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一緒に歩いていこうね 桜乃いちよう …
逢えてよかった 諦めないでよかった 桜乃いちよう …
ーわたしはわたし わたしは……ーー 桜乃いちよう 「ねえ、そろそろ教えて」 小学四…
ーーとつぜん 逢えなくなるなんてーー 桜乃いちよう…
ーー誰もが たまには 誰かにあまえたいーー 桜乃い…
ーーこんにちは いらっしゃい 大事なひとーー 桜…
ーーほんとに わかりあえたらよかったのにーー 桜乃いちよう くるみちゃんはワコと仲良しになった。 くるみちゃんはワコより年上で、歌とハーモニカが好きな人。 ハーモニカはとてもうまくて、好きな歌ならなんでも演奏できた。 仲がいいはずだった。 ワコはある日、『こゆびのかお』に、話しかけた。 「なぜワコは、くるみちゃんがせんぱいからぶたれているとき、なんにも思わなかったんだろう」 ふいに聞かれたので、『こゆびのかお』は答えよ
ーー新しいいのちが 生きようとしているーー 桜乃…
ーー言葉の意味を理解されなくても 生きていくーー 桜乃…
切なくても生きる人 桜乃いちよう あかりちゃんは、目尻の…
ーーわたしは わたしとして 生きているーー 桜乃…
かわいがってくれたひと 桜乃いちよう ワコにはヘンな癖が…
生活は人それぞれ 桜乃いちよう 私は本当は名…
なんとなく会いたい人 桜乃いちよう 夏のある夜。大きなかみなりの音がして、 ふいに部屋は真っ暗になった。 ワコは闇が苦手だった。 嵐がやんでも、電気はつかなかった。 ワコは数ヶ月後、15人部屋に引越ししていた。 ベッドの部屋だった。 和子のベッドは、西側の窓際。薄いカーテンが窓をおおっていた。 なにも見えない空間は、からだが浮かんでいるような、そして、そこはか