自己紹介
こんにちは、STORY合同会社代表の池田拓史(いけだひろし)と申します。
現在は代表を務めていますが、元々安定思考が強く、起業願望があったわけではありません。企業法務マンとして大手メーカーで不満もなく、やりがいを持って働いていました。
社会人2年目の秋ごろ、人との出会いと読書を通じて、価値観や人生観が大きく変化しました。自分の将来の展望や可能性を鑑みて、主に週末の時間を使って起業する準備を始め、今に至ります。
起業までの道のりを振り返ると、経験してよかったこともある一方で、もっと早くやっておけば良かったことなどが多々あります。主に若手社会人の方向けに書き綴ることにしました。何かしらお役に立てれば幸いです。
プロフィール
愛媛県生まれ。神奈川県秦野市で育つ。東京都在住。
神奈川大学附属中・高等学校卒業。
中央大学法学部法律学科卒業。
STORY合同会社代表
美容サロン立ち上げ参画。
小売業や不動産関連の営業代行業、IT関連ではセキュリティコンサルなどもやっています。
主な経歴
TDK株式会社に新卒入社。法務部の海外法務チームのメンバーとして基本的な契約審査(NDAや業務委託契約、売買契約等)の業務に従事。加えて、英文契約審査、取締役会や株主総会資料対応、社内教育用資料の作成(英語、中国語含)等を担当。海外子会社の法務チームと連携しながら各種プロジェクト対応を推進。会社の制度を通じて海外ロースクールへの留学やMBA進学を考えていたものの、人生の転機があり方向転換。
2022年6月に「ご縁のあるすべての人の可能性に貢献する」を理念としてSTORY合同会社を創業し現在に至ります。
教育熱心な両親のもとですくすくと育つ
教員免許を持っていて、とても教育熱心な両親のもとで育ちました。そのため、幼少期は、水泳、公文式、英会話、ピアノ、エレクトーン等習い事を複数掛け持ちし充実した幼少期を過ごしていました。
結果、どれもそこそこやってフェードアウトしましたが、唯一、英語を使ってコミュニケーションをするのは楽しいな、と感じた記憶があります。
中学受験のため、小学4年生からは習い事も全部やめて、塾に行き始めました。仲のいい友達は野球など楽しそうにやっている中、放課後すぐ塾に行く生活にかわり、遊べなくなった際に自分と友達とのギャップにうらやましさを感じたこともあります。
紆余曲折ありながら、両親の多大なサポートのおかげで晴れて志望校に入学しました。
挑戦、挫折、成長を味わった10年間の学生生活
中高大と「質実剛健」を校風に掲げている場所で学生生活を送ってきました。特に意図したわけではないのですが、多感な時期の人格形成においてとても影響を受けたように感じます。
ちなみに、「質実剛健」を調べてみると下記のような説明があります。
学生時代を振り返ると、随所で恩師や周りの仲間に恵まれ、試行錯誤を通じて成長してきたなと感じます。
中高時代:バスケットボールに熱中&集中した6年間
中高時代、全力で情熱を傾けていたのはバスケットボールでした。振り返ると、愛情深く厳しい顧問から、6年間の部活動を通じて、感謝することや、キツい時ほど相手目線で考えること、地道な努力は裏切らないこと等たくさんのことを学ばせていただきました。本当に感謝しています。
地区大会予選の1回戦を突破できれば上出来というほどの弱小校にもかかわらず、練習はハードで、よくチームメイトとも愚痴をこぼしながら練習していました。ただ、その練習を乗り越えることができた自負がいまでも楔となって、継続すれば必ず形になる、という今の自分の信念を形成していると感じます。
入部時に40人以上いた同期がどんどん離れていく一方で、最後まで一緒にやり遂げた仲間の存在はとても心強く、いまでも強固な繋がりがあります。
実際、その内の1人の仲間との社会人2年目終わりに部活の先輩の結婚式での再会し、それがきっかけで自分の人生に転機が訪れることになりました。
大学時代:テーマは英語力×専門性×人脈形成
浪人時代に決めた大学生活のテーマは、
「英語力を身につけてグローバルに活躍できる人材になること」
「専門性を高めてその道のプロとして必要とされる自分になること」
