ルーシーくん

こころのことば。本、音楽、映画、お風呂。サウナ。愛。生と死。29歳。躁鬱人。双極性障害。

ルーシーくん

こころのことば。本、音楽、映画、お風呂。サウナ。愛。生と死。29歳。躁鬱人。双極性障害。

マガジン

  • 本のこと

    子どもの頃は大嫌いだった読書感想文とか。本のこととか。 ※ネタバレ注意かもしれない

  • こころのことば。

    メモ帳に書いてた言葉とか、アウトプットしたいこととか。こころのことばをつらつらと。

  • 日記

    自分用の日記。自分が読む用。読まないでください!!

最近の記事

  • 固定された記事

こころとことばのこと。

言葉にするとニセモノになってしまうから 感情を言葉にすることがあんまりすきじゃないし、苦手だ。 (まわりからはおしゃべりだと思われてる) でも、言葉にいざ出すと 一個だけの言葉じゃ絶対にあらわせないから いくつもの言葉を使ってしまって 結局喋りすぎて、おしゃべりになって 大きいニセモノになってしまう。 どれだけ試行錯誤しても 言葉では感情を渡せなくて。 だから、セックスや音楽やアートがあるのかもしれないけれど。 それでも、今のところの自分には 相手に気持ちを伝える手

    • 『春のこわいもの』川上未映子

      『春のこわいもの』川上未映子(新潮社) p.15 ねえ、戻れない場所がいっせいに咲くときが、世界にはあるね。 p.59 昔から雷が落ちたら、しいたけがなんか爆発的にふえるってのがあって。……電気を打つようになったの →ニョロニョロ? p.68 言ってはならないことを言い、色んなことを考えて、何も考えていなかった。 p.87 愛することって、赦すのとおなじなのかもしれないね。 p.91 お好きな席?お好きな席って、いったい何だ? →どうぞご覧くださいませ〜。っていった

      • 『木曜日にはココアを』青山美智子

        『木曜日にはココアを』青山美智子(宝島社文庫) 友だちにおすすめされて読んだ本。 甘いところだけ切り取った様な物語。人生の中の素敵な奇跡とか最高だった瞬間たちだけをギュッと詰め込んだような作品。 いつも毒だらけで、歪んだ物語がすきだから、人に勧められなかったら絶対読んでなかった作品。 まんまるでふわふわ。絵本を読んでいるかの様なことばのやわらかさ。こういうやさしさって嬉しいなとか、こういうロマンティックな恋っていいよなあとか、理想みたいな夢みたいなお話ばかりだった。と

        • 『あおい』西加奈子

          『あおい』西加奈子(小学館文庫) やっと読めた。 西加奈子ファンなのだけれど ずっと大切に積読本にしていた本。 出だしの文章がだいすきで そこだけ何度も何度も読み返したことがあった。 読むタイミングによって ものすごくわかるしだいすきなときもあれば ふうんって思う時もある、不思議な魅力。 西加奈子さんの描く 男性がいつもすき。 西さんの作品に出てくるような 男性になりたい って昔からよく思ってた。 俺のすきになる人が すきになりそうな男性が いつも描かれている気

        • 固定された記事

        こころとことばのこと。

        マガジン

        • 本のこと
          8本
        • こころのことば。
          39本
        • 日記
          91本

        記事

          『旅のラゴス』筒井康隆

          『旅のラゴス』筒井康隆(新潮文庫) 何年か前に買って読み進めていたけど 途中で辞めていた。 改めて 「読み切るぞ。」 と気合を入れて読んだ。 あの頃、なかなかこの物語の世界に 入り込めなかったことを思い出す。 短編集みたいに 1話が終わるごとに また頭から読んでるような気持ちになる。 章の前半をどうにか読んでいると 毎回、半ば、後半あたりで 物語の世界にすっぽり入ってる自分に気づく。 一度入り込むことができると トイレに行こうが 周りのノイズで一旦世界を離れようが

          『旅のラゴス』筒井康隆

          『きりこについて』西加奈子

          『きりこについて』西加奈子(角川文庫) 「世界は、肉球よりも、まるい。」 現実はひとつ、この世の仕組みは 世界は肉球よりもまるい ってただそれだけ。 この言葉だけで救われる。 大抵のことなんか どうでもいい。 「ぶす」 ってワードの強さとか 猫の視点の面白さ フッと声出して笑ってしまった部分とか 魅了された文章はたくさんあったけど 「世界は、肉球よりも、まるい。」 ってこの名言みたいな言葉だけが ずっと頭から離れない。 これから何かあるごとに 「世界は、肉球

          『きりこについて』西加奈子

          『こころ』夏目漱石

          『こころ』夏目漱石(新潮文庫) 全然知らない時代の知らない文化 なのに 頭の中にその世界が浮かんできていた。 不思議。 どんな風景、どんな文化だったのか 気になって気になって 知りたくなるくらい魅力的。 でもそれがなんでかわからないのが 不思議。 時代背景とか、火鉢ってそもそも どんなものなんだろうって 純度の高い知的好奇心 これがすき。 〇〇主義、〇〇イズム みたいな表現とか 歴史的なこと世界情勢とかが 多いイメージの昔の文学だけど 難しい言葉は使われず やさし

          『こころ』夏目漱石

          『とかげ』吉本ばなな

          『とかげ』吉本ばなな(新潮文庫) 波を感じた。 人生の瞬間瞬間を感じたり。 ふと思い出す、過去 とか。 同じ景色でも 自分の気分で、その瞬間で 見え方が変わってしまうこととか。 自分が何度も何度も考えてきたようなことが たくさん書いてあった。 バンドで初めて 作曲をしたときのテーマと同じような テーマ感を感じたり。 吉本ばななさんの本を読むのは初めて。 何かを説明するときの 例え話、例え方が やさしくあたたかくて印象的。 その時受ける印象や感情と 似た波長の出

