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オープン・ザ・モノローグ

  心の内側に沸き上がる言葉を、

  声に出すことで

  初めて気づくことがあります。

  その「気づき」は

  自分自身を循環させてくれる。

  自分らしい自分に向かい、

  確かな存在へと導いてくれます。


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その大切な「気づき」に、じっくり味わえるように、言いっぱなし、聴きっぱなしのスタイルの対話会を行っています。

この対話会は、
言葉のキャッチボールを必要としないので、
「話の文脈に合わせなきゃ」
「価値観を押し付けられてしまうのではないか?」「発言した後、否定されてしまうのではないか?」という心配がありません。

安心して「話したいこと」を
「自分のタイミング」で話すことができます。
それはちょっと「ひとりごと*」にも似ています。それぞれの大切な気づきを、
温かい時間の中で包み、心の安心が増えるようなひと時ができたらいいなと思っています。

+++ 対話会への想い +++


私たちが日ごろ、
声に出して言葉にしていることは、
その意味がピッタリ
あっているわけではありません。
自分自身の想いや考えも
絶えず移ろいでいます。
私たちはその揺らぎの中で生きています。

曖昧だからこそ、
自分の想いや考えに対して
実験的に言葉を当てはめることで
自分自身の軸となる
ランドマークが見えてくる。
と考えています。

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声にすることは
ただ単に表現するのだけではなく
自分自身を循環させ、
より自分らしく
確かな存在へと導くもの。

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自分を語ることは、

・その様々な想いや、
 記憶のレイヤーを積み重ねて
 自分の形を作ること。

・この世界に
 自分が生きていることを
 確認していくこと。

・自分自身を存在させて、
 相手の存在も知っていくこと。

++++++++++++++++++

しかし、社会で生活していく上で、
言葉というツールは責任を伴い
そこから人間関係のトラブルにも
繋がっていきます。
私たちはそのような経験を
沢山しています。

日頃から自分の考えを
グッと飲み込んだり
気持ちを抑えたり
それすらなかったことにしたり…。

心では涙を流しているのに、
顔は笑っていたりします。
そんなチグハグさが、
誤解を生んでしまって…

「そんな風に言うつもりじゃなかったのに」
「なんで、分かってもらえないんだろう?」
「人と接するの疲れちゃった」
「本当の自分って何だろう??」
「生きている意味がわからない」

コミュニケーションは多様で複雑です。
このような状態が続くと
いつの間にか自分自身を見失い、
迷子になっしまいます。

もし、その袋小路に入っていたら
この対話会で、
自分の言葉を頼りに
自分を探しにいきませんか?

話すことで
仲間が見つかるかもしれないし、
新しい視点が増えて、
生きやすくなることもあるかもしれません。

自分では分からない一面を
誰かが光りをあててくれるかもしれません

「居場所製作委員会」という寄り道に
思いもよらなかった
出会いがあるかもしれません。

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「オープン・ザ・モノローグ」の言葉の由来は、「オープン・ザ・ダイアローグ」と「
モノローグ」を掛け合わせた造語です。


「オープン・ザ・ダイアローグ」とは、

1950年にフィンランドのケロプダス病院にて
精神科療法として行われた対話の方法です。

患者さんの困りごとを、
精神科医・看護師・ケースワーカー・家族など
当事者にかかわる人たちが
対等な立場で話し合い問題解決を目指しました。現在は、精神科領域のみならず、
全ての人が健やかに生きるために
必要なコミュニケーションツールとなっています


「モノローグ」とは

「独白」「独り言」と訳され演劇舞台で主人公が、観客に向かって心情を話す​ことを指します。「ダイアローグ」(対話)の対義語になります。


さいごに

「オープン・ザ・モノローグ」は

​「今ここ」の瞬間を大切にしながら
心に沸き起こる言葉を
社会的な役割や
価値判断、その場の文脈や、
流れを気にせずに
独り言のように、あるがままに
自分自身を語ることを大切にしています。
自分の内側にじっくり感じられるよう
沈黙の時間も大切にしています。




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