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いい音オヤジのオーディオ雑記

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オーディオ関連の色々な事を、思ったままに書き出した雑記と、いろいろ作った物の発表をしています。
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2023年6月の記事一覧

知らない、わからない事

知らない、わからない事

私は、ダメ耳だし、カミさんからはケチケチジジイと言われる。
なので、中古で優秀録音版として売られているレコードや、何万円もする様な希少価値版を購入した事はない。私にとっては、1,000円を超える様な中古レコードは、店の棚を漁っていても目に入らない。棚の中に中古の同じアルバムが二枚ある時、必ず値段の安い方を選ぶ。たとえ、ジャケットが擦れていたり、帯が切れていたり、なかったりしても。
数千円する有名な

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バイアス

バイアス

昨日、録画してあった「アストリッドとラファエル」(NHK)を見て、人は多種多様で、自分が当たり前だと思う事、自分が感動する事、自分が良いと思う事を、皆、他人も同じように感じているとは限らないという、当たり前のことを、今一度再認識させられた。
なので、他人と共感できる事があるのは人生の上での楽しみではあるけど、共感し合えない時も、相手を尊重しつつ、自分の意思を貫く事ができるというのも大事なことの様に

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同じ曲、何枚持っている?

同じ曲、何枚持っている?

特にクラシックで言えることだけど、買って来たレコードを聴くと、あ、これと同じ曲は、既に持っているって言う事が結構起きる。

もちろん演奏家の違いで曲調がかなり違うものもあるので、それを聴き比べるなんて言えば聞こえがいいのだが、私の場合は、持っていない曲を集めて色々聴いてみたいという思いからレコードを買いに行くので、同じ曲が掛かると、あ、これ知ってる、また、やっちゃった。という気分になる。

数百枚

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貴方はいつ閃きますか?

貴方はいつ閃きますか?

「ふとした時に、凄い閃きがあって、これやったら凄いビジネスになるかも!とか、今抱えている問題が解決しちゃった!とか、このフレーズ、ヒットしそうなんて時ありませんか?
そして、その閃きのタイミングは、その人のライフパターンの中のある瞬間だったりしませんか?」という質問!

私の場合、シャワーを浴びている時、朝散歩している時、そして時に就寝中の夢の中で、その様な事が起きる。

でもたいてい、そのような

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負帰還を理解したい

負帰還を理解したい

真空管アンプを作り始めて、初めのうちは、作成本にある回路図に従い、疑いもせずそのまま作成していた。いわゆる、プラモデルの電子技術版の様な感じ。先生が作成した回路だから、必ずいい音が出る。負帰還だか、無帰還だかを気にするまでもなかった。

少しすると、自分で簡単な回路を作れる様になるが、できるだけシンプルにしたいし、少し難しい技術は全く歯が立たないので、三極管または、三結のシングル、無帰還と決めて作

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真空管アンプ作成-まだ五合目あたりで右往左往

真空管アンプ作成-まだ五合目あたりで右往左往

今まで、作成した真空管アンプについて、各所の電圧が期待の通り出ていれば良しとして、それ以上の測定はしていなかった。
どのアンプも聴いていて違和感がなく、皆いい音に聴こえるのだからそれで良しとしてきた。

最近、ようやく真空管アンプの回路図をある程度理解して、増幅の原理も何となく分かって来た。電源の作り方、整流の仕方も少しずつ見えて来た。なので、三極管(三結)、2段のシングル、無帰還アンプの自作まで

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相性が合うってある?

相性が合うってある?

