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19歳、人生立て直すよ!

誰かに聞いてほしい気持ちと、自分の中でケリをつけておきたい気持ちで、この記事を書く。最近あったごちゃごちゃを書き連ねるだけなので読んでくれる方へのメリットは一ミリも無いのだけど、こんなこともあったのねと見守ってくれたら嬉しいです。


事の発端(?)は4月末。新学期が始まったけど、春休みで完全に収集のつかなくなった生活リズムと、それによる体の重さと、まだまだ制限される履修、難易度の上がる必修の授業、久しぶりの人混み、人の波と声に押しつぶされるような感覚、すべてに耐えられなくて、全然大学に行けなかった。大学はひとりでもやっていけるけど、勿論ひとりにさせてくれない授業もあるわけで、いつ「隣の人と話し合ってください」「周りの意見も書いてみましょう」と言われるか分からない緊張感でいつも疲れていた。大学に行けても教室に入れず、去年からヘビーユーズしていた大学で唯一静けさのあるラウンジでぼーっとしたり、図書館の本を眺めたりする日々が続いた。

春休みの二か月間、好きなことしかしていなかったせいで、興味の無い文献がまったく頭に入って来ず、課題はたぶんひとつも出せていなかったと思う。あ、私、無理かもしれない。そう思った。

明日が来るのが嫌でたまらなくて毎日夜更かしをしていた。そのせいで朝は時間通りに起きれない、頭も働かない、いつも眠くてだるかった。

4月27日。夜中(というか朝)の4時に「ごめん今日大学休みます」とお母さんにLINEを入れてようやく眠りについた日、昼頃起きると仕事に行ったお母さんから「はいよ。今度ちゃんと大学のこと話そうね」と返信が来ていた。少し泣いた。

4月30日。朝二人で家を出ようとしていた両親に「夜時間あったら大学のこと話したいんだけど」と声をかけた。緊張した。一日かけてスマホのメモに原稿を打ち込んだ。両親が頭ごなしに何か言ってくることは絶対に無いから、私も感情的にならないように、なるべく理論的に伝えられるように、言葉をまとめた。

その夜、大学に行くことがしんどいこと、この生活があと3年続くのは耐え難いこと、就職してお給料をもらって家にお金を入れながら自分の好きなことにも時間を使えたら精神的に楽になれると思うことを話した。緊張した。ぼろぼろ泣いた。親の前で号泣したのは受験期以来だったと思う。両親は私がやりたいこともやりたくないこともいつも否定しないでいてくれて、私の考えを尊重してくれる。「ちゃんと自分の気持ち伝えられてえらいよ」とまで言ってくれた。やさしさが鋭く刺さるという感覚を初めて知った。自分が楽になった代わりに二人の胸を痛ませてしまったことが醜くてたまらなかった。それでも楽になりたいと願ってしまった自分が情けなかった。

姉にもかなり気を遣わせたと思う。姉はいつも帰りが遅かったり帰って来なかったりするので最近家でもゆっくり顔を合わせる時間が無い。この日も姉は家にいなかった。きっとお母さんが伝えてくれたんだと思うけど、何も言わず何も聞かずにいてくれたのも優しさだった。何も話さず気遣わせてごめん。


それから大学の相談室に行ってみたりバイトのシフトを増やしたりして5月を過ごした。私は今すぐにでも大学を辞めたいと思っていたけれど両親の心配もあって休学して就活がうまくいったら退学するという話になっていた。

6月中旬、そろそろ動き始めなきゃと休学願を大学に取りに行って、親の自筆欄とか埋めてもらって、じゃ、休学願出してきまーすって朝、「休学にもかなり費用かかるし、夏葉(本名ではありません)が大学に戻る気は一ミリも無いって感じならやっぱり退学でもいいんじゃない?」と言われ、私は朝っぱらから泣いた。折れ合って出した答えに落ち着いて気持ちにケリをつけてたのに、それを軽々とひっくり返されたのが悔しくてたまらなかった。ペースを乱されるのが嫌すぎて、やっぱり早く自分の力で生きていかなくてはと就職する気がさらに強くなった。

で、6月19日、退学願を出した。退学が正式に受理されたら書類が家に届くらしくて、それがまだ届いてないからどうなってるか分からないんだけど、こっちでやることは全部一気に済ませたから私はもう退学した気になっている。


いよいよフリーターになって、求人情報を本格的に探し始めた時、ツイッターにメッセージリクエストが届いていた。どうせエロ垢か海外のよくわからないアカウントだろうなと思っていたら、エンタメ記事の編集部の方だった。私のnoteを読んでくださって、コラムの執筆をしませんかというお話だった。

