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見失いそうになった時はきっと思い出して【T.I.M.E横浜感想文】

ガッチャーーーーーーーン!!!!!!!!

念願のコールができた、超特急のアリーナツアー『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2023 T.I.M.E -Truth Identity Making Era-』が12月9日、10日のぴあアリーナMM公演を皮切りに幕を開けた。無事二日間乗車できたので、大阪公演前に一旦感想を書き並べておきたい。

サブタイトルには”9人それぞれの個性の輝きや確立"という意味が込められていて、今回のライブでは全員のソロコーナーがあった。なので、それぞれのソロへの感想を並べてから特に記憶に残っている曲について書く、という方法でやってみたいと思う。上手くいくかは分からないけど、まあnoteなので好きにやる。

とにかく備忘録なのですごく丁寧には書けないかも。現地の記憶が配信に乗っ取られないうちに形にして残しておく。

ツイッターでも様々な声が飛び交ってるけどTIMEは7人時代から追っている8号車と最近乗り込んだ8号車でかなり見え方や味わい方が変わると思う。その点、私は後者であることを念頭に置いて読んでもらえたら嬉しいです。





ソロコーナー

ユーキさん

髪を真っ赤に染めたユーキさんを見て、初めて超特急と過ごす冬が来たんだと実感して嬉しくなった。12年も担当していたらそりゃそうなるだろうとは思うけど、つくづく赤が似合う人だなと思う。メンバーカラーが赤の人があんなに熱くて、自分も発火しながら周りも照らしていく演出家なの、本当よくできてる。アイドルって…アイドルって………みたいな気持ちになる。

ユーキさんのソロを見て、いつだって超特急の世界に連れて行ってくれるのはこの人だなと改めて思った。私が初乗車したB9オーラスや9月末のスターライトでもユーキさんがセンターで踊っているのを見てグッと惹き込まれた感覚があったから、今回も”ああ、超特急を見に来たんだ”って感じられたのがユーキさんのダンスだった。赤く照らされた花道をユーキさんが凛と歩いている時、息が止まりそうになった。きっと配信では伝わらないであろう静けさと熱さと引力と迫力が同時にあって、ただ漠然と”支配されている”と思った。広い会場を一瞬で自分のものにするユーキさんは凄い。


マサヒロ

超特急のバックダンサーだったマーが今度は超特急としてバックダンサーをつけて一人で踊っているの、夢ありすぎ~~~!!!と大はしゃぎした。色んな音ハメで遊んでたのもカッコよかったし途中でテンポを速めてたのも面白かった。エビライのサイファーで洸希ちゃんにもうめちゃくちゃ速く、とにかく速くって注文してたなーとか思い出しながら見ていた。ただ上手いダンスを見せるだけじゃなくてなんか遊んでたり(?)こちらの盛り上がりどころを作ってくれるマー、これもひとつの"アイドル"だなあと感じられて良かった。


アロハ

バックダンサーもアロハちゃんもかなり自由に踊ってたのが本当に良かった~。アロハちゃんの得意な90sっぽい(?)NJS的な(?)ダンスがめちゃくちゃ大好きなので、首がもげる勢いで踊ってるの見て感謝感激だった。B9では「一旦自分のダンスを捨てるのが裏目標だった」みたいなことを言ってたけど、そうやって超特急のダンスをする努力をした上で自分らしさも全ては捨てずに見せてくれるのが有難すぎる。てかアロハちゃんのダンスってそんなに癖あるか?????とずっと思っている。


カイさん

カイさんってどこかハーフっぽい色気と艶のある顔立ちに可愛い表情が乗る人だなとずっと思っているので、わかりやすいセクシーをやっても安っぽくならず粋なチャーミングさが残って見えるのが本当に良いなって思う。軽やかにステージを動き回ってたのも変な湿っぽさが無くて良かった。あとTyphoonでも思ってたけどカイさんの声って心地良すぎる。カイさんの歌がもっと聴きた~い。


シューヤ

思い出しただけで泣きそうになる。またシューヤのこと好きになった。refrainをソロで歌うってステージでのプレッシャーも反響への不安もかなりあったんじゃないかと思うんだけど、もう本当にただただ綺麗でうっとりした。というのも、今年超特急を好きになった私からしたらこの曲に特別な思い入れって正直一ミリも無いし、感動的な展開であることは分かるけどその実態は分からないから、単純にシューヤの歌声が体に染み込んでくるのが気持ち良すぎてこの時間が一生続けばいいのにと思った。”新メンバーが過去曲を歌う”ということに価値があるのは分かるしもしかしたら彼自身もそう思ってるかもしれないけど、過去なんて何も知らずまっさらな状態で貴方の歌を聴いてホロリ…した8号車もいるよということが届いていればいいなと思う。

