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それなりの山を越えてきた


彼に、就活で苦労した話や入社してから正社員になって役職者に就くまでの話しをしたんですね。そうしたら『すごい頑張りましたね。苦労人なんですね』って言われて。

いままでこんな苦労話をしてもそう言ってくれる人がいなかったから、嬉しかったのと何だかびっくりしちゃって。

苦労したけどその先の結末は全て良い結果だったから結果オーライ!ということを伝えたら笑っていて。私そんなに苦労してなさそう?って聞いたら、そんなことはないけど、自分はずっと地元にいて友達もずっと地元にいる子ばっかだし本当にすごいなぁって言ってて。

冷静に考えれば、高校卒業して東海地区の専門学校へ進学して、稼いだバイト代を全部就活の交通費に充てて毎週東京へ通って。不採用通知ばっか受け取って就活嫌になって就活辞めたら学校から求人もらえて。今の会社の面接頑張ったら内定もらえて今度は関東に来て。
我ながらすごい人生送ってるなぁって。

環境の変化がめちゃくちゃ怖いのに、東海地区も関東も知り合いが誰一人いない土地でなんとか上手く生きて、そこで出会えた人たちがみーーーーんな良い人ばかりで今も繋がっている人がたくさんいて。
そして、今こうして彼と出会えたのもご縁だなと。

どの環境に行っても周りには恵まれているから、私はどこに行っても大丈夫!という言霊が功を制しているのかなと思ったりして。




自分の周りには自分に似た人が集まる
とか自分の周りの7人の平均が自分とか大人になってからそういう言葉をたくさん聞くようになって。

優しい人と関わりたいし自分も優しくいたいから優しさや気遣いはそれなりにできる方だと思っていて。


車でお出かけをした日に彼の分の飲み物を買って行ったんです。飲み物を渡したら彼が笑いながら『自分も買ってきたんですけど 笑』ってペットボトルが入った袋を出してきて。あ〜被ったね(笑)って2人で笑ったけど、こういう気遣いレベルが同じ人と一緒にいるのが心地いいなって。

私に任せてくれることは任せてくれるし、彼がやりたいことは彼に安心して任せられて。人に任せっぱなしが嫌な私からしたらこの感じも心地が良くて。


今までは、恋人がいても恋人と休みが合わなければ一人だしなんなら一人で楽しめるから恋人いなくてもいいか!なんて思っていたんです。
でも今は彼と好きなものが同じだから、行きたい場所も食べたいものもこの人と一緒にこれを共有したいなと思って。





『お付き合いしてくれますか?』って目を見て告白してくれたことがとても嬉しくて告白の仕方も可愛くて。『幸せですか?』って聞いてくれて『幸せだよ』って言ったら、とっても嬉しそうなお顔をしていて。

帰り際も急に手を掴んで目を見て『これからよろしくお願いしますね?』って。こちらこそだよって。


多分、彼が思っているよりも彼のことが好きで、人に嫌われたくないなって強く思ったのは本当に久しぶりで。あ〜ごめん、本当に君のことが好きだ、と。


たくさんお話しして、たくさんお出かけして、たくさん美味しいもの食べて、たくさん野球観に行って、たくさん写真撮って思い出作って思い出残そうねって。



彼といる時間は本当に楽しくてあっという間で、時間が溶けちゃったねって話していて。これから彼と楽しい時間をたくさん過ごして、幸せな時間を溶かしていこうかなと。

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