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記憶の工夫でインプットの効率化

こんにちは、hiroです。

今日は思考と記憶について考えてみたいと思います。
みなさんは視覚と聴覚のどちらの方法で記憶するタイプですか?

私は脳科学者でも心理学者でも医者でもありませんから、あまり無根拠なことは言えませので、日常の知恵ぐらいのつもりで読んで頂ければ嬉しいです。

↓ 情けないことに、昨日こんなことがありました...。



〇覚え方や想起の仕方は人それぞれ違う

私は基本的に出来事を写真として覚えています。見た画面をそのまま覚えるというような感じです。先日、その話を友人にしたところ、その友人は自分は映像として覚えていると教えてくれました。別の人に同じ質問をしてみたところ、その人は記憶は写真だけれどモノクロだと話していました。ちなみに私は映像で思い出そうとしてもあまり上手く思い出せません。場面場面では思い出せるのですが、どう頑張っても映像になりません。カラー写真で覚えています。

覚え方や想起の仕方は人それぞれ違う


〇物忘れがひどい?

このようなことを考えるようになったきっかけは、大学のゼミです。毎週ゼミで議論を行うのですが、どうしても前回の議論の内容が思い出せないのです。周りのゼミ生は、前の週の議論を思い出しながら話をしているのですが、うっすら話した記憶はあるものの、全く話についていけませんでした。自分が書いたメモを見ても思い出せないのです。その時初めて、自分の記憶について考えるようになりました。

振り返ってみれば、小さい頃から忘れ物も多く、人の話を聞いていないとよく怒られていました。書かないと覚えられないので、中学校から大学院を卒業するまで、授業のノートは全て2回書きました(授業中に1回、帰って1回)(*1)。自分は物忘れがひどいんだなと自覚してからは、忘れないようにいろいろと生活の工夫もしました。


〇そもそも覚えていなかった!

ところが、どれだけ工夫をしても物忘れがなくなりません。人の話は覚えていないし、物は失くすし、忘れ物はするし。そこで再度、自分の記憶の特徴を考えてみました。

①人の話を覚えられない。電話や会話が苦手。
②すぐに物を失くす。
③文字にしたことはかなり覚えている。
④1度行った場所はほぼ100%思い出せる。
⑤思考の興味の対象が常に変わる。

問題は①と②です。会話の場面は思い出せるのですが、その時何を話したのかを思い出せないか、思い出すのにとても時間がかかります。しかも、思い出すときには、必ず写真とセットなので、電話の内容は全くと言っていいほど覚えられません。

忘れているのではなく覚えていない

忘れ物が多いというと覚えたことを忘れるような気がしますが、実はそもそも覚えていないことの方が多いのではないかと思っています。

忘れない工夫の前に覚える工夫

私はこれに気付いてからは、③と④を使って、つまり自分の得意な視覚的な記憶を使って覚えるように注意しています。仕事では必ず目に付く所に付箋を貼り、リマインダーを多数セットしています。私が忘れていたら声をかけてもらうように周りの人にもお願いしました。今は教員をしていますので、学生にもしょっちゅう催促されています。笑


〇なぜ覚えられないのか

おそらく、私が聞いたことを覚えられない1番の原因は、常に思考しているからです(上記⑤)。イメージしづらいかもしれませんが、いつも脳内で文章で会話をしているような感じです。思考が次々と展開していき、1分前に考えていることと今考えていることが違います。だから人と話をしていると自分の頭の中で考えていることと、会話がずれてしまうので、気付いたら何を話しているか分からなくなってしまうのです。相当集中して聞かないと、人の話を全然聞いていないということがよく起こります。

思考と記憶が同時にできない

最近では、聞いているつもりを反省して、かなり意識的に人の話に集中するようにしています。そうすることで相手について、新しい気付きも増えました。やっぱり聞けていなかったのだと大反省です。

世の中には1度聞いたら忘れないという人がいます。うらやましいなと思うのですが、うらやましがっても仕方がありません。今でも気を抜くと、相変わらずにすぐに忘れてしまい困りますが、視覚で記憶するという自分の記憶の方法を理解してからは、意識的に工夫もできるようになりました。

みなさんも自分の記憶の方法を知れば、もしかしたらもう少し効率よくインプットすることができるかも!?

(*1)勘がいい方はADHDなのでは?と思われるかもしれません。私もそうかもと思い病院に行ってみましたが、ADHDではないとの診断でした。じっとできない、音が苦手などもあるので、たぶんADHD傾向ですが、まあどっちでもいいです。




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