最近の記事

「お客様は王様である」

・社会問題化する「カスタマーハラスメント」について 先日、こんなリリースを見かけました。 大分トリニータが「カスタマーハラスメントに関する当クラブの考え方」として、一部の不当な言動を行う客から監督・選手・社員を守るための対応方針を定めたとのことです。 金銭の要求や暴力、悪質なクレーマー行為など客による迷惑行為を「カスタマーハラスメント」と呼びます。カスタマーハラスメントについては、近年では任天堂や高島屋など多くの企業でサービスの提供拒否や法的措置など対応策を進める例が

    • サポーターは子どもたちに「夢」を与えられる存在になれているか

      ファジアーノ岡山は第2節アウェイいわき戦を終え、 1勝1分勝ち点4という結果で滑り出しを迎えました。 DOGSOにより一人少ない10人で迎えた後半ATのラストワンプレーで追いつかれたいわき戦は、結構メンタルには響いているんじゃないかとかと思います。 そんな中で、色々と気になったことがあったので今回記事を更新しました。 タイトルにもある通り、サポーターを名乗る人たちには今ここで自らの振る舞いを見つめ直してほしいな、と思っています。 試合内容に一喜一憂し、負け試合や引き分

      • 最高のフィナーレ 〜高円宮杯 JFA U-18 サッカー プレミアリーグ2023プレーオフ観戦記〜

        ご存知のとおり、日曜日に行われた高円宮杯 JFA U-18 サッカー プレミアリーグ2023プレーオフにおいて、我らがファジアーノ岡山U-18は京都サンガF.C.U-18を1-0で撃破し、見事に来期からのプレミアリーグ昇格を掴み取りました。 試合の速報的なレポートはFrom OKAYAMA( @fromokym )のアカウントで書きましたが、ここではそれなりにファジユースを追いかけていた(と勝手に自負している)自分の、湿度高めのレポートを書き記したいと思います。 ・組み合

        • 「おもんない人」の失言

          (ファジの試合から実家に帰る電車でこのnoteを書いています) 今日の試合後、いつものようにスタジアムの外でサポーター仲間とワイワイ話していると、別のサポーター仲間の一人が怒り心頭で僕達のところに来た。 話を聞くと、どうやらその人の席の近くにいた観客が終始ファジアーノの選手たちの体格や外見を揶揄するような発言を繰り返していたとのことである。 2点差を追いかける展開だっただけに、不満から暴言を吐いているのかと思って聞いていたが、どうやらそうでもないらしい。 彼は「うまい

        「お客様は王様である」

          「J2の頂点を目指すなら勝ち続けなければいけない」のは本当なのか検証してみた。

          はじめに J2優勝を目標として掲げたファジアーノ岡山。目標である優勝を遂げるには単純に考えれば「全部の試合に勝てば確実に優勝できる」のは確かであるが、現実的にそうはいかないもの。では、これまでのJ2リーグを征したクラブはどんな戦績だったのか。検証することでクラブにとっての一助となれば幸いです。 個人的仮説 「全部の試合に勝てば確実に優勝できる」のはそりゃ当然であるが、自分の肌感覚では自動昇格を決めたチームは序盤より終盤の勝ち点が多いという印象があった。それは真か偽か。検

          「J2の頂点を目指すなら勝ち続けなければいけない」のは本当なのか検証してみた。

          ファジアーノ岡山 全外国籍選手列伝 その③ 2020~2023

          みなさま、おひさしぶりです。 以前書いたこちらの記事の続編です。 今回は新型コロナ禍に見舞われた2020年から2022年12月現在に至るまでの外国籍選手の記事となります。おそらく、来シーズンには新しい選手の加入もありうると思いますので、その際は追記します。 それではどうぞ。 【追記】2024.2.17 2023年に加入したルカオ選手を追加し、一部選手に追記しました。 2020年パウリーニョ(MF、ブラジル、2020〜2021)シーズン始動となるキックオフセレモニー開催

          ファジアーノ岡山 全外国籍選手列伝 その③ 2020~2023

          ファジアーノ岡山の2021年度経営状況が発表されましたよ、というお話

          みなさま、こちらではご無沙汰しております。 これまでにも「こういう記事を書きたいな」と思っていたネタはいくつかあったものの、書くのに時間がかかったり投下するタイミングを逃し、気がつけばこんなに時間が経っていました。 さて、今回のテーマはこちらです。 https://www.fagiano-okayama.com/news/p1473057449.html 4/25に我らがファジアーノ岡山の2021年度決算報告が公式サイトにてリリースされました。 コロナ禍に見舞われた2

          ファジアーノ岡山の2021年度経営状況が発表されましたよ、というお話

          言うは易く、行うは難し

          2年連続で非常事態宣言下での誕生日を迎えた。その前の2019年の誕生日は元号が平成から令和に変わる日だった。いつもより賑やかな誕生日だったその年と比べると落差が大きいものである。 大学入学と共に地元である岡山を離れて一人暮らしを始めた。仕事の関係で一旦実家に帰った時期もあったが、通算するとかれこれ15年以上も一人暮らし生活を送っていることになる。 一人暮らしを始めた大学一回生の頃は、何もかもが初めてだった。毎日が「何をどうやったらいいかわからない」ことの連続だったが、逆に

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          サガン鳥栖のユースチーム育成事業応援ファンドについて色々と考えてみた。

          皆様、ご無沙汰しております。Twitterではいつもと同じくわいわい楽しんでいますがnoteは久々の更新となりました。 更新をサボっている間に世界中が新型コロナウイルス感染症でてんやわんやとなり、サッカー界にもその影が及んだ2020年となりました。日本は感染者数や死亡者数などを他の国と比べたら「まだマシな状況」と言えるかもしれませんが、確約Jリーグクラブにおいてはかなり厳しい状況となるクラブが増えることが予測されています。 そんな中、昨日このようなリリースがありました。

          サガン鳥栖のユースチーム育成事業応援ファンドについて色々と考えてみた。

          ファジアーノ岡山 全外国籍選手列伝 その② 2014~2019【2022年12月追記】

          みなさんこんにちは。 こちらの記事の続きです。今回は影山体制ラストイヤーの2014年から現在までの選手を振り返りたいと思います。特に現在在籍中の選手の項目などはご新規さんの「お誘い」の際に役立てていただけると幸いです。 それではどうぞ。 2014年 ウーゴ (FW、ブラジル、2014)J1昇格に向けて得点力のアップが急務とされてきたファジアーノにやって来たブラジル人FW。しかし、当時のチームが求めていたのは空中戦など最前線で身体を張る事ができるFWだったにも関わらず、彼

          ファジアーノ岡山 全外国籍選手列伝 その② 2014~2019【2022年12月追記】

          ファジアーノ岡山 全外国籍選手列伝 その① 2005~2013【2022年12月追記】

          みなさんこんにちは。 最近ぼくのTwitterのTLで流行りの「◯◯(クラブ名)外国籍選手列伝」に乗っかってみました。でもどうせやるなら、とトップ・ネクス含めた歴代全選手やってみることにしました。簡単な「その年のファジアーノ岡山の振り返り」も補記してますので、最近ファジサポになった人や他サポさんは是非参考にしてみてください。 何番煎じになるかわかりませんが。よかったらご覧ください。 2005年 梁圭史 [リャン・キュサ] (FW、北朝鮮、2005~2006) 岡山県出

          ファジアーノ岡山 全外国籍選手列伝 その① 2005~2013【2022年12月追記】

          日本にはピランヌチウールの理解もなければ文化もない

          ※このnoteに出てくる「ピランヌチウール」はフィクションです。ググっても出てこない単語を適当に作りました。お読みになる皆様は「ピランヌチウール」という単語を脳内で「サッカー」とか「ロック」とか「アニメ」とかお好きな単語に置き換えてお読み頂けると幸いです。 私たちが日常生活を送るなかでもピランヌチウールについて耳にする機会は多いと思います。 しかしながら、いまだにこの国ではピランヌチウール文化が定着していないように私は感じています。 何故、日本でピランヌチウールが文化と

          日本にはピランヌチウールの理解もなければ文化もない

          「本場のサッカー」と「鶏の照り焼き」

          ・「本番」のスタイルとは「本場のサッカー」は狂気を帯びているそうな。 でも、「本場」のスタイルが必ずしも全ての国で受け入れられるとは限らない。 身近な例だと、寿司は日本が「本場」である。 じゃあ、「本場」じゃない海外の国には寿司がないのかと言われたらそうでもない。 生魚を食べない習慣の国ではカリフォルニアロールとかがある。「本場のスタイル」ではないけど現地の味覚に順応し、のちに逆輸入された立派な寿司である。 ・「本場」以外で文化を作ったキッコーマン日本人に馴染みの深

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          「本場のサッカー」と「鶏の照り焼き」

          新潟サポさんの質問に答える形で対談しながらファジフーズについて考えてみた。

          Jリーグ・ファジアーノ岡山のホームゲームで有名なのが、スタジアムグルメ「ファジフーズ」。 ファジフーズって何がすごいの?推しメニューは何?とりあえずファジフーズだけ食べに来てもいい? そんな疑問に少しでも役立てばと、岡山サポーターと岡山出身新潟サポーターでファジフーズについて座談会をしてみました! 今回は、新潟サポーターのLさんから我々岡山サポに質問していく形式でファジフーズの魅力をお話しています。 新年度最初のホームゲームである4月7日のファジアーノ岡山vsアルビレ

          新潟サポさんの質問に答える形で対談しながらファジフーズについて考えてみた。

          ファジアーノ岡山U-18についてみんなに知ってもらいたいので座談会やってみた。

          長いようであっという間だったオフシーズンも終わり、日付変わって本日2月24日からいよいよ今シーズンのJ2も開幕します。 そんな開幕に向けて、研鑽を積んでいるファジアーノ岡山には下部組織であるファジアーノ岡山U-18(正式名称としてはファジアーノ岡山U-18ですが、以降は便宜上「ユース」と表記します)があります。 そんなユースをもっとたくさんの人に注目してもらいたいと思い、ユースについての記事を書きたいと思い立ったのが昨年末のお話。 しかしながら、昨年は色んな事情でなかな

          ファジアーノ岡山U-18についてみんなに知ってもらいたいので座談会やってみた。

          ハディ・ファイヤッド選手の加入から始まる「岡山の街をアジアに」という戦略

          さきほど、9月に練習参加していたマレーシアU-23代表のハディ・ファイヤッド選手の加入が発表されました。 http://www.fagiano-okayama.com/news/p1473054490.html ハディ・ファイヤッドってどんな選手?ハディ選手は2000年生まれの18歳で、現在ファジアーノでプレーしている福元友哉選手、阿部海大選手、デューク・カルロス選手達と同学年になります。 現在18歳ながら今年のアジア大会のU23マレーシア代表にも選出され、背番号10番

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