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rakugaki_51「日本酒呑み比べ」


飲み比べ大好き

東京の新川に住んでいた頃、近くに日本酒をメインにした酒屋さんがありまして、夕方あたりからお店の外に溢れるほどお客さんがやけに集まって盛り上がっているのを横目に見ながら何度も通り過ぎていたんですね。
どうやら蔵元さんをお呼びして、そこの日本酒の利き酒し放題的なイベントを定期的にされていたみたいです。
ある時勇気を出して中に入ったところ、日本酒がワンコイン500円で3種呑み比べができるとのこと。
そこで日本酒にはまってしまい、利き酒をして日本酒を買って帰ることが毎週の楽しみとなりました。

お酒は大きく分類して「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」と3種類あるのですが、酵母菌によって発酵されたものをそのまま飲む日本酒は醸造酒に含まれます。
他にはワインやビールなどもお仲間となります。
日本酒って大手の酒メーカーの安い合成酒のイメージが昔あって、なんかアルコール臭いというか酒酒していて悪酔いするイメージがあったんですよね。
で、こちらの酒屋さんで利き酒をした日本酒たちの中にはとってもフルーティで甘い日本酒に出会ってどっぷりと日本酒にはまってしまった次第です。

私は熱燗よりも冷酒でちびちび呑み比べをするのが大好きなのです。
で、今まで飲んで美味しかったと思った日本酒を紹介させていただきますね。


まず一番最初にご紹介するのが一番どっぷりはまった日本酒です。
●「積善(せきぜん)」蔵元:蔵元:西飯田酒造 場所:長野県長野市

大量生産をあえてさけ、手間をおしまず時間をかけた手造りのよさが伝統。花から分離した酵母を使用して、日本酒の伝統の技と最先端の研究の融合により生まれた、これまでにない新感覚の日本酒です。

「積善(せきぜん)」蔵元:蔵元:西飯田酒造 場所:長野県長野市
「積善(せきぜん)」蔵元:蔵元:西飯田酒造 場所:長野県長野市

「花酵母」ってはじめて知りました。
こちらの日本酒、とってもフルーティで美味しい!
たちまち「積善」の魅力に夢中になり、たくさんの種類を飲ませていただきました。

「59醸(ゴクジョウ)酒/純米吟醸」「コスモスの花酵母 ひやおろし」「セレクション なでしこ」「純米 初しぼり」「SEKIZEN 純米」「純米吟醸オシロイバナの花酵母 無ろ過生原酒」「純米吟醸 つるばらの花酵母 」「純米吟醸 りんごの花酵母」「桜の花酵母」「純米吟醸 愛山」「ひとそべり カトレアの花酵母 無濾過生原酒」「袋吊り斗瓶囲 雫 酒造好適米 山田錦」「契約栽培 美山錦使用 超辛口 +18 純米吟醸」「純米酒 金門錦 金木犀の花酵母」「純米吟醸 愛山×ひまわりの花酵母 生酒」「純米吟醸つつじの花酵母」「59醸(ゴクジョウ)酒 純米吟醸 三年目のうわき」「純米吟醸 花酵母仕込 夏の酒 生酒」

こうして書き出すと本当にたくさん飲んでいる(笑)


次によく飲んだ日本酒がこちら。
●「誠鏡(せいきょう)」蔵元:中尾醸造 場所:広島県竹原市

中尾醸造の創業は明治4年。
賀茂山系から湧き出る伏流水と、広島の良質米をふんだんに使った地酒を造ろうと「廣島屋」の屋号で蔵を興した。
その後、「誠鏡」という銘柄で親しまれ、その名前に込められた「杯に注いだ酒の表情を鏡にたとえ、蔵人の誠の心を映し出してほしい」という意味は、社是として蔵人たちの心に刻まれ、現在まで酒造りに励んできました。

「誠鏡(せいきょう)」蔵元:中尾醸造 場所:広島県竹原市

「番外品 二夏越えの ひやおろしプレミアム 純米原酒」「純米吟醸雄町 生詰 S1950」「純米吟醸生詰 幻 ひやおろし」「純米吟醸 S1968 KIYOMA」「純米造り」「超辛口 特別本醸造」「しぼりたて 純米生原酒」「純米雄町」「番外品 純米超辛口 無添加生原酒」「番外 無濾過 生詰 雄町80」「ひやおろし 無濾過原酒 純米生詰」


こちらもたくさんいただきました。
誠鏡と同じぐらい気に入って飲んでいます。
とってもフルーティ!
●「風の森(かぜのもり)」蔵元:油長酒造株式会社 場所:奈良県御所市

