくない!と言うのですが、旅行に来たからには……という思いでがんばって並びました。
それに、年とともにラーメンを食べるとお腹がゆるくなっちゃうんですよね。
油が苦手なのかもしれません。
本当はShin-Shinというお店に入ろうと思ったのですが、想像以上に並んでいたので断念。
「豚骨カプチーノ」というスープが気になったので一双というお店で食べました。
その後、新幹線の時間までお土産や軽食を買っていたら、あっという間に新幹線の時間になってしまいました。
明るいうちに福岡を出発し、東京駅に着いたのは20時。
もちろん、夫や子どもたちは帰りの新幹線の中でもビールを飲み、旅行気分を満喫していました。
わたしは新幹線が出発してすぐに寝てしまい、名古屋辺りまで気づきませんでした。
起きると外は暗くてちょっぴり寂しくなったけど、現実の生活に戻るまで5時間という移動時間が必要でした。
飛行機では眠れないのですが、新幹線はぐっすり熟睡できるので疲れがすこし取れた気がします。
より一層、新幹線の旅行が好きになりました!
*
子どもたちが小さいころの旅行は、彼女たちの分の準備をしなければならなかったので大変でした。
長時間移動のときは、子どもたちが疲れてしまって眠ってしまうと抱っこするのも一苦労でした。
いまでは自分たちの準備はもちろんするし、疲れないようにわたしの分の荷物も息子が持ってくれる。
美味しいお店は娘が友達や先輩に聞いたり、Instagramでリサーチして予約してくれました。
仕事や日常生活のストレスから離れ、リフレッシュできただけでなく、子どもたちが頼もしく感じました。
それだけでなく、旅行中はリラックスできて、いつもよりもコミュニケーションがとりやすい。
お互いの考えや将来のことなど深い話もでき、家族の絆が一層強くなった気がします。
苦手だった旅行ですが、昨年は両親や叔母と旅行へ行ったり、夏には娘と二人旅行へ行きました。
娘との旅行は、気をつかわず純粋に楽しめました。
すると徐々に、「旅をしたら知識が増え、感性を磨けるんじゃないか」と思うようになったのです。
子育てが一段落したので気持ちに余裕ができたのかもしれませんが、苦手意識が薄れてきたような気がします。
子どもの成長とともに旅行に対する気持ちも変わってきたのでしょうね。
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