ヒガシヨシヒト

編集とコミュニティ支援のディレクターとかやってます。 合同会社ユブネ 共同代表 https://yubune.jp/ フリーペーパー専門店の只本屋島根浜田店 https://yubune.jp/fripe-school

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マガジン

  • しんかいち旅行社の「研修」日誌

    新開地アートひろばに1ヶ月限定で設立された「しんかいち旅行社」の「研修」プログラムの日誌です。まちを旅する「わたし」を発見するワークショップやツアーの日々。企画・監修:合同会社ユブネです。

  • ユブネ日記

    合同会社ユブネ共同代表の日記のようなもの。https://yubune.jp/

  • 脳性麻痺入院日記

    PVL(脳室周囲白質軟化症)の息子との父子入院と日々のこと。

最近の記事

漫画家の朝倉世界一さんと新開地をスケッチツアーしてキャラづくり

3月10日の午後は漫画家の朝倉世界一さんとスケッチブックツアーでした!まずは、しんかち旅行社の3人の社員の誕生秘話やキャラづくりの秘訣を話し手くださいました。(1月21日に朝倉さんと一緒に新開地のまちを歩いてこのチラシの絵ができました) 朝倉さんいわく「目をつければ何でもキャラになるんです」「動きをだしたかったら手と足をつけましょう」とのこと(笑) 新開地の入口にあるビッグマンから東山商店街まで、「しんかいち旅行社」のチラシに朝倉さんが描いた建物やお店を順番にめぐっていき

    • 漫画家の朝倉世界一さんとシルクスクリーンでサコッシュづくり

      3月10日の午前中は、しんかいち旅行社のイラストを描いてくださった漫画家の朝倉世界一さんと一緒にシルクスクリーンでサコッシュをつくりました。「旅」の小物もこれに入れると楽ちんですね。絵柄はもちろん朝倉さんの手から生まれた3人の社員、マリリン、シャッチョリン、バラケツくんの中から一人を選んで刷ります。(表面は新開地アートひろばさんが予め刷ってくださった、「しーじぃ」こと「し」)まずは朝倉さんから挑戦。 そして、参加者のみんさんも順番に刷り、ドライヤーで塗料を乾かします。お互い

      • 新開地アートひろばがざわついた!「箱はこび研修」だよワッショイ!ワッショイ!

        3月9日は芸術探検家の野口竜平(たっぺい)さんによる、「箱はこび研修」を実施しました。旅行には荷物がつきもの「旅行社の社員」たるものお客様のお荷物を運ぶこともあるでしょう。 この日、家から各自で段ボールを持ってくるところからスタート。野口さんが新開地の商店街で交渉して集めた段ボールと合わせて、各チームで大きな箱を組み立てていきます。 いったい、どこをどうつないで、どこを折れば箱になるのか?悪戦苦闘しつつもだんだんと箱の形になっていくからあら不思議。子どもたちはテープ貼りが

        • 当日参加OK!「はこはこび研修」という名の野口竜平さんのアートワークショップ(新開地で初開催)

          3月9日の「研修」は「はこはこび」!芸術探検家こと野口竜平さんのワークショップです。旅行社の社員として荷物運びを学ぶだけでなく、まちを旅する「わたし」を発見する仕掛けがいっぱいのワークショップです。ぜひご参会ください。まだ定員に空きがあるので当日の飛び入り参加もOK! 3月9日(土)「しんかいち旅行社の荷物運び新人研修!」 野口竜平:芸術探検家 1000年つづく祭りをつくりたい。 主なプロジェクトに、タイヤをひっぱり島々を一周してあるく〈太平洋とタイヤひっぱり〉、脚の一本一

        マガジン

        • しんかいち旅行社の「研修」日誌
          7本
        • ユブネ日記
          75本
        • 脳性麻痺入院日記
          26本

