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人といること

12月に入った。
今年も残り1ヶ月…それなのに外は大雨。
天候不順過ぎるわ。紅葉がキレイになり切る前に、全部落ちてしまうんじゃないかと、雨音を聞いている。

11月は朝から晩まで、これぞビジネスワーカー!みたいな状態で自分の時間がままならなかった。でも、すごく楽しかったよ。

人といることが楽しかった。みんな、個性的で、スキルも高い人たちで、かつおしゃべり。なかなか賑やかでした。

私は、それを見ているおばあちゃんポジションでしょうか…


元々、チームでやるようなことが苦手。
のんびり一人でいるのが好きだし、ペースものんびりしてるから、集団の中にいると風船のように浮かんでいる私。

ま、それで演劇を、自分主宰の場を持ってるのが変わり種だと思うのだけど、そんな感じなので、どこ行っても、浮いている。

だけど、この1か月いた所はそれでも良し!としてくれ、適材適所か、私が比較的得意なことをどんどんやらせてくれた。その分、少しだけスキルアップはしたし、お役にも立てた。 

と言うのも、

「また来てくださいね」

と言ってもらえたから。

これはどこの世界、現場へ行ってもサイコーの褒め言葉なんじゃないかと思ってる。

そういう言葉をもらって、気分が良いのもあるけれど、チームで何かをする楽しさをずっと味わえてたことが私にはうれしかった。


何でも失敗することはある。
場所によっては、それで激怒されることもある。

だけど、そのことを前提に動くと、『フォローする』気持ちや姿勢が自然と出て、そのように動けるし、何より気持ち的にも安心する、落ち着ける。

だから、失敗しても、誰かが取り返してくれる。その逆に誰かの失敗を取り返せる。

そのことをずっと思い続けていたから、気持ちも楽だし、集中してやるべきことに取り組めたから楽しかったんだろうなぁ~と。


自分の周りにそういう環境がこれまでもあったのかもしれないけど、今みたいな気持ちになってないのは、そこまで意識的に受け取ってなかったからかも。

受け取りベタ、いや、周りが見えてない。

何しろ全部が全部良い思い出とは言えないから、そこから引きずっていることも多少はある。

だから、余計に集団って………となってしまいがち。


でも、こういう状態になれたのも、やはり何度も出てくる豊橋へ行ったことが大きいんだと感じてる。


身体一つ。
今となっては知り合いが多いけども、オーディション時には全く知り合いがいない状態で飛び込み、役を付けてもらい、公演に、それこそコロナ禍で日本中切迫していた時期だから、会えない分、結束が強くなった劇団『甘い丘』にいれたこと。そして、千秋楽までやり切れたことが、私の中の風船気質を良い風に変化させてくれたんだと思う。


でも、そういう実感って終わった当時も感じていたけど、離れて、遠ざかる毎に響いてくる。


あの場にいたこと。


それが宝物であり、私には新しい視野や考え、在り方等々を与えてくれていることに時間が経つ程、深く感じ入る…良い旅をしたもんだ。自分で与えた経験って、こういうことを言うんだろうね。



だから、今は何やってても楽しいの。

演劇じゃなきゃ、ダメっていう人もいるかもだけど、私はそうじゃない。

私が演劇にこだわるのは、私がやりたいことをやるのに力を発揮しやすいから。

それだけ。



チームワーク苦手、致命的だったけど、今回のことでちょっと何かしら拓けたのかもしれない。そう思って良いかもなって、深夜に思っています。


無駄なことは一つもない。


全部が全部宝物。



 

今回の経験を次に活かす。

そんな気持ちです。

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