1998年に、地元の米を使った、搾ってそのままの生のお酒を、地元の人々に飲んでいただきたいという想いから、風の森は始まりました。
名前は、御所市内にある地名「風の森峠」に由来します。緑豊かな葛城金剛山麓に位置し、一年心地よい風が峠を駆け抜けます。
500年前に確立した奈良酒の伝統を、現代の技術を用いることで改変し、今の時代にしか造れない日本酒、次の日本酒への挑戦を続けてゆきます。

「風の森(かぜのもり)」蔵元:油長酒造株式会社 場所:奈良県御所市

シルクロードの終着点、奈良県のお酒です。
これがどれを飲んでもフルーティーで美味しい!
お気に入りです。

「507series 奈良県産秋津穂50 純米大吟醸」「657series 奈良県産秋津穂65 純米」「507series 奈良県産露葉風50 純米大吟醸」「807series 無濾過無加水 山田錦80」「807series 岡山県産雄町80」


●「雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)」蔵元:齋彌酒造 場所:秋田県由利本荘市

齋彌酒造店では、蔵人自ら、そして地元農家さんと契約して、酒造好適米「秋田酒こまち」を栽培しています。また、兵庫県西脇市黒田庄の農家さんとも契約を結び、最高級酒米である「山田錦」を栽培しています。
酒米の品質は酒造りにも影響します。より良い品質のため、毎年圃場視察を行い、収穫された酒米を分析して、生産者と情報交換の場を設けています。
これらのこだわりの酒米を使用して「雪の茅舎」は醸されるのです。

「雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)」蔵元:齋彌酒造 場所:秋田県由利本荘市

「純米吟醸」「純米吟醸 限定生酒」「山廃純米」「秘伝山廃 純米吟醸」「生酒 純米吟醸 山田穂 」「大吟醸」


●望(ぼう)蔵元:株式会社 外池酒造店 場所:栃木県芳賀郡

「望」は、爪先立って遠くに目をやることで、嗜好品としての日本酒、文化としての日本酒など明日の日本酒への挑戦として立ち上げた新コンセプトの日本酒ブランド。
遥か遠くを見渡せるような、すがすがしい透明感と、淡麗かつ芳醇なまあるい甘みがクセになる美味しさは、きっと誰もが気に入ってくれるはず。
また、ルビの「bo:」(ぼう)は「buono(美味しい)」という意味にも。

望シリーズはすべて無濾過でアルコール16度の原酒。そしてアルコール添加をしない純米酒。どれも食中酒にふさわしく、酸のキレがある味わいが特徴的です。

望(ぼう)蔵元:株式会社 外池酒造店 場所:栃木県芳賀郡

「無濾過瓶燗火入れ 純米吟醸 ひとごこち」「無濾過生原酒 純米大吟醸 雄町」「無濾過生原酒 生酛純米 秋田酒こまち」「初しぼり 生原酒 純米吟醸 玉栄」


●作(ざく)蔵元:清水清三郎商店株式会社 場所:三重県鈴鹿市

鈴鹿市は鈴鹿山脈からの清冽な伏流水と、伊勢平野の豊富な米が入手できることから、かつては酒蔵が多くあったという。さらに造った酒を江戸や大坂へ運ぶ海上交通も発達し、酒造りに恵まれた土地だった。現在唯一残る蔵元の人気銘柄「作」。ガンダムに登場する架空の兵器・ザクと通じることから、その筋のファンも多い。現在は通年の製造体制が整い、需要に応えています。

作(ざく)蔵元:清水清三郎商店株式会社 場所:三重県鈴鹿市

「雅の智 純米吟醸」「新酒2017 平成29酒造年度 純米大吟醸」「雅の智 純米大吟醸 中取り」「奏乃智 純米吟醸」「新酒2018 純米大吟醸 平成30酒造年度」


他にも、最近は買いやすい値段のシリーズもある超有名な山口県の「獺祭」や秋田県の「花邑」、新潟県の「千代の光」などいっぱい美味しい日本酒と出会いました。
そうそう、銀座には各県のアンテナショップが集合しているので日本酒の呑み歩きみたいなイベントもやっていて2016年の第11回と第12回の「ぶらり銀座 酒まつり」に参加したことがありました。

ふるさと7県利き酒ラリー

銀座に出店している7県、「広島」「山形」「茨城」「福井」「高知「沖縄」「石川」の各アンテナショップで、銘酒を試飲できる利き酒ラリーのイベントです。

各県で50mlのお酒とおつまみをいただきます。
まあ、ちょびっと飲むだけなんですが、何だかちょっとした旅行気分。
行ったことのない県ばかりなので、尚更ちょっと旅行気分なんでしょうね。
最近はコロナ禍で中止になっていましたが、今年はどうなんでしょうね。

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