見出し画像

外国にいる時の「孤独」について


外国に住んでいる日本人のみなさんは、孤独を感じた時はどうしてるのだろう?

数年前にサッカー選手とご結婚されて旦那さんの移籍を理由にベルギーに住んでいた"ごとはるさん"こと後藤晴菜さんがインスタグラムで今日、旦那さんの日本移籍に伴って本帰国するとご報告されていた一文で、「小さなストレスや孤独を感じることもあった」というようなことを書かれていて、

子育てもされていた中で、孤独を感じていたことがあったとは、これまでのインスタでは語られてこなかったことだったから、ごとはるさんも同じなんだって、烏滸がましいながらすごく親近感を感じてしまいました🥺

すこーし前に、同じくサッカー選手の旦那様の移籍で長らくスペインに住んでいた真野恵里菜さんも、外国特有で朝が暗い時とかに「ひとりぼっちだな〜」って時々感じる。と言っていたなあ。


そう、わたしはここ最近すっかり落ち込んでいる。

女性特有のホルモンバランスの影響でもあるのだけど、オランダに着いてから一週間が経ち、良くも悪くも昨年の夏を思い出す瞬間もありながら過ごしてきました。
私がオランダに来てから初めて、昨日彼が長い時間家を空けたことで、何か無性に自分の無力感に苛まれたのです。
彼のご家族とも話せないし、日本にいる時と同じようにTVerを見たりしていた数時間、何にもやる気になりませんでした。
それからとにかく疲れてきて、泣けてきて、昨年の夏もここで泣いたな。なんて思ってました。。

この家に、この家周辺に日本人はわたしただひとり。誰にも共有できないことが一番しんどい。

来月から彼は仕事がはじまるので、家を空ける日が多くなる。
来月からこんな感じかなあと思うと、突然不安と孤独感に苛まれてしまいました。

(彼は日本に半年間留学していて帰国日の前2ヶ月くらいはわたしの実家で両親と共に生活していたので、少しはわたしの気持ちをわかってくれるけど、彼とわたしの違う点はその国の母語(彼にとっては日本語)を話せる、理解できるというところ。この差はやはり大きいです。😭)


今回の渡航目的は、
彼の大学の卒業式が7月にあって、それに出席してほしいというのでオランダに行くことになったこと。

もともとは10月頃に移住しよう、その時までは遠距離だねと話していたのですが
私の仕事も5月末に終わるものだったし、10月まで時間があるから、
卒業式の出席と、ついでに3ヶ月間一緒に居よう。という話になりました。

昨年にオランダを訪れたおかげで、どんな食生活なのかとかどんな気候なのかとかの知識がついたこともあり、
今回はインスタントのお茶や紅茶、インスタントのお味噌汁とか、ふりかけなど、昨年恋しくなったものを予め用意できました。
服も日本のじめじめと蒸し暑い夏の気温に惑わされてTシャツばかり詰めるのではなく、
長袖のカットソーやニットのカーディガンを用意。

出発までの数週間、噛み締めるように和食を楽しみました。

日本を離れて一週間。
彼のいない日に突然わたしを翻弄した孤独感
((和食恋しい。日本の便利グッズ恋しい。日本の規則正しさ恋しい。誰にも気を遣わない自分の部屋恋しい。))

今回はわりと日本のスタイルに愛着がある状態で来ちゃったので、一人の時間の過ごし方に加えて、オランダスタイルに馴染むまでに時間がかかっているのかもしれません。


このnoteで何度かお話ししている通り、
今、私たちのお家を彼のご両親が御厚意で建ててくれています。
まだ完成は遠いので、今回も彼のご両親と妹さんの住むご実家にホームステイをしていて、彼のお家はオランダは南の方に位置しており、方言混じりのオランダ語が飛び交うお家です。

彼のご両親(妹さんも)はとても温かい人たちで、家にある食材なんでも使っていいから、何か作ったり食べたりも自由にしてね!と言ってくれています。

それでも、やはり気は遣うもの。

日本の食卓のようにごはんを作ろうと思うと、まあ多くの食材を使うことになるし、手順も多い。
さすがにそんな凝った料理をする気にはなれません🫠

これまで日本では昨年末から実家暮らしになったこともあって、何時くらいにご飯を食べるとか、何時にはお風呂に入るとか、お家での大体のスケジュールも決まっていました。
…が、それもオランダのお家では異なります。

夕飯も日本では19時ごろに食べていたけど、オランダでは16時か17時台が多い。
彼ママが作ってくれるか、それぞれで勝手に用意して食べるか、その日によって様々です。
お風呂の時間も各々が好きに入る。

気分で動ける自由さはもちろんあるけど、
これまである程度決まっていたことでマインドやメンタルのバランスも保てていたのか、オランダに来てからのこの自由さに、なんだかやる気がなくなるというか。
お昼ご飯も、もう14時だと言うのに彼は何も言わず黙々とゲームをしてる日がある。「おなかがすいていなければ食べない」らしい。

そのくせ夕飯の時間みんなで食べる時は、自分が食べなくても、食べ終わっていても、みんながfinishするまでその食卓の椅子に座っていた方がいい。という暗黙のルールがある。(これはよその家がどうなのか知らないので、彼の家独特のものかもしれないと思ってる)
私はまだまだまだまだオランダ語知識が皆無なので、ずーっとその椅子でわからない言葉の会話を聞いている。
(携帯を触ってる時も大いにあるけど)

昨年こそこの時間はどう過ごしていいかわからず困惑したけど、今年も彼は同時通訳とかしてくれないし、彼自身の日本語も衰えてしまっているので通訳してくれてもその理解をするために噛み砕かないといけないことがあり、噛み砕くための言葉を噛み砕く作業もまた必要になる。
(もうええわ、、そんなにしてまで重要な話してへん…となる。)

結果的にお昼ご飯抜きになることもしばしば。
お風呂も湯船に入る習慣がないのと、バスマットとかもないからタイルに直座りするしかない(どうしても座りたい)のと、水道代もったいないから(ホームステイさせてもらってる人間の心理)そっこー出るというなんのリラックスタイムでもないお風呂の時間。

ちなみに上記のこと+思っていたこと諸々について、昨晩あまりに寝れないので彼と話し合い済み。
来月から仕事が始まることや、将来のわたしたちのことについて経済的なことも含めてわたしよりも考えまくってくれて、プレッシャーでいっぱいの彼に相談できない。と溜め込んでいたけど、自然と口から出てしまった。💬☁️
(涙は見せなかったぞ偉い)

家族の会話については、できるだけ通訳するねと言ってくれました😢
はあ、また頑張るのは彼の方なのか。
わたしがオランダ語を頑張れば解決するのに。歩み寄っていないのはわたしの方なのに。
結局自己嫌悪に陥る夜を過ごし、今朝は泣いて起きました(ネガ…!)


自分たちのお家に住みはじめたら自分たちの好きに過ごせばいいから、なんとかなる気はするけど、
結局言語と食の二代巨頭が立ちはだかっている気がする。、、
(最近彼と買い物した時に店員さんと彼が話してるの見てて、わたしこれできるか?できないだろ普通に。。と内心すでに心が折れてしまっていた記憶が濃くてまた落ち込む)


今回の滞在は9月中旬までだけど、今回日本に帰ったら、次にまたオランダに行きたいと思うのか?
少し自信がなくなってきました。


彼と話していた昨夜、「もうオランダには住みたくなくなった?」と聞かれて、わたしは色々な気持ちが見えたけど何も言えなかった



最後まで読んでいただきありがとうございます𓂃𓂁


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?