池田 夏葉

感情の絡まりを言葉で解く。好きに輪郭をつけたい。たくさんの好きと、それを好きな自分のこ…

池田 夏葉

感情の絡まりを言葉で解く。好きに輪郭をつけたい。たくさんの好きと、それを好きな自分のこと。

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  • 【IDOL】

    好きなアイドルのこと、アイドルという存在のこと

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19歳、人生立て直すよ!

誰かに聞いてほしい気持ちと、自分の中でケリをつけておきたい気持ちで、この記事を書く。最近あったごちゃごちゃを書き連ねるだけなので読んでくれる方へのメリットは一ミリも無いのだけど、こんなこともあったのねと見守ってくれたら嬉しいです。 事の発端(?)は4月末。新学期が始まったけど、春休みで完全に収集のつかなくなった生活リズムと、それによる体の重さと、まだまだ制限される履修、難易度の上がる必修の授業、久しぶりの人混み、人の波と声に押しつぶされるような感覚、すべてに耐えられなくて、

    • 早く生きたい

      大学生の友達が「来月〇〇万は稼ぎたいな」ってツイートしてた額が私の月収よりはるかに高くて、心がパリンと割れた音がした。なんか全部どうでもよくなった。よくないけど。 手渡しだから扶養超えられるって働き方をしてる友達がたくさんいる。みんな上手くそういうバイト先を見つけて、上手く入って、上手く稼いでるんだよね。みんなありえないくらいずっと働いてるから、きっと私も今の仕事にプラスしてバイトを始めれば同じくらいは普通に稼げるんだろうけど、そういうことではなくて。 なんか、なんとなく

      • 二〇二四、夏

        灼熱の外界に向かってわざわざ扉を開く理由が貴方だったことの多さが、この夏私がどれだけ貴方を好きだったかを物語っている。 ステージで「圧勝で俺だろ」と強気に笑ったくせに、言葉の鎧を脱いでから「正直どうだった?」と聞いてきた貴方が強烈に愛おしいと思った。 チャンピオンの称号が決まった瞬間、拳を突き上げるより真っ先に観客と共演者に向かって頭を下げた貴方を見て、名前なんてどれでもいいと心から思える理由の核を見た気がした。 大きなホールの最後列から貴方を見たこと。深夜二時の小さな

        • 私の体は私だけのもので、私は私の体から逃げられないということ

          たまたまコンタクトを外すのを忘れてそのまま風呂に入った日、鮮明に鏡に映る自分の丸く膨らんだ胸と横に張った骨盤、骨の輪郭の見えないふくよかな体に得体の知れないショックを受け、ふと涙が出た。 ただ痩せたいという話ではない。性同一性障害でもない。自分の体の、何キロか痩せただけではどうにもならない女性らしさに嫌気がさすような絶望するような、なんだか分からない、しかし確実なショックを覚えた。 この膨らみがなければ Tシャツ一枚で着れば 女王蜂の曲をシャッフルで聴いていた時にたまた

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          18本

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          甘くて、美しい

          甘美な夢を見た。 色白で、華奢で、Sサイズの顔にXLサイズの目をつけた女の子。 会ったことも見たことも無い女の子だったけど、その子は確かにわたしの恋人で、その大きな目でじっとわたしを見つめていた。 いつも彼女からキスをしてくるのに、物欲しそうな顔をしながらぴくりともしないので、わたしが「なに、今日はしないの」と言うと、それでも彼女は黙っていた。 たまらなくなってわたしが彼女の桃色の頬を両手で包んだところで目が覚めた。 漫画の試し読みのように、夢中になりかけたところで

          甘くて、美しい

          好きなアイドルがラッパーになって考える、男性社会における評価の不思議

          和哉くんの生誕noteで、「ラッパーデビューについても何か書くと思う」と書いてから気づけば二か月半が経った。二か月半も何をしていたのかというと、あのnoteを書いてから燃え尽きたかのように文章を書く気が無くなり、五月には五月病なんて温度では済まされないほどのドデカ鬱に苛まれていた。仕事だけは、仕事だけはとパソコンに貼り付いたり最寄り駅まで這いつくばったりしながら、その間にまた新しい救いの音楽に出会って通勤電車で静かに涙を流したりライブハウスの最後列で嗚咽を漏らしたりなどしてい

          好きなアイドルがラッパーになって考える、男性社会における評価の不思議

          書けないので、喋る

          またげんじぶに私を歌われてびっくりしてる。前から知ってた曲でも急にその時の自分に当てはまって耳に入ってきて、「え、今なんて?」ってなることがあって、それがまた起こってる。「僕なりの設計図の飛行機じゃ届かない」って人生すぎる。自己満足じゃ生きていけない。 ずっと推しメンがイマイチ定まっていなかったところに『君とゆきて咲く』という神ドラマが現れて、完全に杢代和人くんの虜になっている。アイドルが良い演技をしてたり好みの作品に出ていたりすると、”こんなに他人を魅力的に演じることがで

          書けないので、喋る

          SUPER★DRAGON 松村和哉くんを好きな理由

          松村和哉くん、お誕生日おめでとうございます。 20歳という節目の年をリアルタイムで観測できていることをとても嬉しく思います。年に一度の記念すべき誕生日に寄せるものとして合っているかどうかは正直分からないけど、今日は私にとっての彼の好きなところを書き並べてみます。 私が彼へ持つ感情は「好き」だなんて言葉では明らかに間に合っていないのですが、SUPER★DRAGON・松村和哉というアイドルのファンとして私は好き以外の言葉を贈ることもできませんので、せめてその好きの解像度をでき