以前のnoteでfanfareのことを書いた時にもシューヤの歌い方には希望的な煌めきがあるみたいな話を書いたんだけど、今回もそれを感じた。refrainって歌詞だけ見たら切ないけど彼が歌っているのを聴いていたら切なさや寂しさみたいなものは全く感じなくて不思議だったな。すごく明るく弾けているわけではないのに、光の粒みたいなちっちゃな希望がぽろぽろ零れていた。シューヤの歌が大好き。てか顔かわいい。


タカシくん

私、今回聴くまで小さな光を知らなかったんだけど、なんというか…タカシくん…タカシくん………となった。波が寄せては返すように大きく抑揚をつけて歌う声が抒情的すぎてタカシくんの感情がそのままなだれ込んでくるみたいで受け止めきれなかったし、歌詞に彼を重ねて考えることに罪悪感を抱くくらい、正直、重すぎた…。タカシくん……タカシくん………。見ながら思い浮かんだ言葉を書き殴っていたメモには「未亡人??」って書いてあった。幸の薄そうな雰囲気を持ってる人(褒めでも貶しでもなく他意も無いので許して)ってどうしようもなく綺麗だからずるい。タカシくんカッコよすぎて連番した友達とタカシメロメロ倶楽部に入会してた。彼が幸せになれない世界なら生きていたくない。


タクヤさん

コンテンポラリーチックな優雅な感じで来るかな~となんとなく予想していたら攻撃的な音楽に挑発的な表情を乗せていて、そっちかーーーー!!!!と脱帽した。ひとりでゆっくりとステージを練り歩く姿に漠然と「スターだ…」と思った。この人が推しメンなの、誇りすぎる。普通の人がやったらかなり態度デカいな!となる演出だろうけど、タクヤさんがやると吸い込まれるみたいに目が離せなくなるのは彼のアイドルとしての才能というか、努力だけではどうにもならない天性だなと思う。夢8で2020年8月にアップされている総当たりのサシ対談で、カイさんが「タクヤは人から関心を持たれやすい。昔から人を惹きつける力が強いと思う」みたいなことを言ってたのがすごく好きで、今回またそれを実感した。


ハル

彼もまた違うアイドル力をビシビシに見せつけてきましたね……………あれはやろうとしてできるもんでは無いですよ、本当に。アイドルというのは結局直球全力カワイイが一番の武器なのだということを思い知らされた。その場にいる全員を巻き込んで虜にして、どうしたって愛おしく感じさせる力が凄まじくてハルの前では全員絶対服従だった。カワイイって強い。


リョウガさん

リョウガさんみたいなアイドルが発する「俺推し」ってさ~~~良すぎる~~~~。俺推しって言葉良いよなあ、愛されてる自覚が表れてるみたいで。ガチガチイケイケなリョウガさんなんて見たら終わるー!助けてー!って思ってたらいつもの饒舌トークが繰り広げられて本当にずっと笑ってた。彼は定期的に陰キャと自称するけどあれが陰キャな訳が無いんですよね。自転車を漕ぎ始めて電気が溜まっていったあたりで友達と「待って、ビリビリ…?」となって、本当にビリビリが始まったので最高だった。でも欲を言えばリョウガさんのカッコいいソロダンスも見たいよー!!強欲トレインのお通りです!!!(ハイハーイ)



印象に残っている曲

M2:Secret Express

シーエクが生で見れたのが嬉しすぎて冒頭でも叫ばせて頂いた。もう本当に嬉しかった~~~。テレビに貼り付きながら健気に振りコピしていた頃の私に、今年中に生で見れるよって教えてあげたい。

名前ラップ、初日は興奮で全然聴き取れなかったけど翌日の配信アーカイブで全貌が分かって鳥肌が立った。「まさにヒーロー」が好きすぎてツイッターでもその話ばかりしてるんだけど、ここにも書き残しておく。興奮と感動でぐちゃぐちゃだった初日もマーがマッスルポーズ(呼び方ダサすぎ!?)をしながらピカッと出てくるシーンだけは鮮明に記憶に残っている。「嘘みたくヤバいのぶちかます」とか「かけがえない戦友 期待超えてく」みたいに文章に組み込まれてるメンバーもいる中、短くてインパクトのある一言でこれだけ私の記憶に爪痕を残してくれるのが、マーってこうだよなあ…という感じでさらに大好きになった。

あと「9張のarrow派手にカマせ」もカッコいい!アロハってアロハにしかならなくないか…と思っていた私が馬鹿だった。言語を跨いで言葉遊びができるのって本当に粋で素敵だな。大阪は名前を叫べるように準備して行きたい!


