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コーチングから見る新しい教育のかたち(前編)対談者:㈱シナジープラス 代表 三宅 裕之様

今回のヒューマントークは、ヒューマントークVOL.37(2021年)の三宅 裕之様との対談記事《前編》をお送りいたします!

ヒューマングループでも取り入れている「コーチング」
ヒューマングループがティーチングからコーチングにスイッチしたきっかけとなるセミナーを開催されていた三宅 裕之様と会長との対談記事となります。

前編では三宅様のこれまでの歩みとコーチングを活かした事業立ち上げについてのお話をお送りします。

※対談の本文は、2021年12月に社外報『ヒューマンニュースレター』に掲載したトークを当時の文章で掲載いたします。

コーチングからみる新しい教育のかたち

今回のヒューマントークは、脳・心・体をベストコンディションにするビジネスコーチ&語学勉強法コーチ、シナジープラス株式会社代表取締役の三宅裕之様にご登場いただきました。

㈱シナジープラス 代表 三宅 裕之 様
ヒューマングループ 会長 内海 和憲

内海:三宅さんお久ぶりです!今日はリモートでお話させていただきます。
よろしくお願いします。
 三宅さんとの出会いは、三宅さんの著書を読ませていただいたのがきっかけでした。早速三宅さんのセミナーに参加し、二日間体験して、すごく手応えを感じました。自動車学校はまさしくティーチングの世界でしたが、本当はコーチングじゃないかということで、私の後継者である専務(現代表取締役 内海梨恵子)がこのコーチングを、自動車学校のなかに取り入れたいと現在取り組んでいます。
 まずは三宅さんの今までの歩みと、コーチングを会社経営にどう生かされているのか教えていただけますか?

三宅:私自身は大学卒業からずっと教育畑にいます。教育畑に入ったのは、国際教育とか異文化交流とかがやりたいなと思ってベネッセコーポレーション、進研ゼミの会社に入ったんです。大学時代に中国に留学していて、そこからいろんな国際交流に興味を持ち、もう少し広い分野でやりたいなと思い、教育最大手であるベネッセに入りました。

 海外の通信教育もやりたいなと思い、語学事業部に配属されたのが最初に教育に触れ合った時になります。3年ほど働いた27歳の時に、大学時代の恩師の会社のキャリアデザインスクールに雇われ、社長にやらないかという話がありました。いきなり社長をやりなさいという話だったので、大きなチャンスだろうなと思い、引き受けさせていただきました。大学生や社会人向けのライフデザイン・キャリアデザインのスクールの代表です。
 コーチングという概念は当時知りませんでしたが、コーチング的なものを始めた最初のきっかけだと思います。当時日本にコーチングが入ってきたぐらいのタイミングでした。自分がやっていることはいわゆる学生とか社会人の方向けのキャリアカウンセリング・ライフカウンセリングだったので、コーチングに非常に近いらしいぞ、というところから本体的にコーチングの勉強を始めました。これが2000年です。

 その傍ら語学教育とコーチングを混ぜたスクールを2001年に立ち上げました。今でこそメジャーになった、いわゆるコーチング方式で語学を伸ばしましょうと。広くいうとライザップも同じだと思うんですけれどもいわゆるダイエットみたいなところにコーチングを混ぜるということですよね。このスタイルというのは、私たちがおそらく英語業界では日本で最初に始めたと思います。そこから私は2004年から2006年までアメリカの大学院に留学して他者との関わりと、自分自身との関わりの相乗効果を回していくというのを、アカデミックに勉強したいと思っていました。

 学校でのアカデミックな勉強の傍、ビジネスの勉強やNLP(※1)、脳科学系、健康系のマイクロビオテックやヨガなどトータルで勉強していき2006年に起業しました。心と体一つのコンセプト、プラスコミュニケーションの中で語学、中国語とか英語をトータルにやってきているという流れになります。それを日本で5年、中国で5年やり、シンガポールで5年経って、起業してから15年になりました。

※1:セラピーやカウンセリングの現場から生まれた実践的心理学神経言語プログラミング

内海:結果的に積み重ねながら知識を広めていかれてたんですね。

三宅:そうですね。必要なものってなんだろうと考えていくと、当然ながら例えば語学に関して言うならば語学で言うよりもコミュニケーション能力そのものが大切だし、じゃあコミュニケーションというのは他者とのコミュニケーションなんですけども、それより大事な自分自身とのコミュニケーションが大事でしょう、じゃあそのためには脳の勉強と体の勉強が必要でしょう。という風に必要なものをシンプルに追い求めて行った結果、今の割とホリスティックなアプローチになっていたというところがあります。
 プラス、今おっしゃってくださったようにその時々の自分自身、いろんな人の出会いであるとか、あとは時代の流れであるとか、自分の直感であるとかっていうところに正直いった結果、今のシンガポールに流れ着いたと。

内海:そういう経緯だったのですね。コーチングの話に戻りますが、東京でセミナーをされていた時の三宅さんの背景はどうだったのでしょうか?

