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リワーク日記81 やっぱり休日に家で仕事をするのは良くない。本当に。

先日、中学校の同窓会に行ってきました。卒業以来の再会という人がほとんどでした。卒業式で声に出した通り皆、人それぞれの道を進んだわけですが、曲がり道も上り坂も下り坂も通行止めも道路陥没もあり、なんとも壮観でした。あのときはそんな事を思っていたのかと驚く話や、そんな気持ちを引きずったまま今まで生きてきていたのかという衝撃など、まだ子供であった当時には理解できようもない人間の心の奥に生じた複雑な波紋に触れる機会になりました。

現在の大人になった本人が語る言葉すら本心のありかを語り切れていない辺り、幼馴染たちと言えども他者の心を理解できたなどと軽々に言えないものだと思いました。記憶の混乱や改変も存分にありますが、人というものはかくも過去の記憶に縛られ現在の人生の幸福感をも支配されてしまうものかと人の弱さや儚さを感じるような話もありました。とは言え、私のこの2年ほどの休職劇についてはあえて言い触らしてはおらず一部の人たちが知るのみですけれども、その人たちにしてみれば私こそその荒波に翻弄されて漂流する心配な儚い一人ということになるわけですが。

ともかくも会えば当時の気分に戻ってしまいつつも、見えていないだけで内面にはあれ以降の膨大な経験と多様な変化が控えている事を匂わせる空気を、各人それぞれまとっていました。それらの香りを感じるだけでも同窓会に行く意味はあると思いました。自分の道はあくまで無限にある可能性のうちのひとつに過ぎず、私の代わりに別の道を歩んだ旧友たちの選択や経験に学ぶものも多いですね。



さて、私はメンタル休職から転職により社会復帰してから半年となりますが、何もわからない状態で高難度かつ多量の業務を担当することになり、全く対応が追いついていない状況なのは以前から記事に書いている通りです。最近、あまりに多忙のため私がミスを連発しすぎて実害が発生してきたことから、とうとう私の業務の一部が他の人に分割移譲され始めました。

前任者の担当業務全てを渡されるだけでも大変なのに、それに加えて他にも別の定年退職者からも業務を渡されていましたので、そもそも一人分の業務量を超えており最初から無理な配分でした。会社は何を考えていたんでしょう?何も考えていなかった疑いが濃厚です。ですから私の業務負担を減らす措置は当然だと思いますが、移譲されるのはあくまで枝葉末節のごく一部に留まりますので、未だ業務量過多であることに変わりはなく、根本的な問題解決には程遠いです。会社は何を考えているんでしょう?ああ、何も考えていないんでしたね。

しかしひとつ良かったのは、明らかに業務に支障が出れば会社も少しは動くのだということが分かったことです。反応は恐ろしく鈍くて重くて不十分ですが、ないよりはマシです。たとえ小さくても具体的な負担軽減策の実施というアクションにつながったのは良かったです。

つまり逆に言うと、私が業務をこなし切ろうと下手に残業したり休日にまで家で仕事をしてしまうと、現状で何も問題ないと会社に誤解を与えてしまうということです。業務過多でパンクしているのなら、パンクしていると会社に知らしめなければなりません。パンクした結果、損害が発生してもそれは私の責任ではなく、非現実的な業務分担を無理に割り振った会社の責任です。会社にはパンクしないような環境条件整備をする責任を果たさせた方が絶対に良いのです。

私も連日の残業で家族と過ごす時間も減り、寝不足気味で疲労も蓄積してきていて、会社と私の負担割合がアンバランスになっていたところでした。会社にも応分の負担をしてもらわないと健全な関係とは言えません。会社が適切な労働環境を整備しない皺寄せが私と私の家族に押し付けられるのは明らかに間違っています。

というわけで、私は家に仕事を持ち帰るのも残業も制限することにします。そのせいで業務に遅れや支障が出たとしても、私は無理に仕事をこなす努力をしないことにします。いわばプチストライキですね。

職場の他のメンバーも同様のパンク状態ですので、会社に危機感を抱かせるためにも実力行使は必要です。人事部長には先月、この状況については伝えて改善を申し入れていますので、もうしばらくは様子見をしても良いと思ってはいましたが、思った以上に疲労感が溜まっていますので、早々に対応を催促しても良いでしょう。人事部長からも「無理はしないようにして下さい」と言われていますし。

ところで、やはり最近になってようやく正しい勤務時間の打刻方法を知りました。今まで半年間、間違った方法で勤務時間を登録してしまっていたようです。そのせいで実際の残業時間が短く記録されていました。残念ですね。

本当はこういうことは本人の打刻だけでなく、PCの起動とシャットダウン時間の記録や事務所の入退室記録との照合で記録されるべきものですが、この会社では悲しいことにまだそこまで至っていません。この辺りの勤務時間管理の甘さは、膨大な仕事を過剰労働で処理している現場の実態と背中合わせになっています。業務の整理や過剰労働の削減をしようと思うような動機づけが、今は経営側にはない状況なのです。これからはプチストライキによって会社にその動機付けを与えていきたいです。過剰労働でしか成立しない職場には持続可能性はないと皆知るべきです。

随分とトゲトゲしい記事になってしまいましたが、これも二度とメンタル不調を再発させないためです。ちなみに、同級生たちのスマートウォッチ着用率の高さは注目に値すると密かに思いました。便利なんでしょうかね?私は今ひとつ惹かれませんが。ということで今回はここまでです。また次回の記事も読んでください。

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