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ファジアーノ岡山U-18についてみんなに知ってもらいたいので座談会やってみた。

長いようであっという間だったオフシーズンも終わり、日付変わって本日2月24日からいよいよ今シーズンのJ2も開幕します。

そんな開幕に向けて、研鑽を積んでいるファジアーノ岡山には下部組織であるファジアーノ岡山U-18(正式名称としてはファジアーノ岡山U-18ですが、以降は便宜上「ユース」と表記します)があります。

そんなユースをもっとたくさんの人に注目してもらいたいと思い、ユースについての記事を書きたいと思い立ったのが昨年末のお話。

しかしながら、昨年は色んな事情でなかなかユースの試合に足を運べなかったわたくし。自分だけで記事を書く自信が無かったにもかかわらず、ユースの記事を書きたい衝動に駆られた結果、「ユースウォッチャーさん達との対談形式ならいけるやん!」と思い立ってユースウォッチャーさんお二人に声をかけてみたところ、快く応じてくださいました。

3人の座談会(実際はLINE上で行いました)を通じ、ユースの魅力についてみなさんに知ってもらえればいいなと思っています。もちろん、ファジサポさん以外のJサポさんであっても、自クラブのユースにハマるきっかけにもなってくれるとうれしいです。

参加者&簡単な自己紹介

・iek ( @iekiek1984 )
わたくし。
・あずさん ( @akarazmade12 )
政田に「生息」するiekの後輩(本人談)。
・へなぽこ ( @henapoko )
カメラを背負って政田に通う自称「ファジアーノ写真部員」(本人談)

①ユースにハマるきっかけとは。

iek「それではまず、みなさんがユースを見るようになったきっかけから教えて下さい。」

あず「政田サッカー場(※1)ができて、それまでトップとは別の練習場で練習していたユースがトップと隣り同士で練習するようになったり、試合も政田でやるようになったからかな。その前にも試合では観てたけど、いつもトップの練習見学で通っている政田でプレーしてると身近に感じるので。」

※1 政田サッカー場:2013年に完成したファジアーノ岡山の専用練習場。ファジアーノ岡山U-18は主に人工芝グラウンドで練習を行い、プリンスリーグなど公式戦もこちらで開催されている。

iek「やはり政田の完成がひとつの契機となったんだね。」

へなぽこ「僕のきっかけは、あずさんなんです(笑)政田に通うようになって、隣でやってるのは知ってたし前々から気にはなってたけど、なんとなく覗いていいものなのかわからなくて躊躇してました。だから、誘ってもらえたのが大きかったなーと思います。」

iek「 『誘ってくれる』『導いてくれる』人の存在って、きっかけとしては大きいですよね。僕の場合も最初にユースの試合を観に行ったのは別のファジサポさんからのお誘いがきっかけでしたね。」

へなぽこ「もうひとつ言うならやっぱり『試合を見たこと』はデカかったと思います。練習見るだけより思い入れの度合いがかなり違ってくるから、そのあとの『応援したい』って気持ちの強さが跳ね上がりました。

iek「やはり何らかの『接点』を持つことはいいきっかけとなりますよね。」

あず「実際に会ってみるとやっぱり応援したい!って気持ちは湧いてくるよね。プレーもそうだけど…プレー見てなくても、ユースっこたちは会う人会う人に『こんにちは!』って元気よく挨拶してくれるから。それだけでもなんか嬉しいしね。」

へなぽこ「挨拶してくれるの、嬉しいよねほんと。
その挨拶ひとつで推しメンが決まった(笑)」

iek「僕が去年見ていて思ったんですが、昨年から行われた『Jリーグ育成マッチデー』(※2)をきっかけに特定のユースっ子に注目するようになった人、結構僕のTLにいたよなーって思いますね。」

※2 Jリーグ育成マッチデー:将来有望な若手選手の強化・育成に寄与することを目的として、6クラブ(ほぼ中国地方クラブ)を対象に開催された大会。直近の公式戦の控えメンバーや怪我明け選手、ユース所属選手の実戦経験の場となった。今年も開催されるんやろか。

あず「U18自体の試合はいくらトップの隣でやっててもなかなか『よし、試合してるから応援だ!』とはならないかもしれないけど、ネクス(※3)からユースに興味持った人もいれば、最近は育成マッチでプレーを見て好きになったって人もいるね。トップチームと接点があるとやっぱり見る機会が増えてる感じがする。」

※3 ネクス: 正式名称はファジアーノ岡山ネクスト、公式略称はネクスファジ。ファジアーノ岡山の若手選手やリハビリ明け選手などの実戦経験の場として2009年に設立し、岡山県1部リーグ→中国リーグ→JFLと闘いの舞台を変えていったが2016シーズンを最後に活動終了となる。

iek「育成マッチデーの例でいうと、例えばトップチームに特定の『推し選手』がいる人がその選手を応援する目的で観戦して、新たにユースっ子に注目する、という流れが出来るのはネクス時代と似てるよね。」

