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筋トレ中の筋分解を防ぐドリンク!グリコの「CCD」

「トレーニング中はEAAを飲めって言われてるから飲んでるけど、正直効いてるのかわかんねえよー。アミノ酸特有のエグみもあって飲みづらいし、そもそも高いし…トレーニング中って何飲めばいいんだ?」

と思っている方。

今日は、トレーニング中に飲むべきサプリ、「CCD」について解説していく。


■CCDとは?

CCDとは、「サイクリック・クラスター・デキストリン」の略。
簡単に言えば、「糖質」の一種だ。


■糖質の重要性

そもそも「糖質って太るから摂っちゃいけないんじゃないの?」と思っている人が多いが、それは大きな間違いだ

糖質は身体のエネルギー源であり、トレーニングのパフォーマンスを直接的に左右する
糖質が枯渇している状態では力が出ず、適切なトレーニングができない。

ライザップを始めとする糖質制限ダイエットの流行によって、糖質≒悪だと認識されているが、これは本当に良くない

トレーニングする人もしない人も、糖質は適切に理解してしっかり摂るべき栄養素なのだ。

■私たちの筋肉は糖質で動いている

筋肉は、ATP(アデノシン三リン酸)をエネルギーとして動いている。
このATPをガソリンのように消費することで、筋肉を動かすことができるのだ。
ガソリンと違うのは、ATPは体内で合成することができる点だ。

ATPの体内での合成方法は3つある。

①ATP-PCr系クレアチンを材料としてATPを再合成する
②解糖系糖質を材料としてATPを再合成する
③有酸素系体脂肪や筋肉を材料としてATPを再合成する

これらは、上にいくほど強い力を発揮できるが、短い時間しか働くことができない
上が瞬発力、下がスタミナのイメージ。
逆に言えば、ATPがないと筋肉を動かすことができないのだ。

クレアチンはタンパク質を分解したアミノ酸で、身体に貯蔵できる量は非常に小さい。
下手すると一種目目の途中で枯渇してしまうくらいだ。

トレーニーにとって最も大事なのは、解糖系と言われる糖質を材料とするエネルギー
1時間のトレーニングをする場合、だいたい55分は解糖系をエネルギー源としているのが理想だ。

しかし糖質が枯渇すると、筋肉や体脂肪を分解してエネルギーを作り出すことになる。
いわゆるカタボリックと言われる状態で、筋肉をつけるために筋トレをしているのに、逆に分解しているなんてことにもなりかねない。

つまり糖質は筋肉の味方。
筋肉を分解したくないのであれば、糖質を摂るべきなのだ。


■トレーニング中に糖質を摂取しよう

よほどのダイエットをしていない限り、エネルギー切れを防ぐために、トレーニング中に糖質を摂取しよう。
30-50g程度の糖質を水に混ぜて、ちびちび飲むのが良い。

そもそもダイエット中だとしても、トレーニング中はアドレナリンやグルカゴン、コルチゾールといった血糖値を上げるホルモンがたくさん分泌されているため、糖質が体脂肪に変わりづらいタイミングだ。

CCD以外でなくとも、マルトデキストリンなどのいわゆるカーボドリンクであれば何でも構わない。
究極、ポカリスウェットでもOKだ。

そもそもトレーニーだろうとそうでなかろうと水の摂取が非常に大事なので、そういう意味でもワークアウトドリンクは用意しておいたほうがいい。


■CCDのメリット

では他のカーボドリンクと比較したときのCCDメリットは何なのだろうか?

グリコの公式HPを見ると、以下のような記載がある。
筆者はCCDを5年くらい愛用しており、実際に使い倒した感想も踏まえてメリットを解説していく。

スタミナを維持するために必要な水分とエネルギーを無理なく摂ることができる粉末ドリンクです。運動時の水分補給において、胃に水分が溜まるとパフォーマンスに影響します。おなかに溜まりにくく、水分がすばやく吸収されるように、体液より低い浸透圧(ハイポトニック)にしています。運動中もすみやかにエネルギー、水分、ナトリウムの補給が可能です。500ml(製品45.0g)あたり、170kcalのエネルギー、汗で失われるナトリウムの他、7種のビタミンを補給することができます。運動中でも飲みやすいクリアな味わいです。ウォーキングからハードなトレーニングまであらゆる運動中の水分補給におすすめです。

グリコ「パワープロダクションエキストラハイポトニックドリンク」

1.素早くエネルギーになる

CCDはエネルギーになる速度が速い。

栄養がエネルギーになるとき、多くの場合が「胃→腸」という経路を辿る。
CCDは浸透圧を調整しているため、胃から腸への移行速度が他のスポーツ飲料よりも早い。
そのため、すばやくエネルギーとして使われる。

2.お腹がタポタポしない

吸収が速いということは、お腹に溜まりにくいということでもある。

高重量のスクワットやデッドリフトを行うときは、腹圧を高める必要がある。
ときにはパワーベルトを限界ギリギリまできつく締めることもある。

そんなときにお腹に水分があったら吐きそうになってしまうこともある。
重量挙げオリンピック日本代表の山本俊樹選手も、「本気でスクワットをやる日は3時間前に食事を済ませておく」と言っているくらいだ。

https://www.youtube.com/watch?v=iANNYPOmwyc

食事が摂れないのであれば液体からの栄養補給は必須。
そんな中、お腹に溜まりにくいCCDはもってこいのドリンクになるだろう。

3.安くて美味しい

グリコのCCDは何より美味しい。
甘すぎず、変なエグみもなく非常に飲みやすい上、シンプルなのでBCAAやEAAなどの味とも喧嘩しづらい。

CCDは他のドリンクに比べて安いことも大きな特徴だ。

1回あたり30gで約78円。
Amazon定期購入やブラックフライデーを組み合わせると少し安くなり50円程度まで抑えることも可能だ。

ジムに行く度にコンビニで160円のスポドリを買うのはもったいないし、74gのポカリの粉末を2回に分けて使っても1回60円くらいかかることを考えると、より性能の良いCCDでこのコストの低さは素晴らしい。

Amazonなどのセール情報はnoteやTwitterで定期的にお知らせしているので、筆者をフォローしておくとお得な情報をいち早くチェックできる。


■CCDの飲み方

トレーニング中に30-50g程度を、1-2Lの水に溶かしてちびちび飲もう。
手に入れづらい場合はポカリでも代用できる。

BCAAやEAAを摂りたい人は一緒に混ぜてしまってもいい。


■まとめ

・トレーニング中は糖質ドリンクを飲もう
・CCDは吸収が速いのでお腹がタプタプせず美味しくて最高
・一回30-50gくらいを大量の水に溶かそう


■おわりに

このnoteは、筋トレを始めたばかりで、しっかり身体のことについて勉強したい人をターゲットに、健康的な生き方に関する情報を論理的に発信しています。

過去にもいろいろな記事を投稿しているので、もし気になったら読んでみてください。
また、記事にしてほしいトピックのリクエストもコメント欄から募集中です。

筋トレについてそこそこ詳しい方や、実際にトレーナーとして活動されている方にとっても、「こんな考え方、こんな表現があったんだ!」という発見になってくれれば幸いです。

また、当noteはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトプログラム等に参加しています。



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