「国内外問わず様々な人との交流を持ち幅広い人脈を作ること」
でした。
大学受験に失敗したことに対してコンプレックスを感じていました。そのため、社会人では大手企業で安定した職業に就き、「食いっぱぐれないように」しようと考え、色々挑戦することを決めてから学生生活をスタートしました。
「英語力を身につけてグローバルに活躍できる人材になること」
国内外の大学との繋がりを持つ国際交流の学生団体に所属し、英語に触れる環境をフル活用しながら、どんどん新しいことに挑戦しました。
シンガポール国立大学や清華大学、タイのチュラロンコン大学等の法学部生等との繋がりがある学生団体だったので、努力家で驚くほど能力が高く、3ヶ国語以上話すのが「普通」の学生ばかり。「普通」の違いに衝撃を受け、一般的な学生生活を送っていては、将来、この人たちと社会に出た時に対等に渡り合えないという焦燥感に駆られたことを強く覚えています。
そこで、国際交流の学生団体の活動に加えて、異文化・異国に友人を作って色々な価値観・考え方・人生観を吸収するためにバックパッカーとして20ヶ国以上一人旅をすることを決意。
結局、「普通」というのは誰と一緒に過ごすのか、誰と出会うのかによって全く違うものに形成されるのだと体感することになりました。
国際交流の学生団体での活動やバックパッカーでの経験を通じて英語力が磨かれた結果、入学時はTOEIC550点だったところから、最終的にTOEIC850点まで上がりました。
「専門性を高めてその道のプロとして必要とされる自分になること」
浪人を選択する際に、父に「交通ルールも政治も世の中は全て法律によって動いているからまずそれを勉強したらどうか」とアドバイスを受け、法学部に進学。「法学部に進学したからには弁護士になるぞ!」と法律家コースを受講するなど意気込んでいました。
国際交流の活動を通じて法律家以外にも専門性を活かした道があることを知り、就活することにしました。勉強したことを武器に大手メーカーの法務職として就職ができたので、努力したことは確実に未来に繋がっているなと感じます。
「国内外問わず様々な人との交流を持ち幅広い人脈を作ること」
国際交流の学生団体の活動やバックパッカーでの旅行を通じて、国内外にたくさんの友人や繋がりを作ることができました。いざという時に信頼できる仲間や友人の存在はとてもありがたいなと感じます。
国際交流の学生団体では、イベント企画の立案や運営、コミュニティ運営、飲み会と大忙しで充実した大学生活を過ごしていました。熱中すればするほど、真剣にやればやるほど、友人との関係性が強固になり、同志として作る仲間になる感覚がありました。
友人は少ないより多い方がいいですし、仲間も同様だなと思うと、アナログで人との関係性を紡いでいくことはとても重要だなと体感しました。
就活:テーマは大手企業×グローバル×専門性
就活の時に大事にしたテーマは、
「東証一部上場の大手企業に入社し対外的な信頼性を手に入れること」
「海外展開に力を入れており、将来的に海外に行けるチャンスがあること」
「専門性を活かして自分だからこそのスキルを発揮できること」
でした。
大学受験に失敗して浪人したから、社会人になるタイミングで会社選びはしくじりたくない、という思いが強くあったように感じます。
大学3年生の夏に大手電機メーカーの知的財産部で学生インターンを経験したり、面接対策やOBOG訪問もこなすなど精力的に就職活動に取り組みました。
特にやりたいこともなく、こだわりもなかったのですが、たくさんの大学の先輩や社会人の先輩方にお時間をいただいた結果、「大手企業」「法務職」「グローバル」という軸で合計200社以上にエントリーをすることにしました。結果的に、海外法務のキャリアを積むことが出来そうだと感じたTDK株式会社に入社することを決めました。
理想の社会人生活スタート
念願の社会人生活がスタート。
希望していた法務部に配属され、新しい人との出会いや仕事を覚えていくごとにできることが増える感覚がとても新鮮で毎日がとても充実していました。
