サッカーJリーグで地方活性化、ルヴァンカップ新方式がもたらした恩恵と経済効果
今回はサッカーを通して地方にて経済効果が出たお話です。
1.ルヴァンカップ新方式
先月、日本全国各地でサッカーJリーグのリーグカップ戦である
「ルヴァンカップ」が行われました。
昨年度までのルヴァンカップは、J1クラブと1部のJ2に所属しているクラブ同士のみの大会でした。
今年からは、J1、J2、J3全60チームを対象となりました。
10個の各グループに分かれ1試合制の𝟭𝘀𝘁ラウンドと呼ばれるトーナメント戦を行います。
𝟭𝘀𝘁ラウンドを突破した10チームがホーム&アウェイ方式のプレーオフラウンドで戦います。
プレーオフ突破した5チームと、ACLに出場している為シード枠となっている3クラブを交えたプライムラウンドを行います。
ここから従来の方式、準々決勝、準決勝はホーム&アウェイ方式、決勝のみ1試合トーナメント戦を行います。
2.𝟭𝘀𝘁ラウンドのホームは下カテゴリー
ルールとして1試合のみのトーナメント戦の為、対戦の際はカテゴリーが低いクラブのホームで行うこと!
同一リーグ同士では23年度の順位が下位クラブのホームで開催されます。
カテゴリー別で資金力含め分配金の差があるので、下位のクラブからするとホームで試合ができるのは願ったり叶ったりです。
さてそんな中、あるJ1のクラブチームが地方に来たことにより、地方の番組でニュースになるくらいの出来事が起きました。
3.平日開催のアウェイ席に1,500人のサポーター
その話題となった試合が”ガイナーレ鳥取対浦和レッズ戦”での浦和サポーターの方々でした。
熱狂的ファンが多いクラブチームで、ホーム平均観客動員数3万人を誇るクラブ。
海外だろうが1,000人規模で応援に行く位のサポーター陣。
たまに白熱しすぎて1部の方のトラブルもあるクラブ。
ニュースで取り上げられた時はまたなにかやらかしたかと最初疑ってしまった自分が恥ずかしい。
ニュースとなったのは、平日の夜にも関わらずアウェイに足を運んだ浦和サポーターの人数がなんと1,500人!
最初アウェイゴール裏の席1,000枚だったが完売したのでスタンド横に追加500枚用意しても完売とのことでした。
普段のJ3リーグの平日アウェイ含めこんなに埋まったことは初とのこと。
どれだけ凄かったか動画を見てください。
アウェイで人数いつもより少ないのにこの声量は凄い。
結果としては2-5で浦和レッズがJ1所属の力を示した内容となりました 。
試合内容はこちらから
4.1,500人がもたらした経済効果
そして試合も良かったですが、そこに付随して大きな経済効果が起きました。
まず興行収入ですが、アウェイ席のみで
1,500人×約4,000円のチケット代=6,000,000 円
の売上を平日でたたき出す。
これに加えホーム側のチケット代、コラボグッズの販売、スタジアムグルメなども売上になるとリーグ戦よりはるかに稼いでいると思われます。
さらに浦和サポーターは前日から前乗りして来ている方々が多く、
・飛行機代、タクシー等の移動費
・鳥取市内のホテルが平日なのに満室
・飲食店が満席
・観光地、お土産屋も繁盛
と試合以外での浦和サポーターが鳥取県内にてお金を使ったことにより経済効果をもたらしたことが分かりました。
思わぬ所で経済効果が生まれたことによって、このルヴァンカップ新方式はとても良い取り組みだと思いました。
この路線を継続してサッカーから、各地域で活性化できたらと思っておりますので、これからもJリーグを応援し続けます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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ではまた。
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