見出し画像

「青春なんてくそくらえ」って強がり。

キラキラした青春と呼ばれるもの。抜群な服装はやっぱり学生服ではないかと感じます。私は中学・高校と制服があってどちらもブレザーでした。中学では住んでいる地域の中でも1番可愛いと言われてたそうです。

だけど、この制服を着るのがなんとなく嫌で嫌でたまらなかった時があります。そもそもスカート履くのが嫌で、体育がある日はジャージ登校OKだったので嬉しかったです。

みんな一緒・女の子みたいな縛りがなんとなく息苦しくて、わざと第一ボタンだけ外してみて反抗してみても解消されなくて、なんでこんなの着なきゃいけないんだろうって毎日思っていました。

高校に入ったら、”いや待てよ。制服着るのってあとどれくらいなんだろう?”と考え直してからは、少しだけ抵抗感が減って、少しだけ制服着るのが好きになりました。

制服着て、プリクラ撮ったり、ディズニー行ったり、学祭の準備で居残りしたり、自転車で風を切りながら登校したり、想像してたキラキラ学園ドラマの青春は私にはありませんでした。

登校するにはバスじゃないと通えない距離で、放課後遊ぶにも部活に出たら終バスで帰るしかなくて、ケータイも使えないから写真を残すこともできなかったし、学祭も楽しかったけど、常に時間に追われて、その中でどうやって楽しめるか、市内の高校の子とは違うし、とかたくさんの言い訳をしてきたんだなぁと。

他とは違う、しょうがない、青春とは程遠い、青春なんてくそくらえ。そんなことを思いながら。本当はもっとこうしたいとか、こうだったらなと思う気持ちに蓋をして。

大学に入って、地元とは比べ物にならない数の制服を着た学生さんを目にするようになって、可愛いなぁ、楽しいんだろうなぁ、もっと制服着てたかったなぁ、と感じる日々。

もう一回学生時代に戻れるとしたら、と考えても時が戻れるわけもないので、「若いね~!今しかできないことたくさんあるからね!」とか言われまくってきましたが、確かにその時だからこそ出来るものがあるんだな、と。

だけど、気付くのはいつも少し後なんですよね。あの時、くそくらえなんて思わず、若いからこそ、怒られても何しても良いからたくさん色んなところに行けてたらな。あの時写真もっと撮っておけばな、もっと楽しんでおけばな。現に制服姿の写真は卒業アルバムくらいなものです。

結局、周りのみんな、ドラマ・映画の主人公が羨ましかったんですよね。自分にはないものがたくさん見えて、キラキラしていて。

強がらないで、自分の素直な気持ち一つ一つきちんと受け止められる強さが欲しいです。

あ~、もう一度制服着て青春したいなぁ。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?