Netflix映画「ちひろさん」を観た感想
あらすじとかではなく、ただ自分の感想を書き留めます。
生きるって難しいよなあ、他人と分かりあうのって難しいよなあ、わかり合いたくない時もあるよなあ、とかしみじみ感じた。
個人的に一番印象に残った、自分に刺さったセリフは、店長がちひろさんに言ったこの一言。
「人の体は浮くようにできているからなぁ。沈んでも浮く。ジタバタするから沈むんだ。」
絶賛沈み中の私は(笑)、なるほどな〜〜今は沈んでいるけど、いずれ浮くのか、沈んでいたら後は浮くしかないよな〜〜〜と明に納得した。ジタバタするから沈む、というのも納得。ああ、私、ジタバタ色々考えているから沈んでいるのか、もっと簡単に、割り切って、シンプルに考えたらいいのかもしれない、と思った。と同時に、すごく安心した。私はこのまま沈んだままではない、ちゃんと浮ける時が来る、沈んでいるのは今だけだ、と、少し気が楽になった。
そして、オカジの友人ベッチンのセリフ「自分にも他人にも期待しないことだよ」
これもすご〜〜〜〜く響いた。ああ、私は期待しすぎなんだ、と気づいた。
自分にも期待していた。自分はもっとできるはずだ、かっこいい社会人で居れるはずだ、自分は強いはずだ、能力があるはずだ、自分で決めたことを正解にできる人間だ、良い大学出たし人からも認められる社会人人生を歩まなければならない、と。だから、ちょっとでもうまくいかなかった時、自分にすごく絶望する。
他人にもそう。この人はとても心が綺麗な人だ、この人は人思いないい人だ、この人は尊敬できる人だ、などと勝手に自分が期待しては、それ通りに他人がいかなかった時に絶望する、こんな人だと思わなかったと。
「期待しない」そうしたら、例えがっかりすることが起きても、「まぁそんなもんよな」と受け入れやすいと思う。それに、良いことが起こった時に心から喜べる余白も残せる。その方が幸せよな〜〜〜と感じた。
と、主人公のちひろさんの話ではなくて、その周りの人のセリフに完全に取り憑かれてしまった(笑)良い映画でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?