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最近読んで良かった本3選【読書記録】#13

読書習慣が身に付いてから早いもので1年以上が経ちました。

読みたい本が次々と湧いてくるのに、優先すべきことが多くて、もどかしい日々を過ごしております。

noteを書く時間も読書と同様、以前より確保しにくくなってきましたが、マイペースに更新し続けていきたいと思います。

マイペースなだけに、今回紹介する3冊も1ヶ月ほど前(最近の範囲内?)に読了した本となっております。


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●僕は君たちに武器を配りたい


思わずジャケ買いしてしまった1冊。結論、本当に読んでよかったです。

10年以上前に出されたビジネス書ですが、全く色褪せていません。現代日本のシビアな現実と、その中で個人としてどう生き残るかということが力強く語られています。

 これまでの「人材マーケット」では、資格や TOEICの点数といった、客観的に数値で測定できる指標が重視されてきた。
 だがそうした数値は、極端にいえば工業製品のスペックと何も変わりがない。同じ数値であれば、企業側は安く使えるほうを採用するに決まっている。先ほどの外資系企業の採用の話でいえば、「 TOEIC 900点以上」ならば誰でも同じ、という話なのである。 
 だからコモディティ化した人材市場でも、応募者の間で「どれだけ安い給料で働けるか」という給料の値下げ競争が始まる。 
 つまり資格や TOEICの点数で自分を差別化しようとする限り、コモディティ化した人材になることは避けられず、最終的には「安いことが売り」の人材になるしかないのだ。
第1章  勉強できてもコモディティ

特にこの"コモディティ"という概念にはハッとさせられました。モノだけでなく人材にも"コモディティ"が適用できるのです。資格やスキルはスペックを明確に定義するだけで、例えその人が高みへ登ったとしても、最終的には上から安く買い叩かれてしまう。

目指すべきは個性を持った"スペシャリティ"。そしてそれを実現させるには、イノベータ的もしくは投資家的な思考が必要なのだと本書を読んで強く感じました。

社会に出てから本当に意味を持つのは、インターネットにも紙の本にも書いていない、自らが動いて夢中になりながら手に入れた知識だけだ。自分の力でやったことだけが、本物の自分の武器になるのである。
第9章  ゲリラ戦のはじまり


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●あやうく一生懸命生きるところだった

頑張らない生き方を前面に押し出した本として話題となった1冊。

日本よりも激しい競争社会にある韓国に生まれ育った著者が、何もせずあるがままの生活を送ってみて至った考え方を緩く語っています。

僕は特に「ひとりでいること」についての部分に共感しました。

 そもそも、「ひとりでいたい」なんていう気持ちは、結局誰かとつながっているから生まれる。無人島にひとりでいるなら、ひとりでいたいなんて思わないだろう。ひとりの時間を望むのは、それだけ人間関係に疲れている証拠だ。だから、ひとりの時間は必要だ。ひとりの時間は治癒の時間なのだ。人間関係で疲れた体と心を休ませてあげる時間。だからひとりで食事をしたり酒を飲んだり、ひとりでできることを楽しんだらいい。

 そんなひとりの時間を楽しめる人になりたい。ひとりが耐えられず、何でも誰かと一緒じゃないとできない人ではなく、ひとりでできることの多い人に。そんな人たちが、他人とほど良い関係を築けると考えている。人の群れからしばし離れることができる人。ひとりの寂しさを理解していながらも、怖がらない人。ひとりが楽だけど、結局はひとりでは生きられないことを知っている人。孤独を十分に楽しんだ後、再び人の群れに戻り、喜んで一緒にいられる人——。そんな人になりたい。
第2章 一度くらいは思いのままに

人生は基本的にうまくいかない。何事もうまくいかないことのほうが正常なのかもしれないですね。

隣の芝生は青いというけれど、芝生が青いからといって隣人が幸せとは限らない。

だから気負いすぎず、ナチュラルな自分でいようと思います。


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●40歳からは食べてはいけない 病気になる食べもの

最近、オリラジの中田敦彦さんのYouTube大学を見ることにハマっています。動画を見れば見るほど自分の教養のなさを実感しますが、楽しみながら地道にリテラシーを培っております笑。

そしてこちらの動画の参考図書を今回読んでみました。

「白い悪魔の3兄弟」という括りはこの本のみならず、多くの健康本で盛んに言われているようです。

他にもコンビニ食、ジャンクフードの危険性を改めて確認できましたし、料理用の油にこだわることの重要性を学ぶこともできました。

この1冊から、多くの食品メーカーのバックアップを受けたメディア経由ではまず知ることができない情報を得ることができます。

貧しくなっていく日本の食生活。
その中で無知でいることの危険性。

 どこにお金を投じるか。  

 私たちはもう、食事というものを単なる消費と考えてはいけないのだ。食にお金をかけるということは、単なる消費ではなく、実は投資。 

 だから、コンビニの弁当や惣菜、ファストフードやファミリーレストランの食事のようなものは、単なる消費でしかなく投資にはならないことは肝に銘じてほしい。このような食事にお金をかけるのは、消費どころかもはや浪費と言っていい。  
 しかし、食の質が高ければ、それは投資になるのだ。投資である以上、リターンが見込めなければ意味がない。自分という資産は、投資すればするほど、確実に、必ずリターンをもたらしてくれる。  私たちが生きていくうえで、大事にしなければならない資産の第一が自分だ、ということにまず気付かなければならないだろう。自分というものがいなければ、世界を認識することができず、そもそもこの世界自体が存在していないのだ。

食の知識を身につけ、自分で情報を取捨選択しなければならない。

このことを肝に銘じようと思います。

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