最初見たときは目を疑った。詐欺とかかも、と思った。こんなタイミングでこんな上手い話がある訳が無い。でもその方の名前を調べたらちゃんとホームページに載っていて、え、まじか、え、どうしよう、と余計混乱した。文章を書くことをお仕事にするのは私の夢だった。しかも私のnoteを読んでくれて、ということは、大好きなアイドルについて書かせてもらえるのか?こんな有難いお話二度と無いと思って、是非詳しく聞かせてくださいと返信した。

それからオンラインで面談をしてとんとん拍子に話が進み、先週、初めてのコラムが掲載された。

もし良ければ是非…。いきなり大好きなグループ三つを併せて書くことができて、夢のようです。ツイッターの引用も全部読んでいるし、私の書いた文章がこんなにたくさんの方に読んでもらえていることが心の底から嬉しくて。夢のようとしか言いようがないです。こんなタイミングでこんな巡りあわせが起こることがあるのかと、信じられない気持ちもまだあります。

ちなみにペンネームの池田の由来は、ここで使っている夏葉はそのままに、夏と葉の情景を浮かべた時に何か水の要素が欲しい!と思って。夏葉の画数が多くてギュッとしている漢字だからシンプルでなんかこう、自然っぽいやつ…と考えてつけました。このペンネーム、かなりお気に入り。


とはいえ、このライターのお仕事だけでは勿論食べていけません。これをきっかけに就職にもやる気が出てきて、やっとお仕事に応募しました。初めて人材会社(?)の方と面談をしたのが7月5日なんだけど、そこでめちゃくちゃ優しくて柔らかい担当さんと出会うことができて、お仕事を紹介してもらいました。初対面と思えないくらい真摯に対応してくださって、面接対策の時間も別で設けてくださったりして、本当に人には恵まれる人生だと思った。

それからその紹介先の面接を受けたのが昨日、7月10日。緊張したけど対策のおかげでなんとか受け答えできた。担当さんに連絡をしてから、とりあえず一通り頑張ったからカラオケでも行こう!となって(ヒトカラが大好き)、個室のドアを閉めて携帯を見たら、電話が来ていた。担当さんから。ヤバ、気づかなかったなと思いながら折り返すと、「面接お疲れ様でした!」といつもの優しい声。なんかやらかしたかなと思っていると「ソッコーで採用の連絡来ました!本当におめでとうございます!」と言われた。耳を疑った。信じられなくてカラオケじゃなかったら怒られてたくらいの声が出てたと思う。採用。採用、か。まじか。やば。ひとえに担当さんのおかげとしか言いようが無いので、ありがとうございます、ありがとうございます、と何度も繰り返した。

そんなわけで夏葉は社会人デビューが決まりました。とは言っても契約社員なんだけど。でも、社会人。嬉しいし、不安だし、わくわくするし、怖さもある。でもすべて自分で決めたことなのでもうやるしかない、と今はすごく前向きな気持ち。ここから自力で人生立て直さないとな。


採用を貰ってホクホクしていた昨日の晩、メールボックスを開くとINI OFFICIAL FANCLUBから一通のメールが届いていた。「「「番組観覧当選のお知らせ」」」え!?!?!?!?目を疑った。五感を疑ってばかりの一日だ。神様からの採用祝い。嬉しすぎる。ドロザ期が終わったのでそのnoteも書いている途中なんだけど、理人くんに会えるのがオフライントーク会ぶりなので本当にドキドキします。楽しみ!


そんなこんなで、大学を辞めました&社会人デビューしますというお話でした。最初のほう書きながらその時の感情思い出して泣いてた。でも今はすごく晴れやかな気持ちでいられてるので、これから頑張ります!

前回、前々回のnoteで皆さんご存じの通り、新たな界隈に飛び込んでおり、そこで出会った音楽にもかなり支えられたので、エビダンの好きな曲まとめとかもしたいなと思ってる。


大学辞めたって言うと、もったいない、もしくは親不孝だって言われると思う。実際、自分でもその気持ちが無いわけじゃない。でもね。「大学は人生の夏休み」だと言っても、ある人にとっては地獄でもある。私には大学が合わなかったってだけ。大学に通っているアイドルを見て今までは「忙しいのにすごい」って思ってたけど、今は「あの環境で上手くやっていけるのがすごい」って感じに変わった。だから私は芸能人に関わらず大学を卒業している人のことを心から尊敬します。

親孝行もこれからちゃんとしていきたいと思ってる。高い予備校代と受験料と入学金と学費、すべて払ってもらったのに辞めるのは親不孝かもって確かに思ったんだけど、自分を削ってまで親孝行する必要はないのかなと思ってて。両親とはお互いに与え合うことはあっても奪い合うことはしたくないと思ってる。私も穏やかでいられる方法で、これから親に返していきたいと思う。


超自分本位人生だけど、その分自分で全部責任もって頑張るよ。人生また、ここからやってく。



サムネは採用の電話をもらったカラオケで飲んでたカルピスのグラス(笑)。まねきねこのカルピス、濃くて大好き。いつも飲んでる。

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