IMADEYA MAGAZINE

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IMADEYAは、千葉・東京を拠点に、世界各国(特に日本)のお酒とそれにまつわる物を取り扱っている酒屋です。こちらでは、お酒に興味がある方もない方も「お酒っておもしろい」と思っていただけるような、お酒の様々な話をご紹介していきます。

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  • ワイン

  • IMADEYA爽椰(さや)の造り手 訪問レポート

    IMADEYAの爽椰(さや)が全世界・日本各地の造り手を訪問して、生産地で体験したことをレポートします!造り手のことやその土地の豆知識も紹介していきますので、気楽に読んでいただけたら嬉しいです!

  • IMADEYAマリコ-突撃!隣の日本ワイン-

    IMADEYAの松本 眞理子が日本ワインの造り手を訪問!日本ワインの魅力をもっと皆様に知っていただくために、ワイナリーで感じたことを綴ります。

  • 日本酒・焼酎

  • イベントレポート

    IMADEYAが開催したイベント(造り手をお招きした飲み語り・試飲体験会)やワークショップ(他業種との垣根を超えたコラボレーション)のレポートをお届けします。

最近の記事

「”農”のある、ワイン」安心院葡萄酒工房(大分県宇佐市安心院町)訪問記 1/3

麦焼酎でおなじみのいいちこをはじめとする、清酒・ブランデー・リキュール等、幅広く展開している大分県の酒類メーカー「三和酒類」。 その三和酒類へIMADEYAのスタッフで研修に行ってまいりました! 研修で学んだこと、感じたことを三部作にわたって紹介していきます。 第一部のテーマはこちら 三和酒類が手掛ける日本ワイン「安心院葡萄酒工房」って知っていますか? 安心院葡萄酒工房とは 読み方は「あんしんいん」ではなく「あじむ」! (実は初めて見たとき読めませんでした・・・) 大

    • 御前酒蔵元辻本店×暮らしの料理×IMADEYA ほろよいワークショップ 「稲からはじまる手仕事体験」

      2024年6月22日に行われた、ほろよいワークショップ「稲からはじまる手仕事体験」の様子をIMADEYAスタッフの体験談を基にブランドコミニケーション本部の松本眞理子がレポート致します! 御前酒について 御前酒とは、1804年、岡山県・勝山に創業した辻本店さんが醸す日本酒の名称です。かつて美作勝山藩への献上酒であったことから「御前酒」の名がつきました。 そんな御前酒は、地元・岡山県産の雄町と蔵の横を流れる旭川の伏流水を使用し、旨味の乗ったキレの良いお酒で、料理との相性も抜

      • チームIMADEYA‐ぷらっと7月試飲会‐

        今回はどちらも同じ産地の同品種を使用したワインです。 これが本当に同じ、品種からできたワインなの? と驚いてしまうほど、今、〇〇のワインは進化しています。 その中でも個性光る2銘柄をご紹介します。 それでは試飲スタート! 河内葡萄酒 KIEI スパークリング カタシモ たこシャン 2021 全員 わ!色がぜんぜん違いますねー。透明に近い淡いイエローとイエロー。 スタッフK KIEIの香りは透明があって、みずみずしい林檎、洋梨、ラ・フランス。 若手O グミとかゼリー、

        • 「プロに認められる酒であり続ける究極のものづくり・新澤醸造店の熱狂」新澤醸造店(宮城県柴田郡川崎町)訪問記

          2023.12月 訪問 1873年創業の新澤醸造店、1999年新澤巖夫氏が跡取りとして始動、2002年に今の人気銘柄、究極の食中酒・伯楽星を生み出す。 順調に知名度は高まり、売上も伸び続け、さぁこれからという矢先、2011年の東日本大震災で蔵3棟、自宅全てが全壊判定。倒壊しそうな蔵の中で酒を仕込んでいた。 全壊判定を受けた蔵を前に、建て直しか移転かを迫られ、熟考の結果、約70キロ離れた川崎町で廃業した酒蔵の跡地を買い取り、蔵を建て直した。 その川崎町は宮城と山形の県境に

        「”農”のある、ワイン」安心院葡萄酒工房(大分県宇佐市安心院町)訪問記 1/3

        • 御前酒蔵元辻本店×暮らしの料理×IMADEYA ほろよいワークショップ 「稲からはじまる手仕事体験」

        • チームIMADEYA‐ぷらっと7月試飲会‐

        • 「プロに認められる酒であり続ける究極のものづくり・新澤醸造店の熱狂」新澤醸造店(宮城県柴田郡川崎町)訪問記

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        • IMADEYA爽椰(さや)の造り手 訪問レポート
          2本
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        • 日本酒・焼酎
          40本
        • 安藤の造り手訪問記
          6本

