フルーツの届けかた。

僕らが八百屋を営む愛知県豊橋市は野菜や果物の一大産地です。

ずいぶん前に、地元名産の次郎柿の部会に呼ばれて講演をさせていただいたことがありました。

柿がなかなか売れなくなっていること、

保育園で給食で柿が出ると孫が嫌がること、

贈答用の10キロ箱を以前ほど遠方に贈る人がいなくなってきていること、

そして、60代は、若手と本気で呼ばれていることにも驚きました。

「皮をむくのは、めんどくさい。」

果物が売れなくなってきている理由は、いろいろあるかと思いますが、

たぶん、いちばんの原因はコレです。

だって、めんどくさいもん。

20年くらい前に、皮を剥いたりんごが都会で売られていて、親父が、

「りんごの皮も剥けんのか…」

なんて言っていたけど、めんどくさいもん。

だけど、みんな果物は大好きで、タルトやパフェや、ケーキになったら、

高いお金を出しても、行列に並んででも、電車に乗って遠出をしてでも食べたくなったりもします。

「そんじゃぁ、剥きます。」

と思ってはじめたのが、八百屋さんのフルーツプレートです。

僕はカッティングの技術も、ケーキを焼いたりすることも出来ないので、

フルーツは、ちゃんとおいしいものをセレクトするようにしています。

というか、八百屋なんだから、そこは負けちゃいかんだろう、くらいに思っています。

豊橋市は、エディブルフラワーの生産も盛んな土地です。

旬のフルーツに、彩りよく花やハーブを飾るのが一期家一笑のスタイルです。

少しずつ、やりたいことも、できることも増えてきて、

八百屋のフルーツサンドも人気です。

こちらも、フルーツのおいしさを味わってもらうために、パンもクリームも主張があまり強くないものをセレクトしています。

今度は、プリンアラモードもはじめてみます。

出来ないことができるようになるのは、自信につながります。

それは、子どもでもオトナでも、おんなじです。

あっ。

ホームページをつくりました。

手作り感満載のホームページですが、まあ、手作りだから、しょーがないわな。

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一期家一笑

440-0083 愛知県豊橋市下地町境田67-3
TEL 0532-52-9657
日曜日定休
10:00-19:00
店長 杉浦大西洋