        記事

          てててパークでぬりえ始めました

          3月5日11時より、しんかいち旅行社の「研修」がはじまりました。新入社員のみんさん、ぜひ「まちカプセルツアー」の研修を受けて、社員証バッチを受けとってください。早速、何人かの方がお題を探してまちを歩き写真を撮ってくださったようです。 新開地アートひろばには、しんかいち旅行社に関したものがあります。「てててパーク」には、漫画家の朝倉世界一さんに描き下ろしていただいたイラストの「ぬりえ」があります。朝一番にあそびに来ていたお母さんと子どもさんに渡すと、クレヨン片手にぬりえを楽し

          てててパークでぬりえ始めました

          まちカプセルツアーの動画ができたよ

          3月3日の、しんかいち旅行社の「研修」は、「まちカプセルツアー」の遊び方紹介動画づくりでした。文字で説明するとなんだかややこしそうな遊び方も動画なら伝わりやすい!ということで(新入社員)参加者のみなさんと一緒に企画を考えて1ヶ月の間しんかいち旅行社のカウンター前で映します。 最初に、企画づくりのヒントをユブネから。たとえば「学校にいく途中に赤色の服を着た人と何人出会えるか?」を数えて登校するだけでも、まちの景色がかわるよ、と、そんな話をしました。 まずは、まちにでてカプセ

          まちカプセルツアーの動画ができたよ

          しんかいち旅行社のお店作り研修①日目

          今日3月2日から始まった「ニューあそび場の創造3月:しんかいち旅行社」の企画・監修を合同会社ユブネで担当しています。架空の旅行会社の「研修」を受けることでまちを見る視点を持ち、まちを旅する「わたし」を発見するこのアートプログラムは子どもも大人も誰でも参加できます。最初の「研修」は旅行社のカウンターづくりから。 アーティストのマスダマキコさんの指導のもと、厚手のダンボールに木製の杭(じつはゴルフのティ)を打つことでお店を組み立てていきました。3チームにわかれてカウンターの土台

          しんかいち旅行社のお店作り研修①日目

          98日目 23時から始めよう

          午前2時に線路脇を歩いていると突然、鳴るはずのない踏切が鳴った。しとしとと雨が降り人気はない。背筋が凍る間もなく貨物列車が通過。なんだよ、貨物かよ。そもそも、私がなぜこんな時間に歩いていたかと言えば、尾道にある古本屋を訪ねたからである。その本屋は平日は23時から3時までしか開いていない。振り切った営業スタイルなのだ。 午前中はまだ島根の浜田にいた。只本屋島根浜田店のクラブメンバーさんが地元で準備している地域のスペースを見学に行った。クラブメンバーとは月額1000円で3ヶ月に

          98日目 23時から始めよう

          99日目 最終回 はっぴいえんどから始めよう

          天狗プレイ場の奥の扉を開け、尾道レコードで岡林信康のライブ盤レコードを買った。900円。バックバンドは「はっぴいえんど」である。三軒家アパートメントに店を構えるレコード店の店主いわく「シティポップ好きには全く売れないんよなあ」そりゃそうだ。泥臭い岡林だもの。70年代だもの。三軒家アパートメントは尾道空き家再生プロジェクトがリノベしてサブリースする賃貸で、昨日の深夜に訪ねた古本屋弐拾dbの分室「ミリバール」も入居している。覗くと夜中3時まで営業していたはずの店主がもう座っていて

          99日目 最終回 はっぴいえんどから始めよう

          79日目 南相馬から始めよう

          「ここが実家です」と車が停まった場所は、富岡町。今年の4月まで帰還困難区域であり、立ち入りが厳しく禁止されていた地域である。元NCL南相馬のメンバーで現在はデザイナー・クリエイティブディレクターとして活躍している西山さんにお願いして福島第一原発付近を案内してもらっていた。「ここが実家です」と不意に聞かされた一言が、私をやっと福島第一原発事故を現実として対峙させてくれた気がした。すでに家を解かれ、門構えだけになった更地の前に西山さんの赤いJEEPが停まった。 何度かお会いした