三宅:アメリカの大学院で幅広く学んで日本に2006年に戻ってきて、NLPの波も来ていて、これは面白いツールだなという風に思っていたのと、あとはどうしてもコーチングだけど引き出すアプローチだけになってしまうので時間がかかるんですね。コーチング的な引き出すアプローチNLP的な介入していくアプローチというものも両方使えた方がクライアントの変化が早いですよね。これを日本で広めつつですね、自分とつながることと他者とつながることの相乗効果を作っていくということをNLPというものを通じて、一旦日本でやっていこうという風に思いながら、NPLと語学というのを両方やっていた時期がおそらく10年前、内海さんと出会った頃かなという風に思います。

内海:三宅さんからの学びの中で、私は「スーパーポジティブ」をよく活用しています。コロナ禍の中で観光事業が全滅し、自動車学校もコロナ感染症対策に追われました。そんな時、ポジティブのスイッチはなかなか入りません。まずはネガティブをとことん考える、そして事実を見る、ポジティブその次のスーパーポジティブのスイッチを入れるのにずっと考えていると、ぱっと浮かんできた時に自分の身体全体に急にエネルギ―が入ってきたような気がしました。今回はコロナ禍の中でスーパーポジティブが役立っていて、他の人にも活用しました。

三宅:すごいですね!

内海:自分の学びを会社にフィードバックしていましたが、今度は専務(現代表取締役 内海梨恵子)がそれに対してすごく関心を持って、今は直接三宅さんから指導を受けていますが、まさかこうなるとは思っていませんでした。

三宅:弊社初の親子受講ですからね(笑)

後編へ続く・・・

▼三宅 裕之氏プロフィール(2021年12月時点)
シナジープラス株式会社代表取締役

日本NLPコーチング協会会長
英語勉強法スクール「バイリンガルズ」学長
中国語発音·HSK合格「フルーエント中国語学院」学長
諧楽吉(蘇州)教育諮詢有限公司董事長総経理
SynergyPlus, PTE. LTD (Singapore) CEO
「脳·心·体をベストコンディションにする」ビジネス&語学勉強法トレーナー
コロンビア大学教育大学院卒。米国NLP協会認定NLPトレーナー
米国催眠療法協会認定催眠療法士
米国Kushi Institute認定マクロビオティックインストラクター

早稲田大学商学部卒業後、ベネッセコーポレーションを経て、株式会社ジャパンビジネスラボ代表取締役(共同代表)に就任。学生·社会人向けのキャリアデザインスクール、及び英語学習コーチングスクールの代表を務める。

2006年、シナジープラス株式会社を設立。NLP心理学の「日本NLPコーチング協会」英会話の「バイリンガルズ」、中国語の「フルーエント中国語学院」、引き寄せの法則の「引き寄せの学校」、食生活やライフスタイルの「オーガニックレメディーズ」、エクササイズの「ボディマスタリー」など、心技体の各方面にわたる教育事業を展開。

2010年、中国蘇州にて諧楽吉 (蘇州) 教育諮詢有限公司を設立。
中国人向けのリーダーシップ教育、日本人向けの中国語教育などを行う。
2016年より、シンガポールを拠点とし、アジアの叡智を世界に広める活動を行っている。

【シナジープラス株式会社ホームページ】https://www.synergyplus. co. jp/

▼著書
「毎朝1分で人生は変わる」「毎朝1分でリッチになる」(共にサンマーク出版)
「HSK·中国語検定 最強の学習法」(中経出版)
「一瞬で人を動かす心理術」(成美文庫)
「脳を "だます" とすべてがうまく回り出す」(大和書房)
「英語は5分を完整にしろ!」(フォレスト山阪)
「歴より体を勝きなさい」「いつでもやる気の共新魅法」(共に日本実薬出版)
「絶対内定シリーズ」(ダイヤモンド社、共著)

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