        記事

          「GERMAM WINE TOUR 2024」ドイツの造り手訪問記vol.1 ~フュルスト醸造所~

          ドイツワインとオーストリアワインのインポーターであるヘレンベルガーさん主催の ”ドイツ各地域のワイナリーを訪問し、楽しみながら学ぶ旅 ”「GERMAM WINE TOUR 2024~ドイツワイン最高!!~」に参加してきました! そこで訪問した一つ目のワイナリー「フュルスト醸造所」の魅力についてご説明します。 フュルスト醸造所とは フランケン地方の西側、ビュルクシュタット村にあるフュルスト醸造所。 フランケンはジルヴァーナによる辛口白ワインのイメージが強いと思いますが、今や

          「GERMAM WINE TOUR 2024」ドイツの造り手訪問記vol.1 ~フュルスト醸造所~

          IMADEYAオリジナル日本ワインの定期便「Pratto-ぷらっと-」、祝一周年!Special Thanksシークレットワイン付セット 試飲会

          はじめに 皆様のお陰様で日本ワインの定期便Pratto-ぷらっと-は6月で1周年を迎えます。(パチパチパチ!) あっという間の一年でした・・。 これからも皆様にお届けしたい日本ワインをIMADEYAらしく、渾身のセットをして参りますので、引き続きのご愛顧、何卒宜しくお願いいたします。 ということで、今回は少し志向を変えまして、2本のうちの1本はシークレットワインとしてお届けしましたが、その正体は・・ クサカヴィンヤード/プライベート・リザーヴ ルージュ 2021 でし

          IMADEYAオリジナル日本ワインの定期便「Pratto-ぷらっと-」、祝一周年!Special Thanksシークレットワイン付セット 試飲会

          「海と葡萄とデザインと」SAYS FARM(富山県氷見市)訪問記

          2024.3.訪問 はじめまして 一面に広がるグレージュな空、まるでフランスの田舎町に来たような感覚に襲われながら、バスで小高い丘を上ってゆく・・。 葡萄畑を抜け、富山湾を一望できる高台にあるのは、富山県氷見市SAYS FARM(セイズファーム)ワイナリーだ。 早速迎えてくれたのは、栽培醸造責任者を務める田向俊さん(写真)と、ワイナリーをイノシシ被害から守る勇敢なアイドル犬、マイコちゃん(写真)。 念願の、噂の、やっと・・の思いでの初訪問。 今では考えられない

          「海と葡萄とデザインと」SAYS FARM(富山県氷見市)訪問記

          「浅間山麓の風、日本一野菜に合う酒を目指す」浅間酒造(群馬県吾妻郡長野原町)訪問記

          西に浅間山(あさまやま)、南に軽井沢を抱く、草津温泉の麓、創業1872年の浅間酒造(あさましゅぞう)。浅間酒造は町の80%が山に囲まれた、緑豊かな長野原町に蔵を構えている。(航空写真を見てわかる通り山の中の谷に位置する場所) 日本酒「浅間山」とは 地元で作付けした原料米を使用した“本当の地酒”を造りたいという想いから風土に合った品種を選定し、自社で栽培に取り組んでいる。ヴィーガン認証も取得している為、海外のお客様にも紹介しやすい。 群馬県の蔵だが長野県との県境にある為、

          「浅間山麓の風、日本一野菜に合う酒を目指す」浅間酒造(群馬県吾妻郡長野原町)訪問記

          「時代はスペックから世界観コミュニケーションへ」永井酒造(群馬県利根郡川場村)訪問記

          IMADEYA安藤の蔵訪問記 「川場村の自然美を日本酒で表現する」群馬県 永井酒造の新しいチャレンジ。テイスティングルームと醸造研究所を併設した「SHINKA」にご招待いただいた際の訪問レポート。 永井酒造とは 利根川源流域に位置する群馬県川場村に蔵を構える創業1886年の永井酒造。 銘柄は「水芭蕉(みずばしょう)」「谷川岳(たにがわだけ)」。 川場村はその地名の通り一級河川が4本あり、武尊山(ほたかやま)の恵み溢れる村。永井酒造の酒造りは初代がこの地の水に惚れこみ創業

          「時代はスペックから世界観コミュニケーションへ」永井酒造(群馬県利根郡川場村)訪問記

          チームIMADEYA試飲会Vol.2「酒屋の飲み物」

          今回も日本ワインの定期便「Pratto-ぷらっと-」5月分のワインを飲み比べてみました。今回は新緑の季節に飲みたい日本ワインの2本立て!皆で飲むと新しい発見ばかりです👀 それではスタート! Pratto-ぷらっと、とはこちらから⇩ 本日の試飲ワイン ・エーデルワイン 五月長根 リースリング・リオン 2022 ・朝日町ワイン 朝日町リースリング・フォルテ&リオン 2023 試飲スタート 前回と同じ中堅M 「今回は私が新緑の季節に飲みたいワインの試飲をしてもらいまーす!

