サルコペニアってなに??

本日は、リハビリで近年注目されてきている「サルコペニア」についてご紹介させていただければと思います。


本日は、少しQ &A形式で書いていければと思います。

【サルコペニア】
まずは簡単な定義についてです。


サルコペニアについて触れていく上で、混同しやすい「ダイナペニア」についても触れておきます。


ダイナペニアは骨格筋の筋量や骨格筋の質の変化は生じて否にも関わらず。筋力の低下を生じた状態を指します。
ここでの質とは、骨格筋内に脂肪の蓄積が起きてしまっていることを指します。

サルコペニアは、筋力または身体機能の低下と骨格筋量の低下を指します。サルコペニアでは、一般に上記で述べた骨格筋の質の変化も生じると言われています。
また、運動のパフォーマンスは質に依存するとも言われています。

Q:そもそもなんで起きてしまう?
A:身体内部の影響が考えられます。
骨格筋の合成と分解により、骨格筋は作られていきますが、高齢者では、分解量が合成量を上回ってしまいます。すなわち、若年者と同じ生活を送っていても、筋力低下を招きやすい状態に体内はあるということになります。
そのため、活動量・栄養状態のコントロールは必要と思われます。
また、ホルモンによる影響では、高齢となる事で炎症性サイトカイン・酸化ストレスの増加に伴い、タンパク分解能の亢進を招いてしまうと言われています。

Q:基準は?
A:日本、アジアはAWG2019により定められています。
以下の画像をご参照ください。
歩行速度、握力、筋肉量の減少により評価を行なっていきます。 
歩行速度、5回椅子立ち上がりテストによる評価を行います。
カットオフは歩行1.0m/sec SPPB9点以下 5回椅子立ち上がりは12秒以上

本日は簡単な紹介として以上になります。

入院患者さんはこれらの基準に引っかかる方が多いと思われます。

また、高齢の方はサルコペニアを招くリスクがあるということを頭に入れて介入していく必要がありそうですね!

以上が本日の内容となります。

本日も読んでいただきありがとうございました!

フォロー、コメントなどお待ちしています!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?