あず「育成マッチは準公式戦なので、公式記録を見れば誰が◯番で出てますとかわかるよね。だから『あの子はユースの◯◯くんだ』、ってのがわかりやすいのもあると思う。」

iek「あー、そうか。あとで『あのプレーをしていた選手、誰なんだろう?』って自分で調べて、というパターンはその選手に注目するいいきっかけになるよね!」

へなぽこ「そういえばTMとかでもユースっ子を見る機会はあったけど、結局『ただの練習生』扱いでどこの誰かまで注目する人は少ないかもですね、たしかに。」

iek「ファジの場合、TMは基本的に公式であまり結果リリースしないですし、あっても得点者だけでスタメンなんかは出ないですもんね。」

あず「プリンスリーグ(※4)も中国は公式記録出るけど県の方は出なかったりするから、やっぱり誰が出てるっていうのは大切。いいなぁ、って思っても誰だろう?で終わっちゃうしね。名前がわかればまず公式HPの名鑑から、『この子はこういう選手で、出身はこのチームなのか』となって興味も湧くし。」

※4 プリンスリーグ:高校・クラブチームを問わず強化を図るために2003年から開始した、高校生年代のリーグ戦。ファジアーノ岡山U-18は上から2番目のカテゴリーに属するプリンスリーグ中国に所属。

iek「あ、出身って確かに大事!!他県出身者もいるけど、大体は岡山出身だし、その中でも小学校とか中学校年代のチーム見てたら『ウチの実家近くのとこやん!』ってなったりするもんね(笑)」

あず「『地元!!』ってのもあるし、あと県外の子でも、あっ、このチーム知ってる、○○選手の後輩なのか!ってのもある。」

iek「ファジ自体が『岡山』という地域の帰属心をくすぐられるものだけど、ユースっ子の出身見てたら市以上に区とか学区レベルで同じって子を見るとめっちゃ気になってくるよね。」

あず「プレーもそうだし、サポってみんなまずどんな選手が好きかってのがあると思うんだけど、実際見た中で地元であったり、プレースタイルとか、あるいは実際に接して話してみたときの感じとか、そういう色んな面が気になって『応援しよう!』ってなってから、トップの選手以上に成長真っ最中のユースっこたちが3年間でどんどん成長していく様子を見ていると、なんかステキだなぁって思う。」

iek「多感な時期で、成長著しい時期だからこそ、そこでふれあった人たち同士で影響し合う、という側面もあるのかもね。」

へなぽこ「そういう成長を感じて嬉しく思えるのは、やっぱりユースだからこその魅力なのかなあ?」

iek「ユースの世代って本当に成長著しい時期なので、長く見てたら『あー、この子成長してるなー』って目に見えてわかりますよね。体格面も精神面も、もちろんプレー面においても。」

あず「最近もあったよ。とある子が上級生になったら、『めっちゃしっかりしたなぁ』って場面が。彼の変化には『急にどうしたの!?』って驚かされた(笑)」

へなぽこ「短期間で変わっていくから実感も得やすいでしょうしね。そういう瞬間の『応援してきた喜び』って気持ちいいんだろうなーって思います。」

iek「そういう『急な変化』を見て、『ウチの子たちも大きくなったねぇ…』とまるで本当の親御さんのような目線になるのはユースウォッチャーの宿命ですよね(笑)」

へなぽこ「『どうやったらこんな良い子に育つんだろう…』って、別ベクトルの親目線で見てたりもします(笑)まぁ、去年の途中からユースをちゃんと見始めた身としては、初めての代変わりで彼らがどんな変化をするのか、とても楽しみです!」

iek「今までは下級生だった子が、後輩が入ってどう変わって行くか、っていうのはなんというか「学生世代」って感じがしますよね。もちろんトップチームでもそういう姿は見られるんですが、なんかユースの方がその「成長」っぷりが顕著だなって僕は感じてました。」

あず「代が変わると色々な変化があるからね。トップと違って3年間しかいないし…」

へなぽこ「寮生活で普段からずっと一緒に過ごしてたりするのも大きかったりするのかもしれませんね。」

iek「そうか、生活も一緒なら「面倒を見る」場面も増えますもんね。なんか本当の兄弟とかに近いような感じがしますね。」

②ユースの魅力とは。

iek「これまでに話題に出たことと被るかもしれませんが、『ユースの魅力』とはどんなものだと思いますか?僕が思う魅力ってのは、さっきまでお二人も話されていた『成長の過程を見届けることができる』ことかなと思います。」