オーディオって簡単に言ってしまうと、微量な音の波を増幅して人が聴こえる様にする事。

つまり、録音された音源→物理的な媒体→電気的な増幅→音の振動という事。

もう少し具体的にいうと、マスター音源→レコード、CD、テープ、データサーバ?→アンプ→スピーカー→部屋の環境→耳という過程を経て音楽を聴いている。

とすると、それらの全てのアイテムの組み合わせは無数にある事は想像できる。

最近思うのは、

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チグハグなA面とB面の不思議なレコード

チグハグなA面とB面の不思議なレコード

いい音オヤジでさえも、少しプチプチ、サーが気になる録音版、レコード。
レコード自体は汚れていないし傷も少ない。
オリジナルの録音はもちろんモノラルだけど、なぜかプチプチ、サーだけが、ステレオで聴こえてくる不思議。もしかしたら、モノラル専用針で聴いたらプチプチ、サーが軽減されるのだろうか?
オリジナルテープからの再録音との事のようである。

A面とB面にリムスキーコルサコフ(Rimsky-Korsa

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やっぱり良い音だ。

やっぱり良い音だ。

決して自分はいい耳を持っているとは思わない。もうこの歳だし、高音は、10kHz以上は聴こえてないかもしれないし、それでなくても、いつも耳鳴りがキーンとしている。どちらかと言うと右よりも左の方がキーンとしている。
音楽の事を学んだ事も無いし、楽器も弾けなければ、音符も読めない。世の中には絶対音感を持っている人がいると言われているが、私には全く縁がない。
そんな私だけれど、自宅のロフトで、自分の作った

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気軽にMCカートリッジで聴く

気軽にMCカートリッジで聴く

今までMCカートリッジがついていたプレーヤーは、オートリフトアップ機能がなかったので寝落ちを気にして安心して聴けなかった。これでは、精神的によろしくないと気づき、ネットで高評価なオーディオテクニカ(audio-technica) AT6006R トーンアームセーフティレイザーを購入。Denon DP-500Mにも問題なくついた。

確かに良い!

これで安心してMC針で音楽が思う存分聴ける様になっ

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レコードをいい音で聴くために

レコードをいい音で聴くために

レコードを綺麗に埃取りをしてから聴くというのは鉄則だけれど、何枚ものレコードを聴いているとどうしても針先に埃がまとわりついてくる。

私のダメ耳でも音がなんか変だなと思った時は、大抵、針先がよごれている。そんな時は、針先をクリーニングしてあげれば良い事は、レコードファンには当たり前のことだろう。

そんな時、私は、針先のクリーニングを必ずプレーヤーからカートリッジ毎とり外して、手元で30倍のルーペ

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600円の価値

600円の価値

月に一度程、県境を超えて東京の合羽橋に行くついでに、秋葉原へ寄る。昨日は、少し足を伸ばしてお茶の水のレコード店へ行き、久しぶりにクラシックのレコードを漁った。

欲しかった、Barber、弦楽のためのアダージョを見つけることができなかったが、IMUSICIを2枚、Isaac Sternの60歳記念コンサートのものを1枚、そして、Boccheriniを1枚、合計4枚を2,400円で購入した。つまり、

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早朝散歩→タイムマシーン

早朝散歩→タイムマシーン

もうこの季節だと早朝にはならないかもしれない。朝6時では太陽もだいぶ昇っている。外が明るくなるのでいつまでも寝ていられない。

雨上がりの清々しい朝、いつもの散歩コースを歩き始めると、特に今日は、鳥たちの鳴き声に気を取られる。あちこちで、ピヨピヨ、チユンチユン、そして、目の前をパタパタ、スーと通り抜けて少し先の宿木へ向かったり。
足元では、流れる川のせせらぎが心地よい。
濡れた草木が太陽の暖かさを

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実体験:6.5cm口径、84dBの意味を知った。

実体験:6.5cm口径、84dBの意味を知った。

今日、新たな発見があった。
ここの所ほとんど、レコード+真空管アンプ+バックロードホーンで音楽を聴いていたが、今日CD+半導体アンプ+6.5cmフルレンジ共鳴管スピーカーのシステムで、ブライアンブロンバーグのWoodというアルバムを聴いた。初めから強烈なベースの低音が特徴のアルバムである。

共鳴管は、吹き抜けのロフト部分に置かれ、スピーカーユニットは天井を向いていて、天井全体から一階へ回り込むの

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