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noteを書けるようになるきっかけをくれた本

文章や絵を書いてみたいけれど書けない。
何かやってみたいけどできない。

そう悶々としていた時に読み、現状打破するきっかけをくれた本がある。

この本は、自分の中に眠っている自己表現したい欲求を表に引き出し、そして、うまく書かなくてはならないという強迫観念を取り除いてくれる様々なエクササイズが載っている。


この本を読み、エクササイズをやり終えたら、すぐに思うがままサラサラと文章がかけるようになった。


なんて、そんな都合のいい話ではない。


でも当時の自分のように書けない(描けない)のをなんとかしたいが、どうにもできない状況の人には、現状を変えるヒントをくれる本かもしれないと思ったので、実体験を少し書いてみることにした。

想定する読者

当時の自分のような以下に該当する人には、何かお役に立つかもしれない。

●何かを表現したいけれど、なんだか書けない(描けない)
●今は他の人のnote記事を読む専門だけど、そのうち書いてみたい
●以前書いたことはあるけれど、今はうまく書けなくて筆が止まっている

が、その状況を変えて創作活動を楽しめるようになりたいと思っている人


この本はどんな本?

私たちが書けなくなってしまった理由をていねいにひもとき、自己表現の喜びを取り戻させてくれる心強いエッセイである。

訳者あとがきのこの一節が的確に表現してくれている。


逆に、序文にも書いてあるが、句読点の打ち方や、きれいで美しい文の書き方、論理的な文章構成の作り方などは一切書かれていない。そういうものを求める人は別の本のほうがいい。


個人的には、著者の序文のこの一節に結構グっときた。

私は本書によって、書くことにまつわる否定的な刷り込みを消し去りたい。
人間は、前向きにさわやかに生き、霊的な源とつながって、可能性にあふれているべきではないだろうか。本書は誰にも共通する問題とその簡単な解決法を示す実践的な本だ。

否定的な刷り込みを消し去りたいと強く思ったのなら、読んでみる価値はあると思う。


この本のいいところ

1:書くことに対する否定的な思い込みを消し去る言葉がたくさん書かれている。
読んでいて元気になり、書きたい気持ちが高まる。

2:自己表現の喜びに気づき、書くことに対する足かせを取り除くためのエクササイズが43個あり、どこからでも手を付けられる。
気恥ずかしくてできないものは後回しにして、気が向いたもの、ピンと来たものから気楽にやれるのがいい。

3:モーニングページを書き続けることで、雑念や悶々とした気持ちが消えていき、脳の排水ができる。
本書いわく、90日以内にかなりの意識の変化が実感できる。

※モーニングページとは、
心のおもむくまま、飾らぬ言葉で毎朝手書きで3ページ書くこと。ただひたすら手を動かし、心に浮かんだことをすべて書き出すだけ。


ちなみに、この本の著者ジュリア・キャメロンは、noteでも結構人気のあるモーニングページを提唱した「ずっとやりたかったことをやりなさい」の著者でもある。

※「あなたも作家になろう」のエクササイズは、上記の本(ずっとやりたかったことをやりなさい)のエクササイズとは大きく異なり重複はほとんどない。


ちょっとだけ注意点

少しスピリチュアルライクな表現でも気にせず読める方にはぜひおすすめしたい一冊であるが、非科学的なものや見えにくいもの、宗教的表現を得意としない方は、この本は買う前に試し読みをした方がいいかもしれない。

気になる方はAmazonの試し読み(無料)で、序文(はじめに)と第1章が読めるので読んでみるのがおすすめ。雰囲気もつかめると思う。

自分は序文を読んでズキューンと撃ち抜かれて引き込まれたタイプである。ハマる人はドハマリするはずだ。


この本との出会いと今

この本をはじめて手にとったのは2019年4月末。
当時、何か表現をしてみたいが、どうにもできず悶々として過ごしていた。
noteのアカウントを作っても数記事ですぐ休眠。
そんなことを二度も繰り返していた。

でも、自分の中には何か自己表現したいという想いは残っていたのだろう。


とりあえず家の中に転がっている適当な使いかけの薄いノートを一冊引っ張り出し、気になるエクササイズを選んで書きなぐっていった。

全ページ使い切ったら心おぎなく捨てるつもりでスタートし、数週間後、思い切ってそのノートを捨てた時、ものすごくスッとした。


それは自分の中に眠るステキな言葉を紡いだノートなんかではなかった。
書けなくさせていた自分の中の固定観念や思い込み、足かせのようなドロドロとしたものを吐き出した毒が詰まったノートだったと思う。


否定的な思い込みや足かせもノートと一緒に燃えるゴミに捨ててスッキリできた。だがデトックスされた自分はすぐ書けるようになったかというと、そうではなかったと思う。

ただ普段より物事に対する受け取り方やアンテナが鋭敏になったというか、純粋に何かを表現したいという気持ちが高まり、鬱々としたり悶々としたりすることは少なくなり楽しく日々を過ごせるようになった実感はある。


そんな日々を続けて、表現したい気持ちがあふれたのは約1年後。

2020年4月中旬。
今のnoteアカウントを作って記事を書き始めた。
気がつけば書くのが楽しくなって、もう半年以上続いている。


今こうして楽しんでnoteで記事を書いたり、イラストを描いたりできるようになったのは、一年前、半信半疑ながらにがむしゃらにノートにエクササイズとして色々書きなぐったからかもしれない。


まとめ

1冊の本に出会い1年が過ぎ、気がつけば今、noteで楽しく記事が書けるようになっている。

数年前の自分は何かせねば的な妙な焦燥感に煽られていた。
もし当時の自分にアドバイスをするならば、今ならこう言うだろう。

表現したい想いがあふれたら、
自分にとってベストなタイミングで、
自然と筆が乗るようになる。

だからそんなに焦らなくても大丈夫だ。
もっと今を楽しんで生きていい。
それが未来の創作の源泉になるから。


当時の自分のように、今書けない人は、今は未来の創作の源泉に水を満たすことに注力するのもいいと思う。干からびた泉にあふれるほど水を注いであげることも時には必要なのではないだろうか。

色々インプットしたり、いいと思えるネタを探してメモをしたり、心ときめくモノのアンテナを立てたり、否定的な思い込みや自分の足枷をはずすエクササイズをしたり。ゆっくり心のストレッチをしておけば、いざやるぜとなった時にすぐに全力で走り出せるはず。


最後に。
著者はこんな風にも言っている。

人間には自分を表現する衝動があって、書きたいという本能的な欲求があるが、私たちは「うまく書かなくてはならない」という強迫観念のために自由に書けなくなっている。


さあ「うまく書かなくてはならない」なんて思い込みはサッサと捨ててしまおう。


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