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僕はゆっくり

あのときの私をそっと包むように 抱きしめてあげるんだ これは君が生きるためのうた そうゆっくり  逃げてもいい ただ消えないで あなたがあなたであるのに 理由はいらない あなたがあなたでなくても 私はあなたが生きてるこの時代が すきだから 生きる価値がないとか  ずっと閉じこもって考えてた あの時のわたしを抱きしめたとき 私は何がしたいかわかったんだ ただ 誰かを傷つけたくない 誰かを癒したい それは僕自身だって もう十分傷ついたよね 漫画

    • 氷砂糖

      記憶は氷砂糖のように甘美で 切り分けても綺麗な音がする 夜になると ひたひたと 襲ってくる夢 罪の意識かな 生きることが僕に課せられた罰なんだ 彼を羨ましく思う 美しく生きてそれでいて儚かったから 死ねたらいい 橋を見下ろして 今死んだってきっと 流れるような車の河から 飛び出してきてくれる人はいないだろうから びゅんびゅん通り過ぎる車が 情けなさを増す 僕は別に死にたいんじゃない みんなの記憶から消えたいだけなんだ 役割から逃れたいだけ 周りの

      • 死にたくて

        死にたくて ここにいて 死にたくて まだここにいて 死にたくて包丁を握って 死にたくて頸動脈を探して 死にたくて死にたくて 死にたくて死にたくて あなたに愛してもらえないのなら あなたに守ってもらえないのなら あなたがそばに居てくれないのなら どうして 私は生きているのでしょう 殺される夢を見た 頭の血管が 破裂しそうなほど 怖かった 死にたいのではないのか 一瞬死にたくないと思って その後 どうせ死ぬんだからいいやとも思った 夢で悲しかった

        • いっぱい いっぱいになって

          溢れた心を多すぎる薬で飲み干した 視界がグラグラ揺らぐけど 頭はまるで春の陽気のように ぽかぽかしてる のみすぎたせいか 少しの吐き気とベットに潜る このまま目覚めなければいい 仰向けで吐瀉物による窒息死で大丈夫 一体全体 死にたいってやつは 絶望したり挫折したりなんて 言い訳に過ぎなくて 漠然とある死に 深淵をのぞくときのように 見てしまったに過ぎない 私はただ 砂漠の中でオアシスという期待を 待ちながら歩き疲れて死ぬ そんな無駄とも取れる

        僕はゆっくり

          妄想と感覚と

          誰かがいつか見つけてくれるんじゃないかって そんな妄想 大人になったら辞められると思ってた 少しの希望が私を惨めにする 絶望に押しつぶされて ナイフで頸動脈を切る そんな妄想 ただ眠れたらいい 悲しくて起きる世界はとても冷たくて 早く現実になればいい このまま心臓が止まれば 何もかも逃げ出せたら そう願う日々 背負うにはあまりに大きすぎた 大きすぎたんだ 僕の背中じゃ足りなくて ただただ自分で死ぬのが怖くて 怖くて立ち止まって前にも進めなくて 何処にも居

          妄想と感覚と

          綺麗な人

          同じくらい思い出をくれるなら 誰でもよかったんだよほんとに 同じくらい涙をくれたなら 誰でもよかったよ 君じゃなくても 悲しいかな そんなもんなんだ 生きてる理由だって見つかりやしない 思い出せる記憶も薄くなってる ながした涙も乾いてしまって バカみたい 今でも返事を待ってる 来ないことも理解している 同じくらい思い出をくれるなら 誰でもよかったんだ ほんとに 同じくらい涙をくれたなら 君じゃなくてよかったよ 君じゃなかったらよかった 忘れたい忘れたくないど

          綺麗な人

          birth day

          次 電車が来たら 飛び込もう そんな時に限って もう電車はついていて 心臓がバクバクしてたのが ただの心拍音に戻って 僕はなんのために生きてるんだろう そんなことばかり頭にちらついて 誰も否定も肯定もしてくれないから 僕も僕で困ってしまう 君のために生きたかったな しなないでって泣いてほしかったな 今じゃ声すら届かない 馬鹿だな 僕 死んじゃえって思うのに もうこんなにも こんなにも歳をとってしまった 誕生日が来て 祝ってほしい人が

          birth day

          あなたの

          あなたの心の傷になりたい 一生残るような ずっと忘れられないように 少しでもあなたと長くいられるように せめて記憶の中で おかしいのは分かってる しあわせにしたいとかなりたいとか そんな綺麗な愛じゃなくて ただ 憎いくらい愛してるよ 忘れたくて 終わりにしたくて 一切の連絡手段を断ち切ったのに 心はちぎれないまま あなたへの気持ちがぶらさがって どんどん僕は醜くなってく 君が苦しんでくれたらいい 少しでも僕のことを思い出して 悩んでくれたらいい

          あなたの

          死にたい気持ちが 波のように 喉元を 抉るから 僕は海の中にいるみたいに 息が苦しくて 胸が苦しくて 浅い呼吸を繰り返しながら ぼやける視界で 薬を手にする 水で飲みなさいって書いてあったな この薬は不味いから あとで何か飲まないとな そんなことを淡く考えながら 一粒ずつ ちゃんと 指示された量を口に含んでいく あー 誰かが言ってたな リスカなんかで死ねるわけないのに 可哀想な私を見てって感じ 気持ち悪いって 薬なんて飲んでなかった頃 物

          はる

          たまにさ 思うんだよ 相手がどう思うかとか どう受け止めるとか そういうこと全部とっぱらって 助けてって言えるひとがいたら まだ生きたいって思えるんだろうな 生きてるのか 死んでるのか 曖昧な境界線 僕の心の支えは 君だけなのに 君はそうじゃないんだね それがこんなに虚しいのは 僕がいらない子だからなのかな だから しねばいいのかな 教えてよ 君は僕に生きる価値と 死ぬ理由をくれた

          ゆきが降るまで

          届かない糸を必死に手繰り寄せて 僕はますますバカみたいで どれだけ大切におもってても もう伝わらない場所まで来ちゃった こんなに泣いても 君が拭ってくれることはもうない 何考えてるかわからないよ 僕を好きならちゃんと言葉にしてよ そう思ってた けどもう 言葉にすらならないんだね 愛してるって言われて 愛してるって返さないと 拗ねる君がいまでも愛おしくて もう存在しない君を追い続けて このまま消えたりできないかななんて 似てる人を捜して 見つけては

          ゆきが降るまで

          ママ

          君が笑う それが嬉しくてなんだか切なくて 僕はどうしたらいいか分からなくなって 苦しくて あいってなんだっけ 愛し方って誰が教えてくれるの ねぇ ママ ママが要らないって言った僕は こんなに大人になっちゃって ママがそういった日からココロは止まったままだ どうしたら大人になれる 人をまともに愛すにはどうしたらいい 傷つけて試して依存して ぼくは 誰一人として ちゃんと愛せないよ ねぇ ママ 愛してほしかったな ただありのままを 僕自身だけをみてほし

          あなた

          少し痩せた後ろ姿が頼りなくて 空いた片手が心許なくて 身体ごと引きずり込まれそうになる 一人で立つのも漸くな私には 寂しさが胸に沁みる 依存してた執着してた 傷ついたし傷つけた 舐め合って 2人だけの世界で 笑ってる振りをした それが幸せなんだと思おうとしてた 壊れないように必死だったけど 出会った時から埋められない傷があったよね だから だから愛せたんだと思う だから 愛しきれなかったんだと思う 好きだった 初めて自分を受け入れてくれた人 初めてを捧げた人

          あなた

          愛言葉

          何を間違えたんだろう どこから外れたんだろう 幸せのレールが私には合わなかった 笑ってる家族の写真が遠く見えて ただただ苦しくて 自分なのに自分がどんどん透けていくような 社会の一部で いつでも消え失せるような そんなちっぽけな存在なことに 気づかされて 自分で選んだはずなのに 周りのせいにして 逃げてきた 僕が僕であることを誰も許してくれなかったじゃない 僕ですら 痛いね よーく分かってる 血が止まらなくなって 生きてるとか死ぬとかそんな

          愛言葉

          voice

          君のことを話すと みんなが悪くいうから そんな事ないって否定すればするほど 可哀想な目で見られて だけどさ 君なりに考えた結果を 僕が上手く受け取れなかっただけだと思うんだ 君は悪くないよ 君に話してた好きな人の話が 今度は知らない人に君の話をするようになって ほんとに すきになったんだなって実感した もっと酷い人もいたし もっと優しい人もいたけど ねぇ 君がいいんだ 似た人を探して 付き合ってって言われて やっぱりごめんなさいってなるのを 繰

          shell

          僕が紡ぐこのうたに 意味はないよ ただまだ生きてるって証拠が欲しくて 合法的に 否応なく 僕は 生命を 無駄にする なかったことにする ごめんね 僕がもし君のママだって言うなら パパは知らない人だよ だから 僕の子じゃない キメたこと 騙されて手を出して 周りがみんな絵に見えた ネオンライトで光るそんな洋画 あ、 あの人にも騙された あの子にも騙された 大切な人にも騙された 僕は舐めてる間 金勘定してた 損切りしただけ 嘘だ