マガジンのカバー画像

建築旅行記

5
日本津々浦々、世界各国の旅 主に建築旅なので、観光スポットに情報がないところばかり。 ハッシュタグに国別、建築家別でみれます。 東方への旅のような本を書けるように書き連ねていきま… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

葛西臨海公園

葛西臨海公園

葛西臨海公園へ行きました。

ここは、谷口吉生の建築があります。
駅から海まで伸びる軸を感じる設計です。

ここの展望台は、空間の構成が良かったです。
エントランスから海を眺めながらスロープでゆっくりと登り、90度曲がりさらに上がり、海が広がるような空間体験ができるように構成されています。

単純な幾何学とスロープ、階段高さの違いにより高くて広々と海まで広がるような場所や天井が低く落ち着く場所、そ

もっとみる
トゥルクでアールトとブルュッグマンをみる

トゥルクでアールトとブルュッグマンをみる

フィンランドのトゥルクという街でアアルトも尊敬していたエリックブリュックマンの教会に行きました。

お墓の中に位置するこの教会では、
ちょうど葬式が行われていました。

一見外観は、開口が少なく外壁の色も地味な色です。

しかし、中に入ると南側のガラスから入る光が空間に神々しさを演出していました。
その時にパイプオルガンの幻想的な音楽が流れ、まるで劇場のような体験でした。

それは、天井が高く吹き

もっとみる
タイ

タイ

旅の目的「新しい水と人の付き合い方を探して」

今回旅の目的は、タイとカンボジアにいき以下の3つとする。

・自然な人と水との関わりによって生み出された生活様式や習慣を感じ、知ること。

・日本でも本質的な水辺の再生をするために水が人々の暮らしに密接に結びつき、豊かな生活文化を体験し、都市、建築の視点から調査すること。

・水路、道路、宗教施設、住宅地、商業地といった都市構造と、民族、宗教、階層、

もっとみる
光の建築

光の建築

今日はタンペレという都市にきました。

この教会は、カレヴァ教会といいます。

ロンシャン礼拝堂で陰翳礼讃をみる

ロンシャン礼拝堂で陰翳礼讃をみる

谷崎は、著書で

と話す。これには、感銘を受けた。
サグラダファミリア、コルビジェのロンシャン教会、ラ・トゥーレット教会に行った時に光と影が建築を作っていた。

ロンシャン礼拝堂

その言葉がずしっと腑に落ちた。 

フィンランドで建築を設計している時に、
バルコニーの設計をしていた。

その時に、ルーバーをファサードに設計し、
太陽の光がルーバーの隙間から差し込むように設計した。
そうすると、フ

もっとみる