          SUPER★DRAGON 松村和哉くんを好きな理由

          この頃脳内noisy

          アイドルのことを書く度に、自分に失望する。 アイドルを私の言葉ごときで満足に表現したいと思うこと自体がもう傲慢なのかもしれないけど、でも、だってだって、言葉にしないと覚えていられないしすぐに過ぎ去ってしまうし私は言葉しか持ってないし、素晴らしいものを受け取った身として何かアウトプットしなければと思う。 拡がって宙に浮いた事象に言葉を充てて切れ目をつけている、言葉が事象を先行することは無いという言語の構造自体からしてどうしても言葉で表現できない隙間があるのは当たり前だけど、

          この頃脳内noisy

          祝福を浴びれば描くビジョンは壮大

          SUPER★DRAGONさん、メジャーデビューおめでとうございます。今日は記念すべきメジャーデビュー日によせて…というよりはかこつけて、今更ながら昨年末の999の感想と、今私が彼らに対して考えていることを書きたいと思います。ふとスマホのメモを見返していたら999の直後に残していたものが見つかって、当時は上手く言葉にできなくて諦めたけど時間が経って離れた場所から客観視できる今なら組み立てられるかもしれないと思い立って。それとメジャーデビュー曲「New Rise」についても少し。

          祝福を浴びれば描くビジョンは壮大

          節操ってこれのことかな

          絶賛SUPER★DRAGONリリイベ参戦中の2月。でも今月本当にお金使えないから最近はCD一枚で参加できるハイタッチだけして帰るって決めている。 でも今日の和哉くんなんかめちゃくちゃ綺麗でさ、一回ハイタッチ行って彼の優しい目を見たらもう一回行きたくなって、テントを出たそのままの足で販売ブースに戻りかけたけど、ここで自分で決めてた以上のお金を使ったらきっとタガが外れて私は私でいられなくなる、と思って辞めた。 あ、そ。って感じだと思うんだけど私の中で心情がこの動き方したのはな

          節操ってこれのことかな

          冬のせいにしたい気もするけど単に冬のせいというわけでもなさそう

          SUPER★DRAGONに出会って変われたんだと思ってたけど、増えただけっぽい。特段変わりたいと思ってたわけでもないしポジティブな自分って慣れなくて落ち着かないし、落ち込んでた方があーこれこれってなれるから別にいいんだけど。 誰?ってくらい漲ってる自分と全部諦めてる自分が同時にいて、スパドラの曲聴いてやってやるぞー!ってなってる自分とどうせ頑張るなんて無理だし私なんかが頑張ったところでっていう自分が同時にいる。どちらが主体かはその時々によるけど必ずどちらかがどちらかを少し離

          冬のせいにしたい気もするけど単に冬のせいというわけでもなさそう

          寄る辺ない年の瀬、彼岸を探して

          やっと終わる。そんな気持ち。 2023年、本当に長かった。年の瀬に一年を振り返って長かったと思うのは初めてかもしれない。苦しいことも怖いこともどうにか踏ん張らなきゃいけない場面もたくさんあったけど、嬉しいことも夢みたいなことも素敵な出会いもたくさんあった。そのすべてがこの365日の間に本当に詰まっていたのかと信じられないほど、この一年は濃くて長かった。 起きてからずっと大晦日の実感が無かった。いつもの休日のように昼前に起きて夕方から買い物に出かけていたら、ももいろ歌合戦で

          寄る辺ない年の瀬、彼岸を探して

          見失いそうになった時はきっと思い出して【T.I.M.E横浜感想文】

          ガッチャーーーーーーーン!!!!!!!! 念願のコールができた、超特急のアリーナツアー『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2023 T.I.M.E -Truth Identity Making Era-』が12月9日、10日のぴあアリーナMM公演を皮切りに幕を開けた。無事二日間乗車できたので、大阪公演前に一旦感想を書き並べておきたい。 サブタイトルには”9人それぞれの個性の輝きや確立"という意味が込められていて、今回のライブでは全員のソロコーナーがあった。な

          見失いそうになった時はきっと思い出して【T.I.M.E横浜感想文】

          原因は自分にある。の『因果律の逆転』を見て、アイドル像とオタク観について再考する。

          11月5日、原因は自分にある。の初の単独アリーナライブ『因果律の逆転』に行ってきました。エビライで初めてげんじぶを見てから曲を聴き始めてこれを生で聴きたい!と思って、ずっと楽しみにしていたライブ。11月か、遠いなあなんて思っていたけど、夏が過ぎるのなんてあっという間だった。 単純にメンバーや曲、演出についての感想もあるし、このライブを見て自分の中でアイドルという存在について、そしてこんなオタクでありたい、という考えが改めて見直されたので、それをまた長ったらしく書きたいと思う

          原因は自分にある。の『因果律の逆転』を見て、アイドル像とオタク観について再考する。

          最近の脳内

          四畳半の心に寝っ転がって生きている みんな器デカくて凄すぎ。私はこのちっさい心守るのにも必死なのに 私が持ってるのは才能なんてものじゃありませんのよ ちっちゃい頃からやろうとすれば並程度にはなんでもこなせた それっぽい部分をすくい取って蒸留して才能っぽく見せてるだけ 本当はパチモンだし 才能って言えるほど自分を賭けてるわけでもない 揺れるピアスも自分の為だし デート?って聞かれて 自分とのデートだからはいって答えた 恋愛しか娯楽が無かったんだろうな 可哀想って思うけど 恋