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番外 本当の自分とは 3 ありのままの自分

【結論】「ありのままの自分」があらたなストレスを生むこともある

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本当の自分」について、「こんな本を読んだ 番外篇」にて考えています。この考察が、若い人への参考となればさいわいです。

第三回は、「ありのままの自分」について。

「本当の自分」とは 目次ページ

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ありのままの自分


ありのままの自分」とは、いつわりのない自分が「本当の自分」であると考えるパターンです。

いつわりのない自分」とは、自分自身が持っている性格や能力、興味・関心、価値観などを承認できる自分です。自己肯定的、自己承認的であり、そのぶん自分に対するストレスは小さくなります。「自分らしさ」に通じるものがあります。


以下、「ありのままの自分」が問題となる場合をあげます。

1.真の「ありのままの自分」がわかっていない場合

自分が思っている「ありのままの自分」に、勘ちがいや過大評価がまざっている場合。「ありのままに生きる」つもりが、思っている自分とちがってしまうことがあります。

2.「ありのままの自分」が周囲に受け入れられない場合

社会や組織の中で「ありのままの自分」を通そうとすると、わがままとか協調性がないといわれて、理解されないことがあります。「ありのままに生きる」ことが、あらたなストレスを生み出すこともあります。


※今回もふくめ、「本当の自分」の各パターンについて、良い悪いといった評価は行いません。ご自身が思いあたるパターンについて、考えてみてください。

※今回の「本当の自分」での「本当」は、第1回に書いた「本当」の意味の一ばんめ、「偽りや見せかけでなく、実際にそうであること」にあたります。


ときにはベタもいい

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読んでいただけただけでうれしいです。