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考えすぎて行動できない完璧主義でもnoteに投稿できるようになった理由

もしかしたら自分と同じように考えすぎてなかなか行動に移せなかったり、完璧主義でなかなか投稿ができなかったり、発信したいけど読むだけになりがちな人の参考になるかもしれないと思い、自分がnoteに記事を投稿できるようになった理由を書いてみる。

今のnoteを始める前のnote挫折経験

実はnoteのアカウントを初めて作ったのは6年前。
旅先の記録をまとめようと思って、記事を書いてみたものの、3つくらい書いて断念。それからずっと放置していた。

そして今年に入って、自分の仕事のためにもう一度noteを書き始めてみようと思い、仕事から得た知識やノウハウの記事を作った。だが、たった1記事で力尽きた。

その時は内容に何を書くかを考えるだけではなく、ブランディングは?対象とする読者は?どんなマガジンにするのか?カバー画像はどうするのか?雰囲気は?文体や語尾の統一感をどうするか?などなど、非常に細かいところを決めたりするのが大変で時間がかかりしんどくなってしまった。

たった1つ書いた記事の語尾を修正することを何度も何度も繰り返したり、見出しやタイトルを何度も何度も見直したりして疲弊してやめてしまった。

そんな細かいこと気にせず書けばいいのに。

と言う人は多いだろう。

だが、それができない。
自分は完璧主義が強いのだ。

正直、完璧主義はできるだけ控えたいとは思っている。
それは何かやろうと思っても、行動に移すスピードが格段に落ちるからだ。


さっさとやればいいのに。
やってみてから考えればいいじゃん。

とよく言われるが、無計画にはじめて失敗したくないから、まず考え込んでしまう。

考えすぎて動けなくなるのが、完璧主義のデメリットのひとつだと思っている。

もちろん完璧主義の性格があるからこそ、精度の高い仕事を今まで完遂させてきたというメリットもあるから、付き合い方の問題だとは思っている。

noteに関しても同じで、何度も書こう書こうと思っていても、やろうやろうと思っていても行動に移せなかった。

だけど考え方を変えて、むしろ自分の完璧主義を活かすやり方をしたら、サクッともう、本当にびっくりするくらい簡単にnoteに投稿ができるようになった。


自分の性格を逆に活かす

完璧主義の自分が未完成の絵や荒削りななぐり書きの文章を、なぜほぼ毎日のように投稿できるようになったのか。それは自分の性格を逆手にとった作戦が功を奏したからだと思っている。

完璧主義には言い換えれば、こんな特性・メリットがある。

<完璧主義の特性・メリット>
●ブラッシュアップを妥協しない向上心の強さがある
→完璧なクオリティ(自分ができるベスト)に仕上げたい

達成欲、完遂性を求める志向が強い
→最後まで仕上げたい、完了させたい。中途半端に終わるのは絶対イヤ。


加えて、自分の場合は、異常なまでに戦略的思考力が高い。
これはストレングスファインダーをやってみて痛感した結果。

ストレングスファインダーは、自分の強みの34項目の順位を出してくれるものだ。本についている無料版ならば自分の強み上位5位まで、追加でお金を払えば全項目の順位が見れて、さらにそれをどう活かしたらよいかなどの指針が書いてあるレポートがもらえる。

自分の場合、ストレングスファインダーの34個の項目のうち、強い資質上位6位までが、すべて戦略的思考力にカテゴライズされる項目だった。戦略的思考力の10項目中のうち6個が上位にならんでいて衝撃を受けた記憶がある。その分「実行力」「人間関係構築力」の項目などの順位は非常に低い。

自分のストレングスファインダー資質上位5つ
1. 着想
2. 戦略性
3. 学習欲
4. 分析思考
5. 内省

要するに、自分は「考える人」なのだ。
むしろ考えないなんてことはできない。

情報を集め調査し、現状分析し、アイディアを出し、戦略を練り、思考実験を繰り返し、リスクを把握した上で、やっと最善の策を打つというのが、自分はものすごく好きで得意なのだ。

