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友人から見たニーチェ

哲学者ニーチェの友人であり仏教学者のドイッセン。

両者は高校時代から手紙のやり取りをしていた。


柴野博子「ニーチェ・ドイッセン往復書簡資料」(1993)で、その概要を知ることができる。

要約を読むだけでも、晩年の「発狂」に至るニーチェの生涯が垣間見られる。

最後に哲学者が親友へ送ったのは、「ディオニュソス」という署名の「意味不明な手紙」だった。


それらの書簡は、ドイッセンによる『ニーチェの思い出』に収録されているという。

柴野氏は同書を翻訳する予定だと書いているが、その後、少なくとも出版はしていないようだ。

誰かしら邦訳・刊行してほしいものだ。



写真は、柴野氏が教えた駒澤大学

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