          79日目 南相馬から始めよう

          94日目 古墳の家から始めよう

          「古墳の麓にある家をもらっちゃった」と相談があったのは2年ほど前になる。古墳の麓??何かの記事で海外の無人島に建つ家の管理人の仕事があるというのを見たような気がするが、ことは古墳である。まず宮内庁が黙っていないのではないか?そもそもなんでそんなところに家が建っていたのか?むしろ奈良はほぼほぼ古墳の麓なのか?気になるところ満載だったが、見学に行くとやはりその家は古墳の麓に建っていたのである。「古墳の上に」と言っても差し支えない程に堂々と建っていた。 その「古墳の麓の家」が動い

          94日目 古墳の家から始めよう

          97日目 ハンマーヘッドから始めよう

          漁港の朝市に行ったらハンマーヘッドシャークが水揚げされていた。となりにはマンボウ。妻の母が週末に通っている朝市で野菜やバトウを買って車に積み込んだ。バトウとういうのは的鯛のことで島根の浜田ではバトウのフライが居酒屋の定番である。肉厚の白身でたいへんうまい。結婚してこの地に縁があるまで知らなかったものは多い。ボベご飯、赤天、石見神楽などなど。その場でバトウをフライ用におろしてもらったら「娘の夫が関西から来たんですって言ったらね、安くしてくれたんよ」と。900円が600円になって

          97日目 ハンマーヘッドから始めよう

          67日目 隠し財宝から始めよう

          知人から頂いた子どものおもちゃが落ちて割れると、隠し財宝が顔を出した。プラスチックでできた小さな特急ラピートの車体一杯に、何かが詰め込まれている。よく見るとどうやらコインと消しゴムのようだ。ネジを外して車体を開けてみると外国のコインが9枚、白い消しゴム片が8個詰め込まれていた。ミステリーの始まりである。一体誰が何の目的でコインと消しゴムを詰めたのか?早速、もとの持ち主に連絡を入れてみたが、現在は中学生になっている息子さんはさっぱり覚えていなかった。 いろいろと想像をめぐらし

          67日目 隠し財宝から始めよう

          78日目 ふたば未来から始めよう

          ほぼ徹夜で書き上げた原稿を送信して安堵したのも束の間、10時から福島県立ふたば未来学園高校で教育コーディネーターの研修と視察に向かった。震災と原発事故で閉校になった学校を統合し9年前に誕生したふたば未来学園は「変革者教育」を掲げ探究学習やアクティブラーニングを軸にした思い切った教育カリキュラムで注目を集めている。「変革者」が教育で生まれるのかという疑問はさておき、失ったものが大きい地域だからこそ「変革者マインド」を持った若者を育てたいという信念がある。ふたば未来学園が育成する

          78日目 ふたば未来から始めよう

          96日目 シーズン報告会から始めよう

          恭子さんの母と二人で新幹線に乗り広島へ、そして広島からバスで浜田へ。神戸に滞在してくれていた義母も今日で帰郷。私は今日の夕方に開催されるベルガロッソいわみのシーズン報告会に参加するため一緒に浜田へ向かった。明日、明後日は只本屋島根浜田店の仕事、12日は神戸の塩屋で始めた空き家対策モデル事業の視察で尾道へ向かう。いつもは広島駅の構内をゆっくり見る時間もないという義母のために土産物売場をしばし散策した後、浜田へ向かうバスに乗車。車中からサンフレッチェ広島の新スタジアムが見えた。バ

          96日目 シーズン報告会から始めよう

          77日目 強風から始めよう

          早朝の飛行機で神戸から仙台へ。仙台から福島へ。普通科改革推進事業のコーディネーター研修で福島県双葉郡広野町に前泊。震災のあと仙台には行ったことがあるが、被災地を訪ねるのはこれが初めてだった。常磐線に乗って海側を南下していく。浪江、双葉、Jビレッジなど耳にしたことがある駅名が続く。快晴だが強風のため電車が遅れた。下車すると立っていられないほどの風が帽子を飛ばした。5年前に行ったコペンハーゲンでもこんな強風に見舞われて、前方から飛んできたダンボールが体に張り付いたことがあった。漫

          77日目 強風から始めよう