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【まるで魔法!宙を舞うカツオの群れ】大海原にロマンを求めて〜カツオの一本釣り〜

こんにちは!釣り初めてはや8ヶ月、まだまだ見るもの出会うもの全てに感動が止まらない駆け出しアングラーのNamiです!

今回はなんと、夢のカツオ&マグロの一本釣り(とフカセ釣り)に行ってきました〜!今回もとても面白い発見がたくさんあったのでご紹介したいと思います!

お世話になった船宿は長助丸さん。
BAR SU-SUN’S  の仕立て船でご一緒させていただきました!

カツオってどんな魚?

食卓でもお馴染み、比較的手に入りやすく美味しいお魚のイメージがあるカツオ。暖かい地域に生息する魚で日本では太平洋に多く、日本海で獲れることは珍しい魚です。日本海側で取れる鰹を「迷い鰹」と呼ぶそうです。
夏の訪れを告げる年初めに獲れる鰹(4~6月頃)を「初鰹」と呼び、さっぱりとした味わいが特徴です。餌を求めて北上し、南はフィリピン沖、北は三陸沖の方まで広い地域を回遊します。
8〜9月の秋頃になり南下してくる鰹を「戻り鰹」と呼び、「脂カツオ」「トロ鰹」とも呼ばれています。初鰹より栄養をたっぷり蓄えた身でお刺身で食べるともっちりとした食感と濃厚な味わいがとても美味しい魚です。
また、常に泳いでいないと死んでしまう魚らしく、群れを作り高速で(毎秒6〜7mほど)泳ぐため、水の抵抗を少なくするために鱗は退化し、胸ビレ部分だけが残っています。鱗が多くないので触り心地がツヤツヤしていて扱い易い魚でした。


海に浮かぶイワシの仕入れ場

遠征船が出港し、途中で餌となるカタクチイワシを仕入れます。海に浮かぶ仕入れ場は海中に網で囲った生け簀の中から購入するので水上マーケットのようなイメージでとても不思議な光景でした。漁師の方がバケツリレーで大量のイワシを船の生け簀へ運んでくれます。

イワシ仕入れ

ポツンと海に浮かぶイワシの仕入れ場
大量のイワシを仕入れて、いざカツオの群れを見つけに出発です!

カツオが飛ぶ!一本釣り

陸から3時間ほど沖へ沖へカツオの群れを探して船を走らせ、ついに群れに出会えました!船長の掛け声で一斉に一本釣り用の竿を持って船の先頭(ミヨシ)へ駆け込みます。イワシを船上からばら撒き、海面に水を撒くことでナブラ(小魚の大群が水面を跳ねる様子)を擬似的に作り出してカツオを誘き寄せます。

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「釣って釣って!」と船長からGOを出されるも、ミヨシ3人ともカツオの一本釣り初心者。どうしたらいいかわからずあたふたと焦りまくり、とにかく竿を動かします・・・。

全く釣れる様子どころか、魚がいる様子すらわからず船長がお手本を見せてくれた瞬間!今までどこに隠れていたのかと思うほど海中からカツオが溢れてきて船長の針にかかり入れ食い状態になりました。みるみるカツオが船の上をぶっとんでゆきます!そして綺麗に船の真ん中の生け簀周りにぼとぼとと着地!(コントロールが素晴らしすぎて後ろに目がついているのかと疑うほど!!)

普通の釣り針には魚がかかってから外れてしまわないように「返し」という逆さまにとげがついているのですが、カツオ一本釣り漁用の針にはついていません。最初から大群を針外しする暇がないくらい釣っては船に投げ入れる、というスピードを重視するために返しがないというのを、これを見て納得・・!
本当に綺麗に引っ掛けては流れるように空中で針が外れます!(そして背後におっことすをくりかえす)

一本釣り針

船長のお手本で1分間で4本くらい気持ちよく釣れたので、今度こそ!と思い同じ動きを真似するのですが、そう簡単には魚がのってきてくれず、一本釣り惨敗でございました。。。。いつかリベンジしたい。

かもめが釣れる、フカセ釣り

一本釣りができるチャンスは実は稀でメインはフカセ釣りという釣り方。
とってもシンプルな仕掛けで、針先に生きたイワシをつけて、イワシの赴くままに泳がせるだけ。よくある仕掛けでは錘をつけて水深を固定するのですが錘もつけません。生きたイワシを元気に泳がせてカツオやマグロが大群の中に餌のイワシを混じらせ、食うのを待ちます。
フカセ釣りではスピニングリールと言って糸が出ていくときの摩擦が少ないリールを使って、小さいイワシの動きを阻むことなく泳がせられるようにします。
餌をつけるときにイワシを弱らせてしまうと海面スレスレをよろよろ泳ぐことになり、水中の魚を狙って飛んでいるカモメに餌のイワシを食われてしまい、結果、かもめが釣り針にかかってしまいます・・・・
「かもめが釣れた」とはどういうことかと、内心意味がわからなかったのですが、小魚の大群を下からマグロ、カツオの群れに追いかけられ、上からかもめが狙っている凄まじい戦いの場でした。かもめが釣れてしまうと簡単に針を外すことができず大変苦労します!

一本釣りでは惨敗でしたが、フカセではカツオ一本上げることができました。
実はマグロがその辺を泳いでいるという情報を聞いたのでカタクチイワシに混じるマイワシ(ちょっと大きなイワシ)に餌をチェンジしてキハダマグロがかかるのを期待していたのは、ここだけの秘密。

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仕立て船6人で行って、クーラーボックス満タンに!(船長ありがとうございまうした!)
今回の遠征釣りは魚の群れを追いかける釣りに挑戦しました。

普段のようなポイントで必ず釣り竿を下ろせる訳ではなく、辛抱強く大群を魚探で探し、船で追いかけてゆくという特殊な釣りとなりました。
条件が良い日はマグロ、カツオの群れにあたり爆釣するらしいので、次こそ豪雨のようにカツオを降らせたいです!マグロともファイトしたい!

長助丸の船長さんはとても優しく親切な方だったので、またカツオ・マグロを釣る際にはよろしくお願いいたします(^-^)

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捌いて料理して〜釣り人の特権珍味「カツオのヘソ」!!

お馴染みのカツオ、「へそ」と呼ばれる部位が何かご存知ですか?
・・・実は、カツオの「心臓(ハツ)」のことなんです!
一本のカツオから一つしか取れない超レア食材。静岡県焼津では昔から親しまれているようです。

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長い距離を耐えず泳ぎ続ける強靭な心臓、コリコリッとした食感と、シンプルに塩胡椒で焼くと独特の香りが引き立ちとっても美味・・・。新鮮なヘソを堪能できるのはまさに釣り人の特権でした。
そのほか捌いた様子、刺身と炙り、ユッケ、ガーリックバターソテー、カマやきなど!色々な調理法を試してみましたが何をしても美味しくいただけました!

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これからも楽しく釣って美味しく料理して、釣りと魚のことを学んでゆこうと思います⭐︎次は何を釣りにゆこうか・・・(*^^*)ノ釣り面白そう!と感じていただけたらいいね❤️押していただけると幸いです。ではまた!

参考 カツオ(wikipedia)
        クックビズ総研
        明神水産株式会社

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