だから私は気を遣わない

こんにちは！福たろです。

私は、気を遣いません。

『気を遣わない』なんてマナーがない人だ、と思った方もいるかもしれません。

『気を遣わない』と言うのは、常識ではなく人付き合いの方です。

私は小学生・中学生で軽いいじめを受けました。

いじめられてもちょっと学校を休むくらいで不登校にはならず、そんなに深く考えていませんでした。

高校生でいじめられたことがきっかけで不登校になりました。

その後、人と接したり人混みに行ったりするのが怖くなってしまい、
いつめんの友達と遊びに行くことがあまり出来なくなりました。

「一緒に遊ぼう」

「お祭りに行こう」

高校生は青春真っ盛り、遊んでなんぼです。

遊びの誘いを受けても、

「ごめん行けない」

「やめておく」

と断ることがほとんどでした。

当時の私は、『何となく行きたくない』そう思っていました。

今考えると、一緒にいると無理に元気な自分を演じようとしたり、みんなに合わせたりと、気を遣って心が疲れてしまうから行きたくなかったんだなと思います。

そして、日にちを指定されるのがすごく苦手でした。

『行けるかも』と思って約束をするも、

当日病んでしまい

「今日無理」

とドタキャンすることが多くありました。

何度もドタキャンして嫌になったのでしょう。

いつめんはだんだん遊びに誘ってくれなくなりました。

高校卒業後、いつめんのグループラインに

私以外の3人で出かけた写真が、たくさん送られてきました。

『なんで自分を誘ってくれなかったの！？』

腹が立ったので、私はそのグループから抜けました。

誘っても高確率で断ったり、ドタキャンしたりする人なんて誘ってくれるわけがありません。

でも、その時の私はそのことに気づいていませんでした。

一年ほど経った頃、いつめんの一人がまたラインのグループに招待してくれましたが、花見で再開しただけで何もありませんでした。

そして2年ほど前、ポケモンGOをやるということで久しぶりにみんなで再会しました。

その後、仕事帰りにみんなでよく集まるようになり、やたら呑みに行くようになりました。

「飲み会来いよ！ドタキャンするなよ！笑」

と言われたので、私は『ドタキャン』のイメージなんだなと思いました。

そして私は、気づきました。

私が不登校でもドタキャンしても、こうやって会ってくれる人がいる。

『無理に気を遣わなくてもいいのかも』と思いました。

しかし、長時間他人と一緒にいると心が疲れてしまうのはずっと変わりません。

以前、こんなことがありました。

友達と3人で飲みに行く約束をしていたので、
仕事終わりにお酒を飲まない私の運転で呑みに行きました。
※私は呑んでいません

そして、日付が変わって明け方までドライブをし、

一旦家に帰ってその日の昼に私の運転でランチに行きました。

私は運転は好きなのですが、

2日も連続で運転していたので正直疲れていました。

ランチが終わって帰る流れになったので、二人を順番に家に送ることにしました。
（以下友達二人をAちゃん・Bちゃんとする）

先にAちゃんの家に到着しました。

Aちゃんは車から降りた後、

「やっぱり〇〇も行きたい」

と言い出しました。

まあまあな距離を運転して送ったのに「ありがとう」の一言も言ってもらえず、ショックを受けました。

と同時に、急に心も疲れてしまいました。

そして私は

「もう帰るわ」

と言って、Aちゃんを置いて帰ってしまいました。

そしてBちゃんの家に到着すると

Bちゃんが、

「これガゾリン代！運転ありがとう！」

と500円を渡してきてくれました。

『自分勝手なことをしてしまったのに、なんて優しいの』

そう思いました。

家に帰って冷静に考えると、

『やっぱり申し訳なかったな』

と反省しましたが、

『いや、これ以上イライラがひどくなる前に気づけたんだからいいか』

と思いました。

そんなことがあったわけですが、その後もドタキャンを繰り返しながらよく遊んでいました。

（今は連絡はたまに取っていますが、2年以上あっていません）

『気を遣わない』

自分を出し、自分を守る手段の一つ。

自分に正直になった時、離れて行く人がいたらそれまでの関係と考えています。

だから私は気を遣わない。

疲れたなら「疲れた」

行きたくないなら「行きたくない」

自分の心を守るため、気を遣わないことも大切です。