M4:KNOCK U DOWN

Aメロで赤と青の照明が使われていて、フォーラムのブラナイだ!!!と興奮した。超特急のライブで赤と青を同時に使っていたことなんてたくさんあるんだろうけど、私が初めて見て感動したのはフォーラムのブラナイだったので。彼らを好きになったばかりの頃のnoteにも書き残しているんだけど、この二色が共存するのって私的にはかなり衝撃的なことだからまた見られて嬉しかった。


M7:We Can Do It!

あからさまにセクシーでしょ~みたいな曲にあまり興味が無い私はWCDIも今まで惹かれてなかったのに、今回見て私が馬鹿でした(二回目)となった。生で初めて見たら(今まで見てきた円盤にもあまり入ってなかったかも)思っていたより湿度が高くないというか、色気とか妖艶とかそういう言葉とは全然違う感じがした。

この曲の中の誘う側(惚れている側)を演じてるのかと思っていたけど、踊っている彼らからはめちゃくちゃ目が合うのに近づいたらそっぽ向いちゃうような、話しかけたらはぐらかしてどっか行っちゃうような、どちらかというと誘われる側(惚れられている側)っぽい雰囲気を感じた。会場が爆湧きするあそこも、ただひたすらに不可侵で神聖さすらあった。耽美な曲だった。

今日仕事しながらWCDIのとこなんて書こうかな…って考えてる時に浮かんだのがメンバーの笑顔ばかりでハッとした。こういう曲の一瞬一瞬を思い返すと普通流し目とかカッコつけた表情が浮かぶじゃないですか、でも皆が不敵で余裕のある笑みを浮かべてるシーンばかりが脳裏に張り付いていることに気付いて超特急ってやっぱりおもしろ~と思いましたね……


M11:Starlight

Starlight→Billlon Beatsの並びにSweetest Battlefieldやんけ!!!と興奮した。スタライみたいな曲って”””決意”””みたいな表情をしてるメンバーも多いんだけど、タクヤさんは噛み締めるような誇らしげな笑顔を浮かべてることが多い気がする。タクヤさんってこういう曲好きなんだろうなって勝手に思っている。

この曲が出た頃はきっと未来のことを歌っていたのかなと勝手に考えてるけど、今の超特急がこの曲をやると過去を抱き締めてるように聴こえるから面白い。私、音楽そのものに意味は無いと思っていて。例えば私がとにかく心の拠り所が無くて将来も見えなくて何でもいいから約束のようなものを欲していた時に、きっとウエディングソングとして作られたであろうYellに出逢って救われたように、音楽は聴き手が自分の人生の分節に組み込んで初めて意味を持つと思ってるんだけど、超特急は聴き手に自由な解釈を許しながらもその意味付けを自分達でもやっているから面白い。自分達の楽曲と自分達自身の結びつきが強いグループだなと改めて思う。

あとね、これはめちゃくちゃ私情なんだけど、〈憧れが夢に変わった瞬間〉という歌詞を聴きながら無意識に自分に重ねていることに気付いて本当にびっくりした。今まで夢を歌う詞を聴いて感動はしても共感したり具体的な記憶が思い浮かんだりするなんてありえなかったから、本当に本当にびっくりして自分でも信じられなかった。今年は自分の人生で唯一”夢”と呼べるようなものが思いがけず叶った年だったんだけど、そんなタイミングで出会って生かしてくれたのも今こんな自分の変化に気付かせてくれたのも超特急だから感謝してもしきれない。


M12:Billion Beats

そこからビリオン。「流れ星!!!」ってリョウガさんが上を指さした時、最上階最後列の立見席かな?の8号車がペンライトをぶんぶん振ってたのが良すぎた。タクヤさんは二日目で私達の合唱を聴いて泣いていた。新世界でもビリオンで感情を昂らせて涙を零していたタクヤさんは、数えきれないほどこの曲を聴いているであろう中でも一回一回歌詞の意味を考えて踊ってるのかなとか考える。B9オーラスのakolでボロボロに泣いていた時も思ったけど、タクヤさんの、ステージ上では素直な感情を我慢せず放出するところが本当に大好きだ。Eight Beatsで「ステージ上にいる僕が一番リアルです」と語ってくれたことを思い出してまた嬉しくなった。

