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私が大事にしている「感想時間」

フォロワーのまと。さんが
参加型の企画を提案されています。

まと。さんが提示している
9つのキーワードから
2つのワードを選び、
そこから自由に発想して記事にする
というかなり自由度の高い企画です。

気になった方は、
ぜひ、ご参加ください。

一人につき、何本でも投稿可能
ということだったので、
まずは私から一本目の記事を
投稿させていただきます。

選んだワードは
「感想」「時間」です。

これらのキーワードから、
私の「感想時間」なるものをお伝えします。

私は note で、映画、音楽、本、ゲームなどの
レビューを書くことが多いですが、
それらを書くにあたって、
どんな過程を経て、
書いているのかという話です。

レビューの前にメモを残す

映画や本は、それを観終わったり、
読み終わったりした時点で、
極力時間の経たないうちに
メモを残すようにしています。

昔は紙のノートに書き残していました。

今は、スマホなどのアプリが充実していて、
そちらの方が情報を整理しやすいので、
アプリを利用しています。

映画は「フィルマークス」

本は「ブクログ」

それぞれのアプリにメモを残しています。

アプリに書き込むのは、
あくまでも自分のためのメモです。

「レビュー」を書く場合は、
他者に読んでもらうことを前提にして書くので、
いろいろ書き方を工夫しますが、
最初に感想を書くのは、
メモ程度の内容なんですよね。

最初から「レビュー」を書こうと
肩肘を張ってみても、
しんどくて長続きしません。

いろいろ観たり読んだりすれば、
中には自分とは相性の悪い作品に
出会う時もあるでしょう。

そういう時こそ、
「メモを書く」だけのスタイルは有効です。

私は観たり読んだりした
すべてのものをここで「レビュー」として
上げているわけではありません。

中でも「これは特にオススメしたい」
と思うものを厳選し、
記事にしています。

しかし、そうでない作品についても、
自分の中では
「どんな作品だったか覚えておきたい」
というのがあるんですよね。

どこでなにが役に立つかわからないので。

貴重な時間を使って、
観たり読んだりしたものは、
自分の中に定着させておきたいのです。

ただ漫然と観たり読んだりしていると、
ただただ消費していくだけなので、
もったいないと思うんですよね。

なので、私はどんな作品についても、
メモを残すようにしています。

メモを書く際の注意点

メモを書くうえで、
いくつか注意していることもあります。

それは、
・できるだけ早い内に書く
・他の人の感想は見ない

この2点だけです。

「できるだけ早い内に書く」のは、
時間が経つほど、
記憶が薄れていくからです。

できるだけ記憶が鮮明なうちに
自分の生の感想を残しておくのに
越したことはありません。

「他の方の感想を見ない」のは、
他の方の感想を読むことによって、
本来の自分の感想が打ち消されてしまう
可能性があるためです。

これもすごく大事なことだと思っています。

メモを書き終わった段階で、
他の方の感想を読むことはあるんですが、
一様に、みんなが同じ感想を
述べている場合も多いんですよね。

これはその作品が実際に、
そういう作品だという場合もありますが、
ネットが普及してから、
そういう傾向がますます強くなった気がします。

もしかしたら、自分の感想を書く前に、
他の方が書いた感想を読んでしまって、
みんなが同じことを
反復しているだけなのかもしれません。

そういう先入観に騙されたくないので、
メモを書く前に
他の方の感想を読むのを避けています。

逆にメモが書き終わった後に、
他の方の感想を読むのは、
大事なことですね。

自分とは逆の感想を持っている人が
どんな視点で
感想を述べているのかを知ることで、
レビューを書く際に、
自分以外の他者の視点を
取り入れることができます。

自分と反対の意見を持っている人に
直接コメントで反論すると、
ケンカになってしまうことも
あるかもしれません。

しかし、自分のレビューで
「こう言っている人もいるけど、
 私はこう思う」
と書いてもトラブルにはならないでしょう。
(名指しで批判したりしない限り)

こういうスタイルで
自分の論評を書くことによって、
自分の考えがより洗練され、
スッキリした気持ちになることができます。

「メモすること」を前提に鑑賞する

ここまでは自分のメモを書くタイミング、
注意していることを書いてきましたが、
ここからは「メモ以前」の話です。

私はいろんな作品を
観たり読んだりしている時に、
頭の中にたくさんのメモを残しています。

メモを書く時には、
その頭の中のメモを
文字に起こしている感覚です。

こういう習慣になったのは、
私が映画を観たり、
本を読んだりしたあとに、
「感想を書く」ことを
決まり事にしているからでしょう。

こういう習慣ができるまでは、
私も感想文を書いたりするのは苦手でした。

観た後に感想を書くつもりで、
観たり読んだりしていないと、
自分なりの感想を述べるのは、
なかなか難しいものです。

そして、メモやレビューを
書き続けているうちに、
自分の中で、いろんな物差しが
できあがっていきます。

一つの作品に対して、
「これは何かに似ているな」とか
「このやり方は珍しい」というような
気づきが多くなるのです。

この気づきが多くなると、
多様な作品を楽しめるようになります。

誰もが私のようにレビューを書くべき、
とは思いませんが、
メモ程度の内容であれば、
誰にでも書けると思うんですよね。

ですから、みなさんもぜひ作品を
「消費」していくだけでなく、
「感想時間」を設けてみてください。

それが習慣化すると、
作品を鑑賞する楽しさが
圧倒的に増えるでしょう。

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