仕事の面では、職場環境もよく、手厚い教育体制が整っていて、創業の地が秋田ということもあるのか働いている人も勤勉で穏やかな人が多い環境でした。部長や先輩にもたくさんお世話になりながら、一般常識に加えて、会社のルールや仕事の厳しさ、楽しさ、醍醐味含め様々なことを経験することができとても満足していました。
ライフスタイルの面では、平日は帰宅後たまにジムに通い、週末には大学時代の友人に加え、会社の同期や先輩との飲み会の予定で埋まっていました。繋がりが増えることに喜びを感じていました。
だんだん慣れてきた社会人2年目から、少し先のことを考えるようになりました。会社の制度で海外のロースクールに行く機会があったのでそろそろ準備をし始めようかなと考え始めていました。
人生の転機
社会人2年目の秋ごろ、部活の先輩の結婚式で中高の友人と再会。のちに複数の事業を展開しながら、オーナーとして都内にオーガニックショップ併設の眉まつ毛サロンをオープンすることになるとは、当時は思っていませんでした。
中1から高3までの6年間、部活で切磋琢磨してきたその友人と特に盛り上がった話は、思い出話ではなく、【将来どうなっていきたいと思っているのか】ということでした。
「5年後、10年後、どうなりたいとか考えていることあるの?」と聞かれたので、「将来は、会社の留学制度を使って海外のロースクールに進学して、資格を取って、海外で駐在しながらキャリアを作っていけたらいいなって思ってるところだよ」
と答えたところ
「それは会社での目標だと思うけど、それも含めた自分の人生を通じてどうなりたいとかあるの?」
と尋ねられ、人生の中断が訪れました。
1回きりの人生、本当はどうなりたいんだろう・・・?
何をやりたいかのイメージはあるけど、どうなりたいかは全くわからない。
目の前の友人は既に自分で考えていて行動している様子だったので、そのきっかけを聞くと「人」と「本」との出会いだと教えてくれました。
その友人のキッカケになった1人の女性経営者との出会いは自分にとっても衝撃的でした。話をよく聞くと、元から経営者だったわけではなく、同じように進学し、就職し、会社員だったところから、ご縁があって週末に起業の準備を経て独立したとのこと。経営者は特別な人がなるものだと思っていた固定概念が覆りました。
加えて、当時の会社のメンターの先輩と年齢が近いにも関わらず、作り出している結果が圧倒的に違うなと感じました。
会話の中で、人生経験の厚みから感じる相手想いなお人柄に加えて、店舗経営等複数事業を展開しながら家族も大切にされている話を聞きました。人生そのものが充実されているなと感じ、自分自身も会社が敷いてくれたレールを歩み続けるだけではなく、自分の可能性に挑戦してみたい、と心が躍る感覚になりました。
そして、出会った際にお薦めしていただいた本がいくつかあり、読書を通じて考え方、価値観、人生観が広がり、そのうちの数冊は今でも繰り返し読み返している大切な本になっています。
どのような「人」と「本」と出会うかによって、人生観がガラリと変わることになるのだと体験しました。
改めて人生におけるゴールセッティングをすることの重要性に気づいたため、1ヶ月間集中して考える時間を設け、自分がなりたい方向性を決断。
その後は、主に週末の時間を使って、自己管理能力、目標達成能力や人脈開拓力をつけるためにコミュニティづくりをスタート。
コミュニティを基盤にして事業立ち上げをするための準備をしてきました。そして今なお、ご縁を大切にしながらコミュニティづくりをしています。ご縁を通じて、選択肢が広がったことに感謝しています。
noteでは自分が大事にしていることを発信
過去を振り返ると、様々な体験や経験、人との出会いをどれか一つでも欠いても今の自分はないと感じます。全ての選択に意味があるなと思います。
経営者の道を選択して感じることや、社会人として大事なこと、最近の気づきや大事にしていることなど今後Noteを通じて発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
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