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メーカーエンジニアで2児のママの働き方!育児と仕事はトレードオフ【前編】

日系メーカーでエンジニアとして働くYuitaさんは2児のママ。子育てnoterの輪ご機嫌部門受賞をきっかけに、インタビューをしました。Yuitaさんの記事はどれも理路整然としていて、客観的な分析が面白いのです。一体どんな方が書いているのか、くわしく掘り下げてみました!
この記事は、エンジニアのお仕事をしているママ、結婚・出産と仕事の兼ね合いを悩んでいるリケジョにおすすめです。

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Yuitaさんとは?

・30代後半
・2児の母
・企業の研究所のエンジニア
・社会人で博士(工学)取得
・趣味 最近はTOEIC
ものを作る工学のエンジニアです。もしかしたら、かっこいい!と思うかもしれませんが、実態は毎日育児に追われる時短のヒラ社員です。
このnoteは”会社にロールモデルがみつからない社会人エンジニアリケジョ向け”に書いています。
(引用:【社会人リケジョの新方程式#0】自己紹介

子育てnoterの輪参加のきっかけ

Yuitaさんは、元々子育てnoterの輪企画のつきかおりさんのnoteが好きだったそうです。2人は出身地も同じで、年齢も近く共通点が多いのです。

絵本の購入のきっかけは?

記事で紹介した絵本はアマゾンで購入。Yuitaさんの友人がSNSで薦めていたそうです。エンジニアの類は友を呼ぶ現象が起きていますね。

一目見た瞬間、「私のような人しか買わない」と購入を決めたのだとか。子どもさんはプリキュアが好きなので、理系の絵本に興味があるのはYuitaさんだけというちょっと寂しいエピソードも。子育てあるあるですね…。

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ワーママエンジニアの実態とは?

エンジニアの仕事は、女性人口が多くありません。旦那さんの転勤でやめていくパターンや、出産後に辞めるパターンが多いそうです。
時短制度はあっても、仕事をこなそうと思ったらフルタイムに戻るしかない…という選択肢の狭さが原因のひとつ。量をこなさないと評価されない風潮も根強いのが、働きにくさを助長しているといえます。
話を伺っていてびっくりしたのは、フルタイムの人が22時まで働くのが当たり前という風潮です!おうちでごはん食べて寝させてあげてよ~!

「強い意志を持って帰らないといけない」

時短で帰るには、そのくらいの覚悟が必要とYuitaさんは語ります。お話を聞けば聞くほど、教員とエンジニアの現状が重なっていきました。

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ITエンジニアとは違うメーカーエンジニアという仕事

メーカーエンジニアの仕事は多岐にわたるのですが、Yuitaさんの専門は工場で作った製品の測定なども含みます。

コロナで在宅ワークが進みつつあるものの、やはり装置あってのお仕事なので、完全在宅とはいきません。ただ、部門によっては完全在宅できる仕事もあるそうです。

エンジニアというと売り手市場で、どこにいても自由に働けそうなイメージがあった私とかおりさんには驚きの事実でした。

エンジニアになったきっかけ

Yuitaさんが理学部に進んだきっかけが気になり、子ども時代のことも伺いました。
Yuitaさんのお父さんは工学部出身。壊れたファミコンをはんだ付けで直したり、爪楊枝でソフトを固定して接続を直したり、ボタンを連打する子どもの横でボタンを輪ゴムで固定したり。果てには、ダビスタという競馬ゲームで、馬の組み合わせをノートに記録し必勝法を探していたというエピソードまで!どれをとっても面白すぎます。
お父さんの姿が、エンジニアYuitaさんの原点かもしれません。

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高校を卒業し、理学部に進学したYuitaさん。もともと理学博士になりたかったのですが、理学のアカデミアは狭き門で自信がありませんでした。女性の先輩も工学系に就職していたことに後押しされ、エンジニアの道に進みます。

エンジニアママとして働きやすさを求め、自動開発装置を作った!

Yuitaさんは育休明けのことも考え、自動開発装置を作りました。イメージとしては、一点物しか作れない世界に、3Dプリンターを導入したような感じ。つまり、仕事の効率がめちゃくちゃ上がったということ。これで復帰後も大丈夫と思いきや、部署移動!新しい部署は「ただ量産するだけ」では評価されないところでした。

マミートラックはいやだではなく、自分がどう働きたいか考えていなかった。
(引用:マミートラックが嫌で自動開発装置を作った実験結果

試行錯誤しながら、Yuitaさんは何度でも軌道修正します。その姿勢は、やっぱりエンジニアだからこそ、と思わざるをえないのでした。

気になるインタビュー後編はこちら!Yuitaさんの働き方や、ワーママエンジニアに伝えたいメッセージをお送りします。


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