フミ

フミです。 好きなことを好きな言葉で書きたくて。

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最近の記事

そしてわたしは魔法使いを目指した

何気ない会話や経験をきっかけに、忘れたはずの記憶が頭の中で一気に溢れ出す———。 「ダムが決壊したかのように」なんてよく例えられるけれど、その感覚を味わうようになったのは大人になってからでした。 今日は、そんなダムの決壊によって思い出した、わたしの幼少期の話をしようと思います。 ダムの結界を引き起こしたのは、両親とのなんでもない会話で生まれた、とある父の言葉でした。 最近のわたしは読書欲に火がつき、就寝前も睡魔に抗えなくなるまで本を読んでいます。そんなことを両親にぽろっと

    • 誕生日には新しい経験を

      5月18日はわたしの誕生日。 だんだん何度目なのかあやふやになってきた誕生日。 年月を重ねるたびにワクワク感が薄れていく誕生日。 カウントダウンどころか、ボーっとしていたら過ぎていってしまう誕生日。 ここ数年は「とりあえずケーキだけでも」とケーキ屋さんに駆け込んで、なんとか誕生日を特別な日にしようとしていました(笑)そんな惰性の誕生日を送っていた数年ですが、なんと今年はすごく特別な誕生日を過ごすことができたんです。 「誕生日プレゼント、モノと経験どっちがいいですか?」

      • 捨ててもいい贈り物だってある

        「フミちゃんの○○なところすてきですよ、△△なところすごく魅力的だなって思いますよ……って僕がどれだけ伝えても、フミちゃんは何か別のものに強くとらわれていて、僕の言葉はちゃんと届かないですよね。」 とても大切な友人に、つい最近言われた言葉です。 そのときわたしは定期的に訪れるネガティブモードに突入していて、内に留めておけなくなったマイナス因子を、その友人にぽろぽろと吐き出していました。最近起きたこんなこと、人から言われたあんなこと…からはじまり、そこから過去の嫌な思い出が

        • 思考の迷路からの脱出

          「なんでこんなにモヤモヤするんだろう」 「あのときの自分って、どんなこと考えていたんだっけ」 最近のわたしのあるある。 あれ…?とか、うーん…とか、その連続。 思考の迷路に放り出された気分。 自分の頭の中の迷路なのに、ゴールがわからない。 こんな状態に陥るのはすごく久しぶりです。悩んだときの強い味方「時間」も今回ばかりはなかなか仲間になってくれません。時間経過とともに悩みも小さくなっていく…という「時間と悩み事の比例方式」は、どうやら思考の最終関門に到達した人に適応される

        そしてわたしは魔法使いを目指した

          教室の天気は教師がつくる

          こんにちは、フミです。 とても久しぶりにnoteを書きます。2023年はいろんなことがありすぎて、思ったことや考えたことを文章にするのが難しかった一年でした。2023年の初詣ではおみくじで凶を引いてしまったんですが、本当にその通りで…。困難の年だったなと思います。 「こんな年もあるよね、あってもいいよね」って自分に言い聞かせながら乗り越えました。2024年のおみくじは大吉だったので、「いい年になる、いい年にする!」って心に決めてがんばります。すてきな一年になりますように。

          教室の天気は教師がつくる

          危篤状態の祖母のお見舞いで

          こんにちは、フミです。 ポカポカを通りすぎて「え、4月って春だよね?夏じゃないよね?」って思う今日この頃。桜もあっという間に散ってしまった2023年の春に、とても苦しい体験をしました。 3月の半ば、母から一本の電話がありました。 「おばあちゃんが危ないかもしれない。会いに来れる?」 わたしの祖母は昨年(2022年)の冬頃に心不全で入院、その後医師から胃がんと診断されて手術をしていました(詳細は省きますね)。がんは無事に取り除けたとのことだったのでひと安心…としていた矢先

          危篤状態の祖母のお見舞いで

          喉元にいる「言葉の審査員」

          最近「アベプラ」にハマっているフミです。 出演者の方々の意見を聞きながら、テーマに対する自分の意見を考え直したり、「こういう考え方もあるんだ~!」と新たな気づきを得ています。スタジオの熱気が画面越しに伝わってくるほどの激論がたびたび繰り広げられるアベプラ。意見をうまくまとめながら議論を進めていく平石アナの力に圧倒されるばかりです。 そんなアベプラをきっかけに大好きになったのが、レギュラーメンバーの紗倉まなちゃん。丁寧に言葉を選びながら自分の意見をわかりやすく伝える姿がすご

          喉元にいる「言葉の審査員」

          文章は「打つ」より「書く」ほうが好き

          ライターとして働いているわたしは、毎日パソコンとにらめっこして、キーボードをカタカタしながら文章を作っています。この文章を作っている今もそうなのですが、キーボードを使って文章を打っているわけです。 でも本当は、ペンを持って真っ白な紙に文章を書くほうが好きなんです。 なんでかわからないのですが、そのほうが頭の中に思い描いている文章と、紙に起こされた文章とのギャップが小さいように感じます。実際のところ、キーボードで打ってもペンで書いても、紡ぎ出される言葉・文章は大差ないと思う

          文章は「打つ」より「書く」ほうが好き

          「フミ」という名前

          わたしがかっこいい女性に憧れを抱いたのは、中学生のときでした。 平岩弓枝さんの著書『千姫様』を読み、戦国の世を生き抜いた女性のたくましさに衝撃を受けたのを覚えています。それから時代小説を好んで読むようになり、『天璋院篤姫』や『冬姫』などのいろいろな作品に触れる中で、いつしかかっこいい女性に憧れを抱くようになりました。 実話をもとに書かれた小説をしばらく読んでいましたが、あるとき本屋さんで「いやほんとに、なんてかっこいいんでしょう!!」と書かれた帯を巻いた一冊の文庫本に出会

          「フミ」という名前

          文章そのものが自分でありたい

          はじめまして。 フミです。 自分の好きなことを、好きな言葉で文章にしたいなと思っていたら、ここにたどり着きました。読んでくれる方にお話しているような感覚で、文章を書いていこうと思います。 最初だから、わたしについてちょっとだけ。 小さいころから大学まで、ずっと大好きな音楽とともに生きてきました。でも、「人生いろんなことにチャレンジしてみたい」と思い、大学卒業後は塾の教師として働き始めます。しばらくがむしゃらに働いていましたが、半年を過ぎたころ、あることに気が付きました。

          文章そのものが自分でありたい