初日の挨拶でタクヤさんが「ありがとう以上の言葉を探す旅をしましょう」みたいな言葉をくれて、永遠を願われてるようで本当に嬉しかったんだけど、二日目のビリオンの〈世界中を旅するような冒険を君としてみたい〉ってところでその言葉をまた思い出して温かくて柔らかい気持ちになった。タクヤさんとともに過ごしてるとこういう穏やかでじんわりと幸せな気持ちになれることが何度もある。素敵な人に出逢えたなー。

SBFのビリオンの彼は ああ、天使がステージに舞い降りて命を削っている……という印象が強かったんだけど、今回はもっと能動的というか、より感情が前に出ていたように見えた。普段や俳優・草川拓弥として居る時は周りに気を配って自分を抑えているように見えるけどステージの上でだけはタクヤさんが踊りたいように踊り、笑いたいように笑い、泣きたいように泣くから大好きだ。ああ、超特急・タクヤが大好きだ………。


M15:My Buddy

マイバには改めて本当に度肝を抜かれた。カラフルな衣装を着た9人が遠くで踊ってて、カラフルな照明がぐるぐる回ってて、カラフルなペンライトが揃って動いてて、わ、わ、アイドルってこれのことを言うのか…って思った。こういう曲で客席の表情を見るのが好きなんだけど、皆幸せの具現化みたいな笑顔で本当に凄かったよ。【非アイドル】を掲げていた超特急だけど、彼らがアイドルじゃなかったら誰がアイドルなんだろうか?とすら思う。ライブでしか感じられない高揚感が最高潮に高まっていて衝撃的なほどに記憶に残っている。

M16:Believe×Believe

かっっっっっっっこよすぎない!?!?!!?!?!?!???初めて生で見て、意味の分からないかっこよさに魂を抜かれるような心地がした。Cool&Stylishってのはあれのことですか?ビーリビリ!のところとサビの印象が強かったけどずっっっと踊ってるしずっっっと揃ってるし、もう本当にびっくりした。見れて特に嬉しかった曲のひとつ。

M18:SURVIVOR

超えアバで終わりかと思いきやわざわざ衣装変えてカッコいい曲やって終わることに驚いた。fanfareで終わりでもいいのにわざわざSignalやってたジエンド城ホみたいだなと思った。それだけ。あ、大阪までにジエンド幕張公演見る!忘れない。イヴのTIME、クリスマスセトリだったらどうしようーーー!?

EN3:Synchronism

直前に作った楽曲予想画像にも、一回入れてやっぱ流石にやらんか、と思って抜いていた曲だったのでもう本当にびっくりした。ライブも曲もSynchronismが心の底から大好きなので、見たかったけどいざ見れるとなるとどうしたらいいか分からなくて動揺しまくった。この曲の好きなところなんて”””全部”””なんだけど特に〈数えきれない〉のところの振りが心の底から好きで、それが真横から綺麗に見えた時はもう感激なんて言葉じゃ間に合わないくらい嬉しくて嬉しくて飛べそうだった。

あと〈見えない手と手〉のところで目を隠す振りも大好き。この曲は歌詞に当てられた振りが多くて、それをタクヤさんが演技力を交えて力いっぱい踊ってるのが好きだ。Synchronism踊ってるタクヤさんが大好き!と思ったけどTime WaveでもWCDIでもバッタマンでも同じこと思ってたし、ただひたすらにタクヤさんのことが好きなだけだった。

〈My six sense to you〉って歌詞も大好き。この言い回しがネイティブでどう訳されるのか、どういったニュアンスで使われるのか分からないんだけど、第六感で君とシンクロしたいって意味にも聞こえるし、第六感=特別なものを君にあげるよみたいな抽象的な意味にも思える。タクヤさんはどんなこと考えて踊ってるのかな。



まとめ

横浜公演の感想はこんな感じ。もっと細かい感想もたくさんあった気がするけど全部書いてるとキリが無いので思い出したら適宜ツイートしようかな。演出で好きだったのはやっぱりバックスクリーンのさらに後ろが全面キラキラになってたこと!ゴルエポだ!!!って大声出して喜んだ。新世界がかなりシンプルな演出だったからあまり照明やステージング自体には期待してなかったんだけど、あの満天の星空みたいな照明が夢みたいに綺麗だった。私は何かあったらすぐゴルエポのNo.1に救済を求めているオタクなのでChill outであの全面キラキラ照明が付いた時は本当に本当に嬉しかったな。

このライブが残り2公演しか無いのもったいなさすぎる。しかも私にはもうあと1公演しか残されていません…(泣) 今週いっぱいはアーカイブ見まくって、その後一週間なんとか頑張って素敵なことがあると信じて、大阪公演に備えたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました!TIME最高!


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