だから考えすぎてしまい、なかなか行動に移せない。

特に、noteの投稿や今回やってみようと思ったiPadでお絵描きのような優先順位の低いもの(続けたところで今後、役に立つのかわからないもの)だと、余計にその傾向が顕著に現れる。

ならばそれを逆手に取って、楽しくなるアイディアを出し、データ収集の一貫として、戦略的に実行してみれば、もしかしていけるかな?と思ったのだ。


完璧主義の特性と戦略志向を加味して考えだした策

それが「12時間チャレンジ」。

簡単に言えば、12時間でどこまでできるかのタイムアタックなのだが、この12時間チャレンジを色々な項目で試してみれば、今まで優先順位が低いからと言って放置してきた「ちいさなやってみたかったこと」を片っ端から試していけるのではないかと考えたのだ。

最初に始めたiPadでお絵かきも12時間でどれくらい描けるようになるかの実験をしている感覚。

これがやってみてうまくいった理由は、自分の3つの特性を生かして、それに付随する欲が満たされるような仕組みにしたことだろう。


自分の3つの特性を活かす仕組み

【特性1】完遂性志向が強い
 →「達成欲」を満たす


【仕組み1】

ある一定時間(今回は12時間)だけやると時間を区切る。すると決めた時間は絶対にやりきりたいという気になる。やりきれて達成したらスッキリする。 
【特性2】戦略的思考力が高い
「考えるのが好き」を満たす

【仕組み2】

小さくやることを戦略を練るための実験やデータ収集として捉える。数時間やって、現状分析し、次の課題を洗い出し対策を練るのはゴールへの戦略を描いているようで楽しくなる。 
【特性3】向上心が強い
→「成長・進歩の充実感」を満たす

【仕組み3】

前回を踏まえた課題解決策をやることで、自分の出来ることが増えていき、スキルアップしている感覚が実感できる。

これを意識した仕組みにしたら、気がつくとあっと言う間に12時間が経過するようになった。

自分の場合は、上記の3つの特性が異常に強いのだが、特性や性格は人によって違うと思うので、自分の性格に応じて変えてみたらいいと思う。

たぶん1〜3個くらいの自分の強い特性を選んであげるとうまくいくと思われる。それ以上を組み込もうとすると仕組み化が難しくなりそうな気がする。

完璧主義が駄文でもnoteに投稿できるようになるには?

これは意外にもシンプルで考え方が変わったら、もう全く以前noteが書けなかった時のような躊躇はない。

「このnoteは12時間チャレンジの実験ノート、実験ログなのだ」

そう考えるようにしたら、メモや思いつき、未完成で中途半端な絵も、すべて実験データの記録という感覚になって、サクサクとnoteの記事が書けるようになったのだ。

むしろ、実験データはすべて残しておくのが鉄則。
学生時代からやっていた研究ノートをしっかりつけて振り返りながら、さらに研究結果をブラッシュアップしていくという経験が、こんなところで生きるとは思わなかった。

所詮、研究ノート、実験ノートは、メモ書きにすぎない。

大切なのは、そこから得られた成果や発見・知見をまとめ論文化していくこと。この流れを学生時代から学んでいてよかった。

だから今は雑記や実験データとしてなぐり書きしている記事も、そのうちきれいに論文化のつもりでマガジンにまとめていこうと考えている。

そんなふうに考えていたら、ほぼ日でサクサクと気楽にnoteがかけるようになった。自分でも意外だったが、自分の性格をうまく使うと物事はどんどんうまくいくらしい。

まとめ

はじめてnoteに出会ってから約6年。
やっとポツポツだけど楽しくnoteを続けられる様になってきた。いつまで続くかわからないけど、できる限り長く続けていきたいと思っている。
まだ継続投稿するようになってからの日が浅いけど、ちいさくちいさく1歩1歩進められるようになってきたコツをまとめると、こんな感じになる。

考えすぎて行動できない自分のような人の場合、

・まず自分の強い特性や性格が何かを把握し、
・その特性(いいところ)を活かしつつ、
・それに付随する「欲」が満たされるような仕組みをつくる

という手順を踏んであげると、案外すっと歯車が回りだすのではないかと思う。

投稿したいけど、なかなかできない方の参考になれば幸いです。


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