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女子校育ちで男キライの私が江頭2:50を愛する理由

中高大と女子校歴10年の私は、男の友人と呼べる存在がほぼいない。恋人以外で、まともに男性と友好関係が気づけたのは、29歳のときだ。そもそも、中高一貫校の女子校を選んだのだって、男子のバカっぽさがキライだったから。(マジで)

90年生まれ。めちゃイケ、ぷっすま直撃世代の私だけど、黒いスパッツに下半身を包んだ江頭2:50はキライどころか、興味もなかった。江頭2:50との数少ない思い出を手繰り寄せるとすれば

「うおおおおお!」

と叫んで、女子に襲いかかってるとこくらい。あと、多分フルチン。男ってだけで理解できないのに、江頭2:50の意味不明度は大気圏を超えていた。つい今年の2月までその地位が崩されることはなかったのに、夫がふいに見せてきた「エガちゃんねる」で、エガちゃんは大気圏の宇宙人から、親戚のおじさんのような存在になった。

YouTubeで見る江頭2:50は、テレビで見ていたような、いつも誰かを睨みつけ、奇声をあげる頭おかしい(略してあたおか)姿を残しつつも、素の江頭秀晴を見せていた。近寄って見れば、ただの50代の気のいいおじさんで、男子中学生のようにエロと巨乳美女が好きで(それを包み隠さずオープンにして)お笑いに実直な人だと分かった。

テレビで見ていた頃は、まだ小中学生だった私。斜に構えて、男の子に興味があるくせに、いつもバカにして見ていた。

月日は流れ、私もいくつか恋をして、仕事で痛い目も味わい、結婚して、子どもも産まれ、だいぶ丸くなった。

きっと、エガちゃんもそうなんだろう。
荒削りの若いころから、いろんな経験を経て、できあがった江頭2:50という男。若手芸人よりも早くスタジオ入りして、ストレッチするのが習慣だという。マジメか!そうだ、エガちゃんは、私と同じマジメ人間だったのだ。方向性が違うだけで。

YouTubeでは大抵お尻とチンコを出して、Googleの広告審査に引っかかっている。それでも、お尻芸をやめない。お尻に筆をさして、お尻書道なんて、小学生男子が考えつきそうなネタを、齢56のおじさんがマジで真剣な顔してやる。

どんな馬鹿げだことも、真剣にやり続ければ、ファンがついてくるんだと思える。私たちは、大人になったふりをして「馬鹿げたことを真剣にやる」ことを置いて行ったのかもしれない。だから、250万人もの人が、エガちゃんねるを見に来るのだろう。

きっと、世の中にはまだ、1年前の私と同じように、エガちゃんをガチの変人だと思っている人も多いはず。でも、今ならYouTubeで、24時間いつでもタダでエガちゃんが観れるから、その人差し指でタップしてみてほしい。

お尻の先に、何かがきっと見えるから。



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