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成人式に行かなかった、ハタチの私へ。

新成人の皆さま、
おめでとうございます!
ハタチって、とくべつですもんね。

毎年毎年、ニュースを見るたびに
あの白いファーはなあ、、とか
あら、また騒いでる人がいるのね!

なんて、ご飯を食べながら
もう他人事。

だって、私がハタチになってから
世界はもう、7年が経っていたのだから。

私は、7年前、
成人式に行かなかった。

物理的に行けなかったわけじゃなく、
行かなかった。

今になって、
この時期になると
どうしてだろう?と考えることがある。

明確な理由があったのだろうか。

たしかに、私は地元から
遠く離れた大学に進学した。
スッと行って、パッと帰れる距離では
なかった。
※今思うと飛行機で1時間半なんだけど。

何かしら理由をつけて、
わたしは地元にすら、帰らなかった。

ただ、
母が学生の頃着た、代々受け継がれた
素敵な着物を着て、写真は撮った。

今よりもぽっちゃりしていて、
写真の中の私は、
似合わない化粧をされていた。

その写真は、
今見ても笑ってしまう。可笑しくて。

なんで、
行かなかったんだろうか。

たぶん、
行きたくなかったんだ。純粋に。

別に友達が嫌いなわけじゃない。
地元が嫌いなわけでもない。

ただ、
その時の私は、その時の私が
あまり好きではなかったんだと思う。

一生に一度の、
大切な、素敵な日なのに。
大切な、家族への御礼も伝えられる日なのに。

そこに、私の姿は無かった。

今思うと、
すごく後悔している自分がいる。

地元の友達とのくだらない話も、
今思えばかけがえのないものなのに。

疎遠になった友達との、ちょっと
気まずい雰囲気だって
味わうべきだったのかもしれない。

でも私は
そういう、その時しかないもの、こと、
雰囲気を、ぜんぶ

めんどくさいな で捨ててしまった。

人生の、大切な節目なのにね。

成人式に行かなかった、ハタチの私へ。

くだらない、めんどくさい、と
あなたが平気で捨ててきた、
友情も約束も、たった1日も、
大切なものだったよ。

思い出だけは、
前を向いても、戻ってこないんだから。

後ろ向いたって、
もう、待っててはくれないんだから。

今の私は、
くだらない約束も、
他愛もないおしゃべりも、大切にするよ。

新成人の皆さま、おめでとう!
平気で、なんでも捨てないでね。
くだらないこと、どうでもいいこと、
それこそ、思い出です。

さ、明日もいい日になあれ。!

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