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rakugaki_6「良い花はあとから」

良い花はあとから

なかなかアイデアが浮かばず、ただただスケッチブックの前で唸っている私に奥さんが助け舟を出してくれました。

「縁起が良さそうなことわざから、ヒントを得てみるとか」。

なるほど、そういうアイデアの出し方もあるよね。

奥さんが、使えそうな「ことわざ」をいくつかピックアップしてくれました。

そのうちの中で、一番具現化しやすかったのが「良い花はあとから」です。

早くから咲き誇る花より、あとから咲く花のほうが美しいという意味。
立派で充実したものは、時間を充分かけてあとからできる。

立派なものはそうやすやすとはできあがらない。

・・・そうそう、焦っても良いものはできませんよね。

遅咲きぐらいがちょうど良いのです、と自分に言い聞かせるのにも良い「ことわざ」です(笑)

「てるてる坊主」に引き続き、2枚目のデザイン画を描きおこしてみました。

大輪の白花の下に、それに負けない大輪の花となるべき希望の蕾が二つ。

この絵を奥さんと娘に見せたところ、「これはありじゃない?」という何とも無難なコメントが。

多分「てるてる坊主」と聞いたときのような意外性からの反発もなく、ありがちで無難に見えなくもないという感じでしょうか。

とはいえ、「花」自体はアクセサリー の王道ですし、「花」を主役というより「ことわざ」を切り口にしたハンドメイドのシリーズもありなのかなと思いました。

今後のバリエーションの可能性として、こちらのシリーズ化の方向性も探ってみたいです。

因みに。奥さんがピックアップしてくれた他の「ことわざ」もご紹介しますね。

「蟻の思いも天に届く」

小さくて無力な者であっても、一心に成し遂げようと努力を積み重ねれば、その思いを叶えることができるというたとえ。

・・・良い「ことわざ」だとは思うのですが、どう具現化したものか?ということと身に付けるものが例えだとしても「蟻」となると、ちょっと抵抗感があるかなと。

「雲の上はいつも晴れ」

悪天候で土砂降りだろうが、雲の上は晴れている。

今は不幸でも、その彼方先には幸せが待っているというたとえ。

・・・壮大過ぎて、どう具現化したらいいのか、まるで分かりません。

「言いたいことは明日言え」

言いたいことがあってもすぐ口に出さず、一晩じっくり考えてから言うほうが失言せずにすむということ。

・・・これ、一切具現化できる要素がないんですけど・・・。

「魚心あれば水心」

相手が好意的な態度で接してきたら、こちらも好意を持って対応しましょうという意味。

・・・これ、人として当然のような・・・。

「笑う門には福来る」

いつも笑いが絶えない家庭には、幸運が訪れますよとの意味。

・・・うんうん、笑顔が一番ですよね!

という感じで、「ことわざ」を具現化するのって、結構難しそうですね。

https://imaori.base.shop/items/50923893

https://imaori.base.shop/items/50924004

※追記

全く未経験の5年程前から、「良い花はあとから」はハンドメイド・アクセサリーとして一番最初に取り組んで、未経験だっただけに一番試行錯誤を繰り返した作品となりました。

OPEN直前までハンドメイド作品ならではの繊細さ過ぎる作りに対して、強化させる工夫もいろいろ試してこだわりました。

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