【社会科】社会保障で不安を解消?
どうも。いかたこです。
中学校で社会科の教員をしています。
授業がより楽しくなるアイデア(授業のタネ)を発信しています。
今回のテーマは、社会保障です。
今、あなたはどのような不安を抱えていますか?
10年後、50年後、どのような不安か抱えているでしょうか?
社会保障は、私たちの生活の不安を解消し、生活を支えてくれる制度です。
では、社会保障は、具体的にどのような不安を解消する、もしくは和らげることができるのでしょうか?
今回の授業のタネは、自分の抱える不安をもとに社会保障について考えようというものです。
社会保障を少しでも身近に感じてもらえたら、うれしいです。
よろしければ、最後までご覧ください。
目標
自分の不安をもとに社会保障について学習し、制度のしくみへの理解を深める。
社会保障とは
社会保障は、4つの柱で構成されています。
・社会保険 : 医療保険、年金保険など
・社会福祉 : 児童福祉、高齢者福祉など
・公的扶助 : 生活保護など
・公衆衛生 : 感染症対策、公害対策など
社会保障といえば、若い世代には関係ないというイメージを持っている方もいるかもしれません。
ですが、社会保障は年齢に関係なく全ての人々の生活を支えるしくみです。
授業の流れ
①不安を書き出す
生徒に自分の不安を書き出してもらいます。
とはいっても、今の自分が抱える不安を書き出すのはちょっと・・・という場合も多いと思います。
というわけで、未来の自分はどんなことを不安に思ってそうかなぁと予想してもらいます。
私の場合は、20代(約10年後)、60代(約50年後)の自分が抱える不安を予想してもらいました。
20代 ・・・ 就職、結婚、育児など
60代 ・・・ 老後の資金、病気、介護など
②社会保障の解説
生徒に社会保障の説明をします。
③不安をもとに社会保障を考える
解説をもとに、社会保障が自分の不安を解消する、もしくは和らげることができるかを確認します。
年金保険はあるけど、まだまだ老後の資金が心配だな~みたいな感じです。
今の社会保障で十分だという人もいれば、まだまだ充実してほしいという人もいると思います。
④社会保障のあり方について議論する
今後の社会保障のあり方について議論します。
前の段階で各自が考えたことをもとに話し合うことで、議論も活発になると思います。
まとめ
今、社会保障の改革が必要とされています。
そのため、社会保障の授業では、制度のあり方について議論することが多くあります。
議論を活発にするためにも、社会保障が自分たちの生活に身近なものであり、必要なものであるということを実感してほしいと思います。
また、社会保障という制度について自分を守るための知識として身につけてほしいと思います。
今回の授業のタネはここまでです。最後までご覧いただきありがとうございました。
これからも授業のタネを発信していきます。お楽しみに。