建築家を選ぶときに

最近気になっている。
家を建てよう、建築家に頼もうと思い立つ。
そこからどういうルートで建築家にたどり着いて
どうやって建築家を決めるのだろう？

テレビや雑誌で見た、好きな作風、たまたま知った、知人の紹介、など
まぁいろいろあると思うのだが、決め手は何なのだろうか。
よく「提案してもらって決めます」、というのを聞く。
そりゃそうだ、この建築家に頼んだらどんな建物になるんだろうかと
気になるから、一度見てみたいと思う。
だけどよく考えたら、そもそもここが間違っているような気がしている。
提案も大事だが、建築家の人となりを重視するべきだと思っている。

建物を建てるのは時間がかかる。
設計から含めると、１年２年はかかることも少なくない。
その間、悩むことや腹の立つこともあるし、不安もあるだろう。
提案はものすごく素敵でも、反りの合わない建築家と１年２年を共にするのはとてもつらいはず。言いたいことも我慢して、１年２年耐え忍んで、いい家になるはずはない。

だからパートナーとして何でも気軽に話し合えるそんな建築家を選ぶのがいいと思っている。直接会って話を聞いてみたり、実際手掛けた建物を見に行ってみるのもいいだろう。建物やクライアントのことをしっかり考え、誠意をもって取り組んでくれるそんな建築家を選びたいものです。

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