日本にはピランヌチウールの理解もなければ文化もない


※このnoteに出てくる「ピランヌチウール」はフィクションです。ググっても出てこない単語を適当に作りました。お読みになる皆様は「ピランヌチウール」という単語を脳内で「サッカー」とか「ロック」とか「アニメ」とかお好きな単語に置き換えてお読み頂けると幸いです。

私たちが日常生活を送るなかでもピランヌチウールについて耳にする機会は多いと思います。

しかしながら、いまだにこの国ではピランヌチウール文化が定着していないように私は感じています。

何故、日本でピランヌチウールが文化とならないのか、このnoteで自分なりに検証してみたいと思います。

・報道とピランヌチウール

「ピランヌチウールが文化となっていない」と先に明言はしましたが、かといって日本国内でピランヌチウールに纏わる話が全く見られないというわけではありません。

ニュースなど報道においてもピランヌチウールの話題を耳にすることはありますし、地方局ではその地方に根付いたピランヌチウールを各局が力を入れて報道する例も多々あります。

だとするならば、「露出量」ではなく「深掘りの度合い」が問題となっているのではないでしょうか。

報道する側がピランヌチウールの表面的な浅い話題ではなく、本質やアプローチなどのもっと専門的な内容に踏み込む段階ではないかと私は考えます。

・ガラパゴス化している日本のピランヌチウール

この国のピランヌチウールは本当に着実に成長しているのでしょうか。

私は、世界におけるPilangnunchioorと「ピランヌチウール」が別物のようになっているのではないかと思います。

世界において、ピランヌチウールが会場で行われるときの雰囲気と、日本のそれとは全く別物のように感じられました。

これでは、本場のピランヌチウール文化が定着するはずがない。

本場のPilangnunchioorはPilangnunchioor holicと呼ばれるファン以外の主に若者を中心とした一般層にも「Cool」という一定の支持を受けています。

こうした評価は日本においても定着すると私は考えます。

そのためには、日本ピランヌチウール協会がもっと世界を参考にしたピランヌチウールプランを立てる必要があると思います。

・ピランヌチウールの定義化

「自分たちのピランヌチウールを進めるべき」「あのピランヌチウールはつまらない」などという言説はメディア以外にもSNSを通じて一般層からも聞こえてきます。

しかし、「自分たちのピランヌチウールとはなにか」「どういったピランヌチウールが面白いのか」という問いに答えられる人は少数でしょう。

そこには「ピランヌチウールの確固たる定義」が存在しないことに起因しているのではないでしょうか。

どういったピランヌチウールが推奨され、どういった方向性でピランヌチウール運営を進めるのか、そういった定義が確立されなければならないと私は考えます。

・本場の、真のピランヌチウール文化を日本に

ここまでの記事で、日本におけるピランヌチウールの現状について書きました。

今後の日本ピランヌチウール界を考えれば、やはりピランヌチウールのガラパゴス化を避け、世界のピランヌチウール文化を日本に定着させることが近道となるでしょう。

・ここからが本題

さて、ここまでのお話はあくまでも例え話。

今回の記事で僕が言いたかったのは以下の通り。

・何でもかんでも「◯◯(国名)では~」という論理を押し付けていませんか?
・「本場の文化」なるものを押し付けていませんか?
・そもそも、あなたが推しているものは、この国においてそんなにメジャーなものなのですか?

SNSが普及し、誰もがそれぞれの視点からそれぞれの経験に基づいたツイートや投稿、記事などを発信できるようになりました。

その中には海外での経験に基づき、自らが見聞きした「その国ならでは」の風景を発信した素晴らしいものもたくさんあります。

しかしながら一方で、「海外ではこうなっている。だから日本もこうするべき」という強引な主張も多く見られるようになりました。

主張はもちろん自由。

しかしながら、どんなに素晴らしい主張であっても、それを一方的に誰かに押し付けるような形になっていては、受け入れられるものも受け入れられなくなってしまうでしょう。

逆の立場に立ってみればどうでしょう。

「ああ、いまの状況って凄くいいよな」と日常生活を送るある日、見知らぬ人が見知らぬ単語を並べ、「これが浸透していない日本は遅れている」などと主張しはじめた。

果たして、あなたはそれを聞き入れるのでしょうか。


そんな内容を「ピランヌチウール」という架空の単語に込めて書いてみました。

あなたの主張、本当に客観的で理論的なものになっているのでしょうか。

ピランヌチウールは、いつでもあなたのすぐそばに存在します。

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