あず「うん。やっぱり成長していく様子かな。岡山で育ってく『若雉たち』だからねぇ。」

へなぽこ「成長してく様子もそうですけど、若いからこその無邪気さとガムシャラさも見ていてキラキラしてて心が浄化されていくようなんですよね。青春の香りが漂ってるのは、トップのほうにはない魅力じゃないかなぁ。」

iek「それこそ、高校野球の甲子園とか、サッカーの高校選手権のような『地元の子達がガムシャラに頑張っている』姿を応援するっていう構図のクラブチーム版と言えるかもしれませんね。」

あず「トップにはないタイプの元気よさがあるよね!さっき言ったのと被るけどみんな本当挨拶してくれるの。うちのアカデミーはとにかく挨拶についてはU18に限らず小さいときからしっかり挨拶するようにって教えてるのもあるけど、みんな絶対『こんにちは』とか、あと『ありがとうございました』とか『失礼します』とか。通りすがりでもしてくれるから。」

へなぽこ「クラブチームに属してるとはいえ彼らも同じ高校生ですし、『地元の子はみんなウチの子』理論で保護者気分で見てるってことはありますね(笑)」

あず「高校3年間でもかなり成長するけど、巣立っていくとまた更に成長してる。ちょっと会えないうちに成人してたりする。サッカー続ける子とそうでない子がいるけど、変わらないなぁってとかもありつつ、やっぱ更に成長してるんだよね」

iek「やっぱり、ユースを卒業した『巣立ち組』も注目してるの?」

へなぽこ「そうそう、話してていつも思うんだけど、巣立った子たちってほぼ把握してるの?」

あず「わかる範囲で進路はチェックしてるから、その大学やチームの情報はチェックしてます。ただ、トップチームで出てれば情報は入ってくるけど、大学とかだとなかなか情報が入ってこなくて…。とはいえ、最近SNSを使うところが増えたので前よりは把握しやすいけどね。近くなら会いに行ったりも出来るけど、でもやっぱり情報が少ないから会うのは簡単じゃないなぁ。強い大学に行けば行くほどチームが多くて何百人も選手がいるから、例えば近くてもIPUとかだとたくさんいすぎてどのチームにいるの…?ってなるし。逆にすごく遠くても別のチームのユース出身が多くてそこのユースサポさんが詳しいと、元気な様子が送られてきたりするよ。」

iek「大学とかでも、関西一部リーグだとヤンマースタジアムとか西京極とかのJリーグ開催スタジアムでやってたりするから、そういう時はチェックするチャンスよね。」

あず「もちろん、将来的にはトップチームの選手として帰って来て欲しいけど、現時点ではまだいないですね。ただ、トレーナーを目指して勉強中の巣立ち組がいたり、先日のリリースにあった通りスクールコーチになって帰ってきた巣立ち組という存在もいるから、トップ昇格や大学進学を経てトップ加入という道以外にも夢はたくさんあると思う。アカデミーとしてはトップ昇格する選手を育てることが目標ではあるけど、それ以外にもファジにかかわったり、岡山のサッカーだったり、それにユース時代の3年間が色々な成長に繋がっていけばいいなぁ…って。普通に就職した巣立ち組もいるし、仕事しながらサッカーしてる巣立ち組もいるけどそうなってても一度応援したらやっぱりずっと応援したいよね!」

へなぽこ「彼らを見てるときってなんていうか、トップでプロとしてやってる選手たちよりも、より彼らの人生を見届けてる気持ちになるのよね。だから例えどんな形であっても、彼らの将来が明るくあってほしいと思うし、それがファジやサッカーに繋がることだったらさらに嬉しいって思う。」

iek「ジュニアユースもユースも含めたアカデミーを経た子達はみんな『ファジアーノファミリー』の一員だと個人的に思っています。そういう子達はサポとして卒業後も応援したいし、もっと言うと彼らが人生の中でファジを含めた岡山県のサッカー界や究極的には岡山の街そのものに寄与できる存在になってくれたならアカデミーの存在意義としてはこの上ないものになると思います。」

③まだユースを見たことがない人へ

iek「まだユースを見たことがない人に、『ここを見てほしい!』というのがあれば教えて下さい」

へなぽこ「やっぱり、いちばんは頑張ってるところかな。試合で全力を尽くしてる姿とかぜひ見てあげてほしい。あと、練習後にジャレ合ってるところなんかも高校生らしくてポイント高いかもしれない(笑)」

iek「他の競技の若いアスリートでも言えるかもしれませんが、等身大の高校年代の子達が真剣にサッカーに打ち込みつつも、『素』の表情が見えたときって、やっぱりキラキラした感じに見えますよね!『ああ、俺も彼らくらいのころはこんなキラキラしてたんだろうか…』ってなります(苦笑)」

あず「週末などはトップの練習と同じくらいの時間帯に人工芝で練習していることが多いので、タイミングが合えばチラッと覗いてみてください。気になる選手がいるかもしれませんよ。例えば、応援してる選手のおさがりを着ている選手が気になる(注:ユースっ子たちはトップの選手のおさがりを着て練習しています)ってこともあるかもしれませんし、プレーが気になる選手がいるかもしれません、元気な姿が印象深い選手がいるかもしれません。最初はそうでもなくても、気になりだすと、気づいたら応援してるかもしれませんよ。とりあえずスパイクのメーカーや色を覚えると、次会った時も見つけやすいかも?」

iek「まずは『気になったポイント』というところを見つけてみる、というのはハマるきっかけとしては良さそう! 」

へなぽこ「普段から政田に来るような人だったら、プレーなり選手のキャラなりを見抜く目はあると思うし、政田でトップチームの練習見学の予定をちょっとだけ余裕持たせて、ユースの試合や練習もあわせて見ていってくれたらな、って思うことがたまにありますね。」

あず「トップの選手も個性が色々だけどユースもすごく個性が強いから…。こないだトップとのTMでユースっ子GKがPK止めた時たくさんの人が拍手してたからね。そういうとき、名前が背中に書いてあれば…!とは思う(笑)新入団選手が入ってきたらまた私も頑張って覚えないといけないので、名札つけてほしいのはユースサポあるあるで全国共通みたい(笑)」

iek「僕はあの時政田には行っていないんだけど、かなり多くのお客さん来てたみたいだし、そんな中でトップ相手にPKストップとか、凄くいいアピールになったと思うし、あれをきっかけに注目してくれると嬉しいよね!」

あず「あの彼はまだ新2年だからこれからまだまだ伸びると思うよ!GKが2人加入した年なんだけど、U-15から一緒だった同い年ライバルもいるから、二人で競いあって成長できそう。」

iek「政田ってトップやユースの練習以外にも、土日なら中国リーグや中学・高校年代の公式戦なんかもやってますし、サッカー好きな人なら1日中楽しめる施設だと思うので、ユース観戦も是非予定に組み込んで欲しいですよね。」

あず「シニアな年代の方たちがやってるときもあるけどめっちゃ走っててすげーってなる。ファジの指導者講習会やってるときは、童心に帰ったかのようにサッカーを楽しむ現指導者のファジのレジェンドたちが観れることもあるし…」

へなぽこ「レジェンドが見られるってのは、長くサポやってる人に対してはいいアピールポイントになるかもしれませんね」

iek「指導者講習会に関してだけど、今年はアカデミーの指導陣にアテネ五輪代表候補だった三田光さんやキーパーコーチとして元北朝鮮代表でキーパーコーチとして指導されてた方も入ったし、豪華すぎる…」

あず「アカデミーの指導者にはファジや他のクラブの選手だった人もたくさんいるからね!指導者になった元選手を見ているうちにユースにも興味を持ったって人もいるし。…それはそうと、今年も育成マッチデーやってほしいよねって切実に思ってる。」

へなぽこ「本当にやってほしいですよね。ユースもそうですが、トップでなかなか試合に絡めてない若手も見られるいい機会ですからね。」

iek「それは僕も切実に思っています。あれこそがファジが本来ネクスでやりたかった形(※5)だと個人的には思っているので…」

※5 ネクスでやりたかった形:あくまでも個人的な考え。「トップチームで出場機会が無い選手+長期リハビリ明け選手+ユース所属選手」といった編成で、出場機会が無い選手に実戦経験を積ませると共に育成年代の選手に高いレベルの実戦経験も積ませることができる。ネクスは本来そういった場であったが、トップ・ネクス間の移動は定められた移籍期間でしか行えなかったことから現行J3のU-23クラブで行われているような試合毎の流動的な編成を行うことはできなかった。

へなぽこ「難しいかもしれませんが、リーグ期間中のTMでトップチームの若手vsユースの試合とか組めないんですかね?」

iek「現実問題として、それぞれに公式戦があるので、あるとしてもシーズンオフ時期でしかなかなか難しいと思います。ですが、トップの選手との対戦がを通じてユースっ子達が自分のプレーをより良くするきっかけになりそうですね。」

あず「トップvsユースのTM自体は去年夏に予定があって、ユースっ子たち楽しみにしてたのに台風のせいで流れちゃった経緯があって…。今年は宮崎キャンプ前に一度行われたけど、夏にまたあってほしいなぁと思ってる。」

へなぽこ「トップとユースの関係についてですが、地元クラブとしての地域の底上げっていうのは社長も明言していましたし、これからも何かしらの形で連動させていってくれるんじゃないかとは思ってます。」

iek「今日は本当にありがとうございました!」

ファジアーノ岡山のスター候補生たちは、トップチームと同じく政田サッカー場でその翼を磨いています。未来のスター候補生を探しに、トップチームどどもファジアーノ岡山U-18も是非注目してください!

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