          『とかげ』吉本ばなな

          生まれ変わったらおいしいバジルが食べたい。

          何度も始めた新生活。 明日こそは今日こそは! って、何回目? プロの卓球選手、テニス、バスケ選手になる。 バンドを始めれば フジロックのヘッドライナーになる。 ビジネスを始めれば 最強の経営者になる。 って、まあいろんな見切り発車な 新しいことを何度も何度も何度も繰り返してきた。 好奇心に身を任せて、思うがままに。 ワーホリ行く! って騒いでお金貯めて 貯めたお金全部遊びに使ったあの頃。 寂しくなるね。 ってみんな言ってくれた。 のに、行かなかった。 ここでこ

          生まれ変わったらおいしいバジルが食べたい。

          #13『世界は、肉球よりも、まるい。』20230207☁️☁️⛅️☂️

          今日は又吉のYouTubeを見ながら 寝たり起きたり寝たり起きたりを 繰り返していた。 風邪薬の影響か熱のせいか 気を失うように寝落ちて 起きての繰り返し。 でもほとんど寝てたような気もする。 又吉の考察は面白い。 彼女は午前休にしてた。 夜帰ってきて 鍋の残りでうどん。 わいわいずっと見てる。 お風呂入って そんで 西加奈子さんの 『きりこについて』を読んだ。 前に一回読んだことあったことに 途中で気づいた。 「世界は、肉球よりも、まるい。」 読んでる最中

          #13『世界は、肉球よりも、まるい。』20230207☁️☁️⛅️☂️

          #12『体調不良』20230206☁️☁️

          『斜陽』 と 『とかげ』 を読み終えた。 今日は一日中本を読んでいた。 夜は鍋を食べて アベンジャーズエイジオブエルトロンを観た。 スカーレットヨハンソン 昨日動きすぎたせい? また37.6℃の熱が出た。 わいわいのゲーム実況を見ながら眠りについた。 最近よく体調崩す。

          #12『体調不良』20230206☁️☁️

          #11『IN THE FLIGHT』20230205☀️☀️⛅️☁️

          今日は充実した1日だった。 ここ最近ちょこちょこ実家に帰ってる。 彼女とともに。 年末から姉ちゃんと一緒に 甥っ子たちが来てるから。 朝 「甥っ子アラーム」 で起こされる。 1歳半になる 下の子が今日はお越しに来た。 最高の朝。 上の子も途中から 「起きてーー」って。 ちびっ子たちは朝からフル元気。 もう本当にすごい。 お越しに来ても二度寝するんだけど。 朝が苦手な俺は いろんなアラームを試したけど 甥っ子アラームが一番効き目強い。 13:00の新幹線で 甥っ子

          #11『IN THE FLIGHT』20230205☀️☀️⛅️☁️

          #10『ちびっこ。』20230204☁️☀️☀️⭐️📚

          日記。 13:00過ぎに起きた。 午前中に出発する予定だったけど 眠すぎて無理だった。 13:30くらいに家出た。 今日は甥っ子たちに会うために 彼女と俺の実家へ。 相変わらず、最強に愛おしい。 ずっとさわってたい。 途中合流して フランフランでみんなで お買い物したりして。 帰宅。 読み途中の太宰治の『斜陽』を 読み進めた。 童話みたいに読みやすい。 最初の方なんか 小さい頃読んだ海外文学みたい。 スプウンとかスウプとか 表現がかわいい。女性作家みたい。 甥

          #10『ちびっこ。』20230204☁️☀️☀️⭐️📚

          #09『読書冬眠。』20230203☁️

          朝、彼女がお家を出るのと一緒に起きた。 8:00くらい。 スマホを1時間くらいいじってから 牛乳をあっためて 無印のチャイラテの粉を入れて用意して 読書タイムに入った。 夏目漱石の『こころ』 13:00からPC受け取りの予約を していたのに 途中で眠ってしまって 12:30過ぎに起きた。 彼女にお願いして時間を変更してもらった。 20:00にしてもらった。 やっぱり、夜以外に予定入ってると 気分下がるなあ。 お昼過ぎに起きてからまた 読書タイム。 また少し読み進

          #09『読書冬眠。』20230203☁️

          #08『じゃ仰ゃい』20230202☁️⛅️☁️📚⛅️☂️

          昨日の夕方くらい?に起きてから ずっと寝れなかった。 不眠症一歩手前のやつ。 ずーーっと、わいわいのゲーム実況見てた。 ゲーム実況の雑談聞きながらスマホゲームしてた。 お昼に 昨日の残りを少し。 そのあとはYouTubeで 純文学についてひたすら調べてた。 そしたら、本読みたくなって 『むらさき色のスカートの女』を読んだ。 久しぶりの読書に 心が落ち着いた。 こんなゆったり本を読めたのは ひさしぶりな気がする。 しばらくすると 彼女の帰宅の時間。 お迎えに行く。

          #08『じゃ仰ゃい』20230202☁️⛅️☁️📚⛅️☂️

          『むらさきのスカートの女』今村夏子

          ※ネタバレ注意 なんか、いつも気になる人がいて その人を見かけると 追いかけて見続けてしまう感覚。 実際には、 バレるのがこわいし、 そこに時間割きたくないしで 見続けたことはないんだけど。 その好奇心のまま ずっと見続けることができた。 追い続けた。 最初の 「むらさきのスカートの女」 の描写からは 全く、むらさき色のイメージができなくて。 むしろ、茶色とか深緑とか そういう自然色な地味な色のイメージしか できなかった。 読み進めていくうちに だんだんと、淡い汚

          『むらさきのスカートの女』今村夏子