          チームIMADEYA試飲会Vol.2「酒屋の飲み物」

          『発酵における職人集団をめざす』蔵のミッションを達成すべく始動した、西酒造が造るニュージーランドワイン「URLAR(アーラー)」訪問記

          2024年3月の訪問 西酒造(にししゅぞう)とは 焼酎の本場、鹿児島県日置市吹上町で、 1845年に創業役175年の歴史を持つ老舗の焼酎蔵です。 創業以来、農業こそ酒の旨さの源泉との考えから、 農業を知り尽くし、大地からいただく恵みを酒として表現してきており、 価値を高めること、その価値を磨き込むことをモットーとしています。 焼酎で一世風靡した蔵がなぜワイン造りを? 焼酎のみに縛られることなく、他の酒類からも学ぶべきであるとの考えから、20年以上、世界中の優れた醸造

          『発酵における職人集団をめざす』蔵のミッションを達成すべく始動した、西酒造が造るニュージーランドワイン「URLAR(アーラー)」訪問記

          「三輪の地をそのまま瓶に宿らせる歴史の継承蔵」今西酒造(奈良県桜井市)訪問記

          ・清酒発祥の地で造る、清く、正しい、酒造り 今西酒造(いまにししゅぞう)とは日本最古の神社である大神神社(おおみわじんじゃ)の近くに酒造があり、創業当初から現在まで大神神社に御神酒を奉納しています。「清く、正しい、酒造り」をモットーに「三輪の地を液体で表現する」ことを目指し酒造りが行われています。正しいと思うことを常に優先に考えて取り組み、他の蔵に比べ圧倒的に多いスタッフ、製造のみの蔵人だけで22名体制で各工程に徹底的に取り組んでいます。 ・コンセプト「清く、正しい、酒造り

          「三輪の地をそのまま瓶に宿らせる歴史の継承蔵」今西酒造(奈良県桜井市)訪問記

          「洗練されたクラシック 竜王町からみつめる酒造り」松瀬酒造(滋賀県蒲生郡竜王町)訪問記

          2024年3月の訪問 松瀬酒造(まつせしゅぞう) / 滋賀県蒲生郡竜王町(しがけん がもうぐん りゅうおうちょう) 松瀬酒造とは 代表銘柄「松の司(まつのつかさ)」を冠する松瀬酒造は、琵琶湖の南東、滋賀県蒲生郡竜王町に位置し、2024年で創業164年目(1860年創業)の老舗蔵元です。 その経営理念は、竜王町の大地から生まれた歴史や風土、自然の恵みに感謝し、一筋の純粋な真心で酒造に研鑽を積むことを通して、竜王町に息づく文化の向上に貢献することです。 「美味しい以上に大切

          「洗練されたクラシック 竜王町からみつめる酒造り」松瀬酒造(滋賀県蒲生郡竜王町)訪問記

          「伝統とモダンが共存する日本酒蔵」油長酒造(奈良県御所市)訪問記

          2024年3月訪問 油長酒造 / 奈良県 御所市(ごせし) 『風の森(かぜのもり)』や『鷹長(たかちょう)』などの日本酒を醸す酒蔵、油長酒造(ゆうちょうしゅぞう)さんを訪問してきました。 油長酒造がある御所市は、菜種油の製造が盛んであった町で、『油長』はその地で製油業を営んでいた油屋 長兵衛に由来しています。 搾りたての味わいを、家庭でも 油長酒造の代表銘柄『風の森』は、お酒造りの際にあまりお米を磨かず、搾りたての味わいをご家庭で楽しめるように、火入れをしない生酒(

          「伝統とモダンが共存する日本酒蔵」油長酒造(奈良県御所市)訪問記

          「氷見で何かしたい、一心に土地を見つめ続けて17年」SAYS FARM(富山県氷見市)訪問記

          2024年3月訪問 はじめに SAYS FARM(富山県氷見市)について 葡萄畑を抜け、富山湾を一望できる丘の上にある富山県氷見市のワイナリー。2007年に「氷見で何かをしたい!」というオーナーの思いから欧州系品種の葡萄の木を購入・栽培を始めたことからワイナリーが動き出しました。 現在年間約4.5万本のワインを醸造しており、将来的には約10万本のワインの製造量を目標にしています。そのため2024年の夏には、10万本のワインを保存できるセラーが建てられるそうです。 セ

          「氷見で何かしたい、一心に土地を見つめ続けて17年」SAYS FARM(富山県氷見市)訪問記

          「”福井と共に”郷土愛と地元風土が紡ぐ越前辛口」常山酒造(福井県福井市)訪問記

          2024年3月訪問 はじめに  常山酒造/福井県福井市 北陸新幹線の開通で盛り上がる福井県。 その中心地でもある福井駅から10分ほど歩いた市街地の中に銘柄「常山(じょうざん)」を醸す常山酒造(とこやましゅぞう)はありました。 趣を感じさせつつもモダンな佇まいの蔵の内部を、九代目蔵元の常山晋平さんにご案内いただきました。 蔵の歴史 酒蔵の創業は1804年。福井市の中では最古の蔵元です。 同県の黒龍酒造も同じ年に創業しており、共に200年以上の歴史を持ちます。蔵は福井大

          「”福井と共に”郷土愛と地元風土が紡ぐ越前辛口」常山